カレー番長への道 〜望郷編〜 第1回「チリチリ」

何か本に書いてあったが、
カレー専門店は利益率が悪いのだという。
昼のランチタイムが終わるとほとんど客が入らず、
お酒にも合わないので夜営業できない。
原価の安いレトルトカレーを使うと
客に味でバレてしまうから材料費も下げられず、
牛丼のように安く提供する事が出来ないとか。
それがホントかウソかは置いておいて、
かつて俺様が訪れた数あるカレー専門店のほとんどが
(一部を除いて)閉店しているのは事実だ。

いざカレーが食べたくなってもココという店が
思いつかないのも寂しい。
そこで、
少しでもカレー欲を満たせる拠点を増やしていきたいので、
『カレー番長への道 〜望郷編〜』を少しずつ開始していくゼ。

さて、今回訪れたのは渋谷の『チリチリ』というお店。
渋谷駅東口から明治通りを恵比寿方面に歩いていくと到着。
結構距離がある。

店内はカウンターのみ。
常に待ち客がいる人気店だ。
二人の店員さんで回しているため、
なかなか注文を取ってくれない。

だが注文をしたら5分ぐらいでカレーが来た。
ちょー早い。

この店のメニューは
ノーマルカレー(中辛)とマサラカレー(辛口)に分かれており、
それぞれ様々なトッピングにメニューが分かれている。
チャナ豆、レンズ豆、トマト、ポーク、
チキン、チーズ、シュリンプ、野菜・・などなど。
今回は『ミックスカレー』に“ゆで玉子”をトッピングし、
ライスを大盛りとした。(1300円)

『ミックスカレー』はチーズをひいた皿の上に
トマトとほうれん草の混ぜ込まれたルーを投入したもの。
トッピングが(ルーの上に乗せず)混ぜ込まれたパターンは珍しい。

口に入れるたびにほうれん草の旨味、
トマトの旨味、チーズの旨味が口の中に広がる。
ゆで玉子もちゃんと黄身の味が主張してくるから嬉しい。
この場合カレールーはそれぞれの仲介役といった感じ。
これがポークカレーやチキンカレーになるとどうなるか
試してみたいところ。
マサラカレーも食べないと違いがわからないしな。
駅から歩く距離や高めのCPを考えても
再来したい優秀カレーの店だったゼ。

ちなみにこの店は平日のみの営業で、
ルーが無くなり次第終了との事なので気をつけあれ。