2020年振り返り

2020年3月某日。
新型コロナウイルスの感染拡大により、
俺様の勤めている会社はテレワークに切り替える事になった。

テレワークとは、主にパソコンを使って自宅で仕事をする事である。
まさか俺様が社会人をしている間にコレが実現するとは思ってもみなかった。

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理由はネガティブなものだが、
ポジティブな理由では会社はなかなか自宅勤務なんて認めないものである。
戦争というネガティブな事象の中で科学が発展したようにだ。

 

テレワーク用のパソコンは会社から支給されたノートPCである。
小さなノートPCで長時間作業するのは効率が落ちるので、
外付けキーボード、無線トラックボールを購入。
また21インチの外付けディスプレイを設置した。

俺様は家で椅子に座ってパソコンをしない。
座布団でずっと作業していたら腰に痛みが走るようになってきた。
座椅子の購入も検討したが、かつて俺様はいくつもの座椅子で失敗しているので、
かわりに小型マッサージ機を導入。
仕事スペースの横に「人をダメにするソファ」を設置し、
2時間に一回のペースで腰を揉み解す事にした。
だいぶ腰痛治ってきた。

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だがこのマッサージ機。ずっと使っていたら表面の布が破れてしまった・・。
座椅子買った(^^;;

 

それと家で仕事するときの最大の困難。
俺様が仕事に集中していると、部屋に入る扉が
カリカカリカカリカカリカリ・・・
俺様がいると遊んでくれると思って、
猫がノブにぶらさがってガラス戸を後ろ足でカリカリとアピール。
仕事にならん・・(^^;
(これを書いている今もカリカリなっているゾw)

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俺様の仕事はPC業務がほとんどなのでテレワークで効率が落ちる事は少ないのだが、
テキストやビデオチャットだけでのコミュニケーションは、
感情が伝わらないのでチームワークは落ちているように感じる。

俺様の会社は10時~19時が営業時間なのだが、
オンラインでタイムカードを押す。
普段は1時間以上の電車に揺られて出社していたが、
埼京線は遅延が常態化しているので、8時には家を出る必要があった。
在宅勤務だと9時59分ギリギリまで寝ていても問題無いw
これは大きい!
普段は電車にのっている朝の1時間を睡眠で使える。
そして夜の1時間を余暇に使える。
テレワーク最大のメリットかも知れない。

 

9時間の就業時間のうち1時間は昼休み。
ずっと太陽を浴びずに家の中にいると人間は死期が早まるので、
1時間はともかく家の周囲を歩き続けた。
家の近所の飲食店をここまで巡る事があるとは思わなかった。
5月に入るとそんな店も次々と臨時休業になっていって、
ランチ難民になってしまったけどな。

6月9日の記事で書いたように、俺様は電動自転車を購入した。
それにより昼休みの行動範囲が5km先まで広がった。
(ランチ食べて一時間以内に帰ってこれる距離)
自転車行動であれば感染リスクも低いし、
何より訪れる店の候補が激的に増えた。
ところがユニコーンギャロップと名付けたこの電動自転車。
とんでもないじゃじゃ馬だった・・。
購入して1ヶ月ぐらいたったとき、遠征先で突然バッテリーが反応しなくなった・・。
電動サポートがないとタダの重い自転車だ。
ヒーヒー言いながら自転車屋に持っていくと、
メーカーに送らないとわからないという。
それから2週間の修理期間を要した。
そのあとまた問題が起こる。
すぐにサドルのボトルが緩んでグラグラするようになった。
そのたびに六角レンチで締め直さなければならない。
ギューッと締めても翌日にはすぐに緩んだ。
それ以外でも小さなトラブルは起こっていた。
雨除けが設置できるタイプじゃないので背中が雨の日に泥だらけになる。
バッテリーが衝撃でハズレる事がある・・などだ。
そうこうしているうちにバッテリーの消耗がみるみる早くなっていった。
6月から7ヶ月(雨の日以外)毎日乗ってるから、それは想定内。
(バッテリーの寿命は500回と言われている)
そして先日、ついにジャジャ馬に決定的な事が起こった。

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遠征先でサドルが折れた・・。
太いボトルが真ん中がポッキリ・・。
こんなことあんの・・(^^;
立ち漕ぎだけで長距離を帰ったが、腰が壊れた(^^;;;;

 

さて、話を変えよう。
余暇も遊びに行けないので家で過ごすしかない。
特にブログのネタに困った。
定期的にアップしているカレー屋や居酒屋などのレポは不可能。
「静岡ホビーショー」や「東京ゲームショウ」など
毎年恒例だったイベントも全部中止。
家で出来る事と言えばゲームと映像鑑賞ぐらい。
俺様はブログを更新するために毎日のようにゲームをクリアした。
もともとゲーム記事は
「思い出深いゲームをただ遊ぶのじゃなくて記録として残しておきたい」
という意図で書いていたのだが、
今回の場合、1日1ゲームクリアをノルマのようにこなしてきたので、
けっこう辛かった。
特にファイヤープロレスリングボンバーマン
同じようなプレイの繰り返しなので、
まるでバイトでデバッグしてるような気分だった(爆)
あとMSXも久しぶりに引っ張り出してプレイしていたが、
MSXはコメントまったくつかないし、アクセス解析でもあまり読まれていない。
たぶん大帝王通信ブログの読者にMSXユーザーいない。(^^;
この時期、PCエンジン記事を多く書いたのは、
アクセスされている記事でPCエンジンのものが突出して多かったからだ。
(たぶんPCエンジンminiの影響だろう)

 

この時期を利用してYouTubeでゲーム実況を始めてみた。
視聴者数はまったく集まらないが、経験値としては大きな一歩だったと思う。
ところがPCが急激に重くなる怪奇現象と、
ネットが一日数回繋がらなくなる超常現象に襲われ、
動画配信を本格的に取り組む事は先の話となった。
かわりにハマったのはスマホカラオケアプリ「Pokekara」
仕事の合間に歌えるというのはテレワークならでは。
いま1000曲配信を目指して頑張っている。

 

断捨離目的でDVDやBDも観まくった。
もうとっくに気づいてるのだが、
普段の生活の中で購入した映像メディアを視聴する事ってめったにない。
映画館で見て特に気に入ったものは購入したりしていたのだが、
購入してから一度も観てないものって結構ある。
それらを鑑賞し、保存版にするかどうか判定する事にした。
特に連続ドラマやアニメなどのBOX系は、こういう機会でもないとまず観ない。
BOX消化するのに凄く時間が必要だものな。

 

久しぶりにPS4をドップリ遊べたのは良かったな。
今までの生活だと家のリビングでゲームを長時間をプレイする機会がほぼ無かった。
そのかわりSwitchをプレイする時間はガクッと減ったけど。
(これまでSwitchを最も遊んでいた時間は通勤電車の中だったからだ)
そうこうしているうちにPS5が登場したが、俺様はまだ購入していない。
少数生産であまり購入するには抽選に参加する必要があり、
その時点でそんなに早く買う必要がないものと判断。
PS5買ったら遊びたいと思っていた「サイバーパンク2077」は
バグだらけでまだ遊ぶには時期尚早っぽいしな~。

 

毎日、夜に酒を飲むようになった・・。
これは良くない。
たぶん胃腸は荒れている。
そしてたいして運動もしていないから確実に太っている。
(怖くて体重計には乗っていないw)
家で仕事をしていると、仕事とプライベートの区切りが全然つかない。
終業のタイムカードを打刻しても、なんだか仕事の続きのような空気。
それが続くとストレスが蓄積されていく。
そこで俺様は仕事終わりに酒を飲むようになった。
酒を飲んで体に「今はオフタイムですよー」と教え込むのである。
居酒屋にいけないストレスもあるしねー。
居酒屋で呑んでる夢を5~6回見たし(^^;;;

 

 

運動していないと書いたが、
俺様は野盗の襲来に備えて戦闘訓練を受けるために道場に通っていた。
ところがその道場も日本の緊急事態宣言によって休館。
そして緊急事態宣言の延長と同時に閉館となってしまった・・。
うう・・。殺傷能力が低下しないように今後の鍛錬プランを練らねば・・。

 

 

6月になり、緊急事態宣言は全国的に解除となったが、
俺様の会社が通常勤務に戻る事は無かった。
コロナが消滅したわけではないから、
通常のインフルエンザレベルに国の態勢が整うまで予断を許さないからだ。
それは2021年も続く。
まさかこの状態が9ヶ月以上も続くとは思っても見なかった。
(当初は2~3週間ぐらいだと思っていた)

 

秋から冬になったが、まだ気分は春。
夏なんて無かった気がする。ただ熱かっただけ。
在宅勤務でしか出来ない事も多い。
これはこれとして楽しむ事にするが、
日本経済の事もあるし、
来年は早いとこワクチンが全国民に行き渡って日常に戻るといいね~。
戻ったら日本全国遠征を再開して、日本酒飲みまくりたいぜ!

 

というわけで、2021年、マジで良いお年を!

ゲームのターゲットの話

様々な商品がそうであるように、
ゲームソフトにもターゲットというものが存在している。
ターゲット・・つまり誰に売りたい商品なのか?という事だ。
「この商品は全人類がターゲットだ!」などと言うのは簡単だが、
全ての人間が好きな料理が存在しないように、
全人類誰にも嫌われないゲームを作るのは不可能である。

一つのゲームソフトを例に取ってみよう。

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こちらは
スペースインベーダー インヴィンシブルコレクション」というSwitchのゲーム。
1978年の初代スペースインベーダー、そのカラーバージョン、
そして1978年のスペースインベーダーpart2。
それ以外はシリーズを継承したゲームが6本収録されている。
その6本目当ての人もいるだろうが、
メインのターゲットはオリジナルの「スペースインベーダー」が好きな人だろう。

「インベーダーハウス」などもオープンしていたスペースインベーダーブーム。
本作がリリースされた1978年~1980年がそのブームの期間だと言われている。
およそ40年前。
インベーダーブームの直撃世代が当時の10歳~40歳だとして、
ブーム当時を知っている人はいま50歳~80歳という事になる。
つまり「スペースインベーダー インヴィンシブルコレクション」のターゲットは、
『50~80歳で、Switchでゲームを遊ぶ可能性がある人』
という事になる。
ではその人達は何人いるのか?
そこで割り出された人数から開発費などを差し引いた値段が利益という事で、
それが黒字にならなければ商品化する価値は無い。

「オリジナルを遊んだ当時の世代じゃなくても買うかも知れないじゃないか」
と思われるかも知れない。
確かに「スペースインベーダー」が普遍的に面白いゲームと定義すれば、
それを新しい世代のユーザーに伝えられれば可能性はあるかも知れない。
だがその伝え方と根拠が無ければ数字として試算する事は出来ない。

「当時インベーダーに熱狂した人が思い出の補完で買う」
というコンセプトが変わらない以上、
試算できるターゲットはやはり50歳以上なのだ。

とすると気づかれるだろう。
10年後にこの商品を買う人は「60歳以上」であり、
20年後には「70歳以上」になる。
やがてそれを黒字化する事は不可能となり、
インベーダーの商品がこの世に出る事は無くなる。

つまり「スペースインベーダー」を生き残らせるためには、
やはりターゲットの新規開拓は不可欠なのだ。
正直、初代スペースインベーダーあたりは無料で配布してもいいぐらいだと思うよ。
(若い世代への認知を広めるために)
もしくはIPをオープンフリーにして、
世界中のクリエイターに遺伝子を引き継いだインベーダーを生み出してもらうとかね。

 

 

アストロシティミニ収録タイトルレビュー(5)「ラッドモビール」

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ラッドモビール
1991年リリース

 

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1985年にセガがリリースした「ハングオン」。
実際のバイクの形をした筐体に跨り、体を使ってバイクを操作する。
いわゆる体感ゲームと呼ばれるゲームがヒット。
同年に「スペースハリアー」、
1986年に「エンデューロレーサー」、「アウトラン」、
1987年に「スーパーハングオン」、「アフターバーナーII」、
1988年に「ギャラクシーフォースII」、「パワードリフト」、
1989年に「ターボアウトラン」といったものが登場。
これらの共通する特徴は、画面奥へ向かってコースを進む、
疑似3Dという表現方法を使っている事である。
現在では3Dと言えば、実際に三次元的な空間を作り、
その中で立体物を表示する事であるが、
疑似3Dとはそういった三次元的演算処理を使わずに、
スプライトと呼ばる平面グラフィックを組み合わせて、
奥行きがあるように見せかける表現が擬似3Dだ。
本作「ラッドモビール」の翌年、
3Dポリゴンによる「バーチャレーシング」が登場する。
そこから擬似3Dによるレースゲームは急速に衰退していく。
つまり、1991年リリースの本作「ラッドモビール」は、
疑似3Dレースゲームの蓄積された技術が詰まった
集大成と言えるゲームなのである。

 

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セガ・システム32基板の第一弾ソフト。
アメリカ大陸を横断するゲームで、20ラウンドでゴール。
ロサンゼルスからスタートして、最後はニューヨーク。
アクセルとブレーキの他に、
ワイパーとヘッドライトの専用ボタンがある。
パワードリフト」のようにコースが斜めに傾いている場面もあり、
遊園地のアトラクションのような雰囲気も楽しい。

 

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アーケードでは、車の挙動に合わせて筐体が傾く体感ギミックが楽しめた。

 

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このゲームはコースの形状がエキセントリックだったり、
対向車線の車も避ける必要があるなど、
激しいレベルデザインである反面、
路肩に衝突しても、減速するだけでクラッシュはしないので、
爽快なドライブが楽しめるように作られている。
1ラウンドの距離もショートショートでテンポが良い。

 

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途中、ポリスに追いつかれると止められて怒りをぶつけられたり、
細かい演出も楽しいぜ。

 

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3Dポリゴンゲームに比べると、
コースラインや敵車のアタリが大雑把なのだが、
疑似スクロールにしか存在しない工夫や味わいが今ならポジティブに感じられる。

 

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そしてゴールするとポリスが車の前に・・

 

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と思ったらポリスに変装(?)したギャルだった!

 

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めでたし、めでたし。


うん、結構爽快にドライブを楽しめる良ゲーだった。
本作だが、「ゲイルレーサー」という名前でセガサターン初期に移植されている。
が、ライバル機であるプレイステーション
ロンチゲーム「リッジレーサー」と比較され、
「PSでは次世代を思わせるレースゲームが出てるのにセガサターンはこれ?」
と批判の対象になった。
あの時期に擬似3Dのゲームを移植リリースする間の悪さもあるが、
移植のクオリティも低く、ラウンドごとに読み込み画面が入ったり、
背景のオブジェクトが大幅にカットされてる上に
コースの表示限界がやたら近かったり・・
まあ、移植クオリティもひどかった。
セガサターンのイメージ戦略を考えたら、
発売中止にしても良かったんじゃないかなと思う。

そんなわけでイメージの悪くなってしまった「ラッドモビール」だが、
アストロシティミニの登場で多少は名誉挽回したんじゃないかなと思う。
なにより俺様自身
「ああ、やっぱりラッドモビールって面白かったよな」と再認識したしな。

2020年に全話観たドラマまとめ

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テセウスの船」
TBS/2020年1月19日~3月22日放送/全10話
監督: 石井康晴松木彩、山室大輔
脚本:高橋麻紀
主演:竹内涼真

28年前に父親が犯した殺人事件。
そんな田村心は、タイムスリップし、事件前の父親らに出会う。

モーニングで連載されていた東元俊哉の漫画が原作。
毎回盛り上げ方が上手く、サスペンスとタイムパラドクスの配合も素晴らしかった。
ただ黒幕が唐突に判明する最終回は尻すぼみだったな。

 

 

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「絶メシロード」
テレビ東京/2020年1月25日~4月11日放送/全12話
監督:菅井祐介、古川豪、小沼雄一、原廣利
脚本:森ハヤシ、村上大樹家城啓之
主演:濱津隆之

カメラを止めるな!」で脚光を浴びた濱津隆之
地上波連続ドラマ初出演となった作品。
サラリーマンが週末のストレス発散に車で1泊2日の旅をする。
そこで食べる食事は、跡継ぎがいないなどで絶滅寸前の店にスポットを当てている。
孤独のグルメ」の亜流のような構成。
濱津隆之の人畜無害なキャラクターがうまくハマっていた。
このドラマはシリーズ化して欲しい。
絶メシの店がネタ切れするかも知れないけど(^^;

 

 

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ハケンの品格(第2期)」
日本テレビ/2020年6月17日~8月5日放送/全8話
監督:佐藤東弥、丸谷俊平
脚本:中園ミホ山口雅俊、川邊優子、山岡真介
主演:篠原涼子

伝説のスーパーハケン、大前春子が大手食品商社「S&F」に派遣されてくる。
その能力でトラブルを次々と解決する痛快娯楽ドラマ。

第一期が放送されたのは13年前。
年齢不詳の大前春子というキャラクターだからか、
篠原涼子も時間の流れを感じさせず演じていたね。
ドラマ構成もほとんど以前と変わらず安定していた。

 

 

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「ギルティ~この恋は罪ですか?~」
日本テレビ/2020年4月2日~8月6日放送/全10話
監督:河原瑶、林雅貴、野田健太
脚本:泉澤陽子、大林利江子、三浦希紗
主演:新川優愛

愛する夫と幸せな暮らしを送っていた女性ファッション誌編集者の荻野爽だったが、
愛憎渦巻く泥沼へと引きずり込まれていく。

丘上あいが「まんが王国」で連載している漫画
「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」が原作。
リアリティよりもドラマティックな仕掛け重視で混成されていて、
毎回降り掛かる裏切りや罠の畳み掛けが魅力だった。
新川優愛がかわいかったのと、小池徹平のクズ夫ぷりが際立ってた。
コロナで撮影が中断している間は再放送になったが、
副音声で新川優愛小池徹平がコメントトークをするという構成になっていて、
悪くない繋ぎになっていたね。

 

 

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「捨ててよ、安達さん。」
テレビ東京/2020年4月18日~7月4日放送/全12話
監督:大九明子、成瀬朋一、林雅貴
脚本:下田悠子、大九明子
主演:安達祐実

「毎号一つ私物を捨てる」という雑誌企画を受けた安達祐実
毎回、夢で捨てるものが擬人化して現れる。

安達祐実が本人役、そして久しぶりのガッツリ主演という点が見どころ。

 

 

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半沢直樹(第2期)」
TBS/2020年7月19日~9月27日放送/全10話
監督:福澤克雄田中健太、松木
脚本:丑尾健太郎、谷口純一郎、金沢知樹李正美
主演:堺雅人

2013年に放送された池井戸潤原作の傑作ドラマが7年ぶりに復活。
主人公・半沢直樹が東京中央銀行から
子会社の東京セントラル証券へ出向になった前作の最終回。
大手IT企業の電脳雑伎集団から、
新興IT企業スパイラルの買収に関するアドバイザー業務を委託されるが、
半沢に恨みを持つ東京中央銀行証券営業部部長の伊佐山泰二の策略により
契約を横取りされる。
電脳雑伎集団による敵対的買収からスパイラルを守るために奔走する半沢。
電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、東京中央銀行の追加融資を防いだ半沢は、
東京中央銀行に復帰する。
そこで命じられた任務は、破綻寸前の帝国航空の再建だった。
だがそこには悪徳政治家の巨大な陰謀が待ち受けていた。

前作以上にエンターテメントとして特化。
セリフの掛け合いや、逆転劇など、まるで時代劇のようだ。
ともすればコントになってしまいそうだが、
そこをシナリオ展開の緊張感でギリギリ保っている。
そこが第二期・半沢直樹の魅力であり、
全話を駆け抜けたくなる痛快娯楽ドラマに仕上がっていた。

物語の核に歌舞伎俳優が点在しており、
意図的に歌舞伎的空気感をドラマに利用している。
特に伊佐山泰二は人格破綻してるんじゃないかと思えるほど強烈で、
「こんな“べらんめえ調”の銀行員いるかよ、江戸かよココはw」と思えたww

前作に比べて半沢直樹は無敵化しており、
ヒヤヒヤするようなピンチ感は薄い。

半沢直樹はもうやらないかも知れないけど、
堺雅人のキャラクター演技がもっと見たいなぁ~。
「リーガルハイ」第三期やらないかな。

 

 

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「女子グルメバーガー部」
テレビ東京/2020年7月11日~9月26日放送/全12話
監督:本田隆一、高島夏来、湯浅弘章、近藤啓介、村上大樹、梅津芳臣
脚本:村上大樹、下亜友美、酒井善史、近藤啓介、本田隆一
主演:
瑛茉ジャスミン大原優乃、北村優衣、佐々木美玲、福田愛依、松田るか、
松本妃代、宮﨑優、宮下かな子矢島舞美、山口まゆ、横田真悠

12人の女子が毎回主人公となり、グルメバーガーとの出会いを描いたドラマ。
それぞれの女子がドラマのなかで関わり合い、
最後は全員が集まってグルメバーガーを食べるという展開は
感情移入も高まって面白かった。

 

 

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「妖怪シェアハウス」
テレビ東京/2020年8月1日~9月19日放送/全8話
監督:豊島圭介、山本大輔
脚本:西荻弓絵ブラジリィー・アン・山田、綿種アヤ
主演:小芝風花

全てが上手く行かず、荒波八幡神社の境内で行き倒れた目黒澪。
彼女を救ったのは境内で暮らす妖怪達だった・・。

ここまでファンタジーだと出オチで終わる可能性高いな~と思ってたけど、
演出が良かったのか最後まで楽しくみれた。
小芝風花ちゃんがピュアな演技でかわいかったね。
魔女の宅急便のキキやった頃はまだ少女だったのにねぇ~。
あと昔話パートでゲキメーションの宇治茶さんが採用されていて
抜群の効果を発揮していた。

 

 

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恐怖新聞
フジテレビ/2020年8月29日~10月10日放送/全7話
監督:中田秀夫、服部大二、井上昌典
脚本:高山直也
主演:白石聖佐藤大樹

契約をしてしまった人間に届く「恐怖新聞」。
未来の不幸が書かれているその新聞を読むと寿命が吸い取られる。
新聞が届けられた小野田詩弦(白石聖)をドラマは追う。

つのだじろうの人気漫画の実写ドラマ化。
1、4、6話はJホラーを牽引していた中田秀夫が監督を担当しており、
テレビドラマながらオドロオドロしい演出を楽しめた。
恐怖新聞配達人を演じた坂口涼太郎の不気味なキャラが良かったな~。
関わった人間だけでなく、
まわりの人間までおかしくなっていく理不尽さがJホラーらしくて素敵。
あと黒木瞳の娘である詩弦が年老いた姿を黒木瞳が演じるという怪演出に驚いた。
大人になってからあんなに顔変わるかな・・(^^;

 

 

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「35歳の少女」
日本テレビ/2020年10月10日~12月12日放送/全10話
監督:猪股隆一、明石広人、伊藤彰記
脚本:遊川和彦
主演:柴咲コウ

1995年、自転車事故により10歳で寝たきりとなった時岡望美。
それから25年が経ち、望美は35歳の体で目を覚ます。
2020年の世界では、両親は離婚し、家族はバラバラ。
初恋の広瀬結人は夢やぶれて荒んだ人間になっていた。

最初は子供の心のまま大人の世界に放り込まれる望美の混乱や成長を描いていたが、
後半につれて周囲の人間がそれぞれ不器用な生き方をしていて
苦難する展開になっているのが面白い。
が、望美が周囲の人間に絶望し、
広瀬結人の元から離れたあとの人格変化が急にファンタジー
あまりに不自然過ぎてドラマのテンションが急激に冷めた。
しかも母親の死をきっかけに元の望美に戻るしw
何かが憑依してたんじゃないかってぐらい。

序盤のノーメイクで10歳の心を演じる柴咲コウは迫真の演技だった。

父親の再婚先の引き篭もり息子役は
『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウレッド役だった竜星涼

 

 

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「先生を消す方法」
テレビ朝日/2020年10月31日~12月19日放送/全8話
監督:小松隆志、小野浩司
脚本:鈴木おさむ
主演:田中圭

エリートばかりの名門高に赴任してきた教師・義澤経男。
彼は意識不明となっている恋人を
階段から突き落とした犯人を追い詰める目的を持っていた。
一方、クラスの問題児達は何かと目障りな義澤経男を殺そうと企む。
そのたびに未遂に終わり、義澤経男の授業によって会心していく・・。
真犯人である副担任の頼田朝日は、生徒達を利用して義澤経男に牙を剥いていく。
と、ここまでの流れは良かったのだが、第2章となる第5話から、
殺された義澤経男が
黒魔術でゾンビとなって復活するというトンデモ展開になる・・(^^;
義澤経男が知略を尽くして生徒達を改心させ、
最後は頼田朝日を懲らしめるドラマだと思ったんだけど、
ゾンビとかアリにしちゃうと急に粗挽きドラマになっちゃうよな~。
最後はホラーっぽい終劇で、一体何を見せられているんだ・・という気分に。
海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイブルーだった山田裕貴が、
サイコ野郎の頼田朝日を体当たりで演じていたのが印象的。

アストロシティミニ収録タイトルレビュー(4)「ゴールデンアックス デスアダーの復讐」

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ゴールデンアックス デスアダーの復讐
1992年リリース

 

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ハイ・ファンタジーをイメージする濃密な世界観表現が人気となった
セガベルトスクロールアクションゲームゴールデンアックス」。
本作はその3年後にリリースされた続編である。
メガドライブで登場した「ゴールデンアックスII」
及び「ゴールデンアックスIII」とは別物。

 

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キャラクターは、バーバリアン剣士、女ケンタウロス
背中に前作のドワーフを乗せた巨漢、三又矛を使う小柄な盗賊の4人。
操作キャラはみんな前作と総入れ替えされている。
女性キャラがケンタウロスというのは相当に変化球だ。
本作は最大4人同時プレイが可能だ。

 

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前作同様にベルトスクロールアクションだが、
魔法のシステムが簡略化。

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所持している魔法の壺の数で魔法の内容が変わるシステムは無くなり、
キャラ固定の魔法1種類ずつになっている。

 

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ベルトスクロールゲームにおいて最も重要なのは、
飽きさせないステージの工夫だと思っている。
アクション自体は単調な繰り返しにならざる得ないこのジャンル。
ステージ構成側でそれを感じさせない遊びや演出を上手くデザインできると
そのベルトスクロールアクションは良質となる。

 

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奥面へのスクロール、カマキリなどの変わった乗り物、
ルート分岐、虐げられる捕虜達、松明をつけると明るくなる洞窟、
魔法を使ったときに灰になるザコ敵の顔が大きく映し出される・・など、
細かい仕掛けがプレイを飽きさせない。
また、上質なドット絵もプレイ意欲を盛り上げる。

そしていよいよデス=アダーとの決戦。

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最初は魔力を吸い込む盾を持っているので、魔法は温存しよう。

 

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盾が壊れたらラウンド2。

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今度は魔法を使ってデス=アダー討伐!

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デス=アダーの姿を象った自己顕示欲の強い城が崩壊していく。

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ドラゴンに乗って脱出。

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するとまだ生きていたデス=アダーが追ってきた!
最終決戦!

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何か超破壊魔法を放とうとしたデス=アダー。
そこへドワーフのギリウスが飛びついて一緒に落下!

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ギリウスはデス=アダーとともに爆発・・。

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悲しみに浸る間もないままに「Fin」。

 

本作はセガ・システム32基盤のタイトルであり、32ビット対応のゲームである。
それだけにメガドライブスーパーファミコンへの移植は難易度が高かったのだろう。
だったらセガサターンで出せば良かったんじゃないかと思うが、
ドット絵のベルトスクロールゲームの時代はもう終わったと思われていたのか、
本作の家庭用移植は叶わず、アーケード3作目であり、
2D格闘ゲームとして作られた「ゴールデンアックス・ザ・デュエル」のみが
セガサターンに移植された。
ゲームが3Dへと急激に変化していった時代の荒波に埋もれた
悲劇のタイトルの一つと言って良いだろう。

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最後に余談を一つ。
本作で登場する女ケンタウロス
女性の上半身と馬の下半身を持つキャラクターであるが、
カマキリなどの乗り物にはどうやって乗るのか?
なんとこの女ケンタウロス

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乗り物に乗ると人間の生足に切り替わる(^^;
なんともセガセガしい割り切りであるw

カレー番長への道 ~望郷編~ 第268回「スパイシーカリーハウス 半月」

銀座の街を歩いていた。
昼時になると行列を作っているラーメン屋は珍しくない土地。
一つの通りに4~5軒のラーメン屋があったりする。
どこかで久しぶりにラーメンでも食べるかな~と考えていたら、
偶然にカレー専門店を発見、それがこちら。

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「スパイシーカリーハウス 半月」というお店。
中はカウンターとテーブル席が一卓。
券売機でメニューを選択。
用意されているカレーは2種類。
「本日のカレー」と書かれているので、日によりカレーの種類が変わるのだろう。
この日は「ココナッツチキンカレー」「牛煮込みカレー」だった。
両方食べれる「2種盛り」もあったので俺様はそちらを選択。
それに加えて100円のトッピングで「スパイシー玉子」をつけた。
ライスは大盛が無料サービス。
そんなに待たずにカレーがやってきた。

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中央にサフランライスのダム。
両サイドに2種のカレーの海。
ライスの上には枝豆、パクチー、ニンジンの副菜が乗っている。
それにトッピングのスパイシー玉子。
福神漬けはテーブルに常設。
まず「ココナッツチキンカレー」を食べてみる。
おお~、これは繊細な味わいだなぁ。
ココナッツが入ってるから、もっとタイカレーみたいなのを想像してたけど、
ココナッツはそこまで前面に出ず、配合されたスパイスがとてもよく効いている。
そして「牛煮込みカレー」はビーフシチューのような濃厚さ!
これとスパイシー玉子が絶妙にマッチ!
どちらも手の込んだカレー愛を感じる作品だったなぁ~。

帰りに入り口のメニューを見ると、
「牛煮込みカレー」が「4種の豆カレー」に変わっていた!

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なるほどな~。
カレーは常時2種類で、品切れになったらカレーを切り替えるのか~。
次に来たときは別の2種カレーが食べれるに違いない。
次回が楽しみ♪