カレー番長への道 〜望郷編〜 第2回「カリガリ」

前回訪れた『チリチリ』は渋谷から恵比寿方面へ歩いたところにあるのだが、
今回はクロスタワーの横を通過して六本木方面へ歩いてみる。
長い坂を昇りきったあたりにこの店はある。
カリガリなるカレー店だ。
銀座の老舗クラブで食べられていた裏メニューのココナッツカレーを
店舗で出すという名目で2005年に開店したお店らしい。

中に入ると個人経営のスタンドカレー風内装だ。
まずはカウンター越しに注文。
カリガリカレー、カリガリインドカレーカリガリホワイトカレー、ジャパニーズカレーの4種。
俺様はそのうちの2種類を食べる事が出来る“両がけ2色カレー”を注文した。
選択したのはカリガリカレーとカリガリインドカリーだ。
料金を払って席で待つとすぐに運ばれてくる。(値段は大盛りで980円)

カレーの海がライスの島にまで被っている。
まずはカリガリカレーを口に運ぶ。
うむ、マイルドだ。サラサラ系ではなくトロミのあるカレーになっている。
ココナッツカレーというとタイカレーが思い出されるが、
これはタイカレーとは違う深みがあるなぁ。おそらく色々な食材が煮込まれているのだろう。
生姜入ってるかな?口の中で主張してきた。
カリガリインドカレーはスパイシーだが、こちらも普通のインド系カレーとは別物。
ココナッツカレーベースにインドカレーのコクが合体したような味だ。
どちらも美味いがインパクトは若干薄いか。
と思って再び、カリガリを口へ。そしてインドを口へ。
カリガリ、インド、カリガリ、インド・・
やめられない!止まらない〜ッッ!!
なんだろうこの次々と口へ運びたくなる感じは。
特に2色がけだと如実。
片方を食べると片方の味が恋しくなる。
素晴らしいコンビネーションタッグ!
あと、ライスが白米ではなくサフランライスなのが有効打。名脇役。
ところでなんでこの店、各席に絵本が常備されてるんだろう?w

福神漬けは席には無く、トッピングとして注文する必要があるので注意!(ただし無料)
あとで調べたのだが、この店はコルスローも美味いらしい。
ちっ、頼めば良かったぜ・・。
今度来店したときはコールスローとともにトッピングも攻めてみたいぜ。

この店から歩いてすぐのところに金王八幡宮がある。
満腹の胃をさすりながら心の平安を求めて散策。
平安時代末期から室町時代までは渋谷城と呼ばれた平城だったところだ。

疲れて油断してるとつい
『金玉八幡宮(きんたま・はちまんぐう)』
と読んでしまうから気をつけろ!