「京ちゃばな」は創作お好み焼きをコンセプトとした
昭和五十一年に京都で創業したお好み焼き店である。
なぜ姫路に来て京都発祥のお好み焼きを食べるのか?
まずはその経緯を説明せねばなるまい。
姫路最後の夜。食べ残したご当地グルメとして
「どろ焼き」と「姫路ちゃんぽん」というものがあった。
「どろ焼き」とはもともとたこ焼きを鉄板で作ろうとしたのが始まりで、
お好み焼きともんじゃ焼きの間のような料理。
「姫路ちゃんぽん」は中華麺とうどん麺をミックスした焼きそばのこと。
どちらも姫路発祥らしい。
この2つが食べられる店をオープン時間に訪れたのだが、開店と同時に満席。
何軒かにフラれた上で、
「姫路ちゃんぽん」が食べれるらしいと検索されたこの店に辿り着いたわけである。
まずは「だし巻き卵の鉄板焼き」。
トロトロのうちに鉄板にのせられるから、
アツアツの半生状態で食べられるのが一般的な「だし巻き卵」とは違う点。
鉄板焼き屋ならではの食べ方だね。
めちゃめちゃ美味い!
続いては「ホルモン焼き」。
これも鉄板でアツアツのまま食べれるから、
ホルモンがベストな状態で口に運ばれるんだなあ。幸せ。
いよいよ来ました「姫路ちゃんぽん」。
もう見るからに美味そうだろ?
ちゃんぽん麺に目玉焼き、かつお節、天かす、キャベツ、シーフード、
紅生姜、万能ネギが乗る。
全体を混ぜて食べると口の中がパラダイス銀河!
太さの違う麺が食感に深みを出しているねぇ。
あっぱれ!
最後にこの店の名物だという創作お好み焼き「トマトお好み焼き」を頂く。
トッピングは「牛すじ&コンニャク」だ。
ん?待って。
お好み焼きにしては随分とドロっとしてるよね?
もしかしてこれ「ドロ焼き」なの!?
真相を聞くチャンスは無かったが、これがまた滅法美味い!
お好み焼きにトマトがめちゃめちゃ合うんだなコレ!!
結果、何食べても美味い店でした。あっぱれ。
飲んだアルコールは生ビール2杯にメガハイボール2杯。
鉄板の熱で思わずゴクゴク行っちゃいましたよ。
それにしてもこの店舗があるグランフェスタ6番街という地下街。
呑兵衛向きの魅力的な店舗がたくさんあるじゃあないの。
また姫路に来る事があったら掘り下げたいなあ。