コロナ禍によって開催中止となっていた東北三大祭りの一つ「仙台七夕まつり」。
今年、2019年以来の開催となったという事で、仙台まで来てみた。
江戸時代初期、伊達政宗がご当地の祭りとして盛んになったと言われている。
仙台七夕まつりの特徴は、商店街に吊るされた大きな七夕飾りだ。
これは七つ飾りと言い、
短冊、紙衣、折鶴、巾着、投網、くずかご、吹き流し・・
というものがそれぞれ意味を持って飾られているとのこと。
仙台駅付近には巨大な商店街が何本か走っており、
そこに七夕飾りがずらりと吊るされている。
屋根の無い商店街だと飾り方が異なる。
突然の雨が降ってきても安心。
ササッとこのような形で収納される。
慣れたものだ。
飾りは商店街以外でも街のいたるところで見る事ができる。
街全体で作り上げている地域密着型のお祭りという感じ。
一番の見どころは3つの商店街が分かれる位置にある8万羽の折り鶴飾り!
もっと観光客にアピールするためには、電動で動いたり、
電飾でイリュミネーション化したりすればバエると思うが、
伝統を大事にしているからそういう方向には行かないんだろうね。
ただ「まつり」というにはあまりにイベント感が薄い。
食べ歩きや飲み歩きや禁止。
コロナ禍前には開催されていたという
「動く七夕パレード」や「夕涼みコンサート」も開催されず。
ただただ飾りを見上げながら商店街を練り歩くゆったりした場になっている。
地元の人のための祭りっぽいが、
県外から来た人は飾りつけを眺めつつ、
商店街の魅力に触れるのが正しい楽しみ方だろう。
昭和っぽいバーがあったりとか。
浅草と沖縄を合わせた韓国風の店とか。
手作り過ぎる階段とか。
案内所なのか喫茶店なのか
入店に迷うスポットとか。
昼は誰もいない横丁とか。
横丁のさらに横丁の奥とか。
冷凍パンの自販機とか。
ラーメンと餃子の自販機とか。
牛たんと焼肉の自販機とか。
昆虫食の自販機とか。
銀座感ゼロの仙台銀座とか。
新崎人生体操とか。
昭和館のある仙台の繁華街は
何だかホッと安心する卑猥さがあるぜw
夜も遅くなったのでこちらで一杯。
俺様は純米吟醸酒飲み比べ5種を注文。
自分で5種類を選ぶのだが、
「この中で珍しいのはどれですか?」と店員さんに聞いたら
「どれもポピュラーですよ~」と苦笑していたので
仕方なくテキトーに5種選択。
全部辛口だった。
他のお客さんが同じものを注文したときに
「人気のものはどれですか?」と聞いたら
「どれも人気ですよ~」と苦笑していたから、
「自分の運命は自分で決めろ」という方針なのかも知れないw
ツマミに一緒に頼んだ「南蛮みそ漬け」がめっちゃ辛くて、
とても日本酒の味比べどころでは無くなった(^^;
ヒーヒー言いながら早々にホテルへ退散。
翌日、商店街に行ったら、魔法が解けたように飾り付けが全て無くなっていた。