88ゲーム回想録(72)「クレイジーランド」


クレイジーランド
パックスソフトニカ
1985年5月
6800円(ディスク)
作者/F.SATO
MUSIC/Y.SATO

本作はパックスソフトニカの
「DISKゲームシリーズ」第1弾としてリリースされたタイトルである。


主人公はシルクハットを被ったズッ君。
敵はカベゴン一家。属性の違う3種。


ゲームは1画面固定。
テンキーの2468で4方向に移動。
アイテムの方を向いてスペースキーを押すとアイテムを取る。
何も無い方向を向いてスペースキーを押すと水飛沫みたいなのを発射する。
カベゴン一家に触れたらミス。
残機が全部無くなるとゲームオーバー。
ステージ1の画面では右上に扉がある。
この扉をスペースキーで開いて入ればステージクリアだ。
だがその前にLOCKという錠前があるのが見えるだろう。
この錠前はカギを取っている状態で排除できる。
それ以外にも水たまりを排除するためにはバケツを使うなど、
アイテムには様々な意味がある。
ところがこのゲーム。
アイテムはつねに一つしか持てない上書き方式。
つまりどういう事か?
カギを先に取り、錠前を排除する前に
別のアイテムを持つとカギが永遠に手に入らず手詰まりとなる。
そんな感じで敵を倒すのも色々と段取りがあり、
手順を間違えるとすぐ手詰り。
敵から逃げ回るだけでも大変な本作。
ちなみに
どのアイテムがどういう効果があるかは
絵で判断するしかない(^◇^;)
しかもこれ全60ステージもあるw


謎解きのようなゲームにしたいなら
ここまで敵がプレイヤーを全力で追い詰める必要ないし、
60ステージを長い時間かけてトライ&エラーさせるつもりなら、
クリアしたステージまでは選択して再開できるようにして欲しかった。
ちなみにオリジナルステージを作れる「ROUND EDIT」機能は実装されている。


今回、ラウンド3まで頑張ったけど、60ステージは遠い道のりだ。


このパックスソフトニカという会社は、
「アタック・フォー」というMSX向けのバレーボールゲームを開発。
任天堂ファミコンでリリースしたヒット作「バレーボール」の原作となった。
それをきっかけに、ファミコンソフトの開発下請け会社へとシフトする。
ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島「MOTHER」
モグラ~ニャ」といった有名タイトルの開発に関わっている。
(現在は存在していない)