カレー番長への道 ~望郷編~ 第386回「キッチンABC」

池袋にある「キッチンABC」にやってきた。
ここは昭和44年創業の老舗洋食レストランである。
2023年1月現在、西池袋、東池袋、南大塚、江古田という4箇所に店舗がある。
いずれも近い位置関係にあり、ご当地洋食店と言ってもいいだろう。
今回は西池袋店の方へやってきた。


ちなみにこの店の2階には「蒙古タンメン中本」があり、
並びには「火星カレー」がある。


「キッチンABC」では
オリエンタルライス、インデアンライス、揚げ物といった名物に
黒カレーも名を連ねて人気である。
その黒カレーを食べに来たというわけだ。
だがここまで来て黒カレーだけ食べて帰るのも寂しい。
メニューを見ると、オリエンタルライスと黒カレーをセットに出来るらしい!
やったぜ!!
俺様は「オリエンタルライス+黒カレーを注文。
やがてカレーがやってくる。


やはり美味い洋食には絵ヂカラがあるなぁ。
この黒光りしたカレーと卵の黄身のコントラストの美しさよ。
そして陸地には豊かな肉の森が広がる。
福神漬は盛られた状態でやってくる。みそ汁つき。
さて、実食だ。


まずはオリエンタルライスから頂こう。
オリエンタルライスは特製秘伝のタレで炒めた豚肉とニラを
ライスの上に乗せて生卵を落としたもの。
このタレが甘くて絶品!
これだけでライスを掻っ込みたくなるが、グッと我慢。
続いて黒カレー
見た目から濃厚な味を想像するだろうけど、
見た目ほどクドくはない。濃厚さよりも旨味が勝っている。
次々と口に運びたくなる旨味の洪水カレー。
そして黄身を溶かして食べる。まろやかさが増す。
最後にはオリエンタル勢と混ぜてエピローグへ!
これがまたバカウマ。
オリエンタルがめちゃめちゃ贅沢なカレーの具と化す。
ペロリと無くなる。
いや~、ABCキッチンはやはり実力店だ。
今回は食べなかった揚げ物や、インディアンライスも食べたいし、
寺門ジモンさんが考案したカレー風味焼肉もいずれこちらで紹介したい。