カレー番長への道 ~望郷編~ 第459回「スパイスパレット」

今回は秋葉原にある「スパイスパレット」でカレー修行だ。


雑居ビルの2階にあるこの店。
何と隣のビルの1階には「カレーは飲み物。」が営業している。
現地に着いたとき
「もしかしてスパイスパレットって『カレーは飲み物。』のこと?」
と間違えて入ってしまうところだった。危ない危ない。
店内は入ってすぐに横長のカウンター。
奥の窓側にはテーブル席が何卓かある模様。
グランドメニューはキーマチキンカレー、チキンカレー、キーマカレーの3種。
それ以外に特別メニューが切り替わりであるらしく、
俺様が訪れたときは「チキンバーダック」というカレーがそれだった。
俺様はキーマとチキンが両方食べられるキーマチキンカレーを選択。
トッピングにチーズ地養卵温玉を追加し、ライスを大盛り(無料)にした。
計1300円。

 

カレーが来る前にまずはスパイススープが運ばれてくる。


消化促進・整腸作用のあるスパイスが使われているとのこと。
酸味があってカレー前に体内にカレー準備を呼びかけるようなスープ。
これいいね。


そしてカレーがやってくる。


ライスはターメリッククローブ、シナモン、ローリエ等を使ったスパイスライス。
その上に乗っているのがキーマ。
海になっているのがチキンカレーだ。
サイドに3種の副菜が添えられている。


激辛のゴーヤ、旨辛のタマネギ、甘酸味のニンジン。
これらは少しずつカレーと混ぜて食べるように勧められた。
店の名前がパレットなのも、皿を絵の具のパレットに見立てて
色を作っていくように食べて欲しいからだとか。
チーズは両方のカレーに乗せられて焼き目が入っている。
温玉は別容器に入っているので、後半に使って楽しむ事にする。
キーマは少しだけピリピリ感があるが、クドすぎない旨味系。
チキンカレーはマイルド系。どちらもレベルが高い。
そして驚くべきは3種の副菜。
本当にカレーの味が変わるし、
方向性も違うので楽しい。

卵とチーズも味変に大活躍。
それにしても激辛ゴーヤは注意が必要。
これを食べるまでは優しいカレーだと思っていたが、
このゴーヤを混ぜた瞬間に激辛カレーに大変身。
最後の方に多めに残していたために逃げ場を失うヒリヒリ状態に(^^;
これは最初から少しずつ使っていくべきだった・・。
秋葉原はB級ガテン系カレーが多い土地だが、
ここのカレーは一線を画すアート系カレーであった。