やっぱりセガが好き第73回「孔雀王2 幻影城」


孔雀王幻影城
セガ
1989年11月25日/アクション/6000円

 


メガドライブ発売から1年が経過し、
まだまだタイトル数が足りない頃に発売した版権モノ
漫画(アニメ)原作のゲームとしては
「おそ松くん はちゃめちゃ劇場」
北斗の拳世紀末救世主伝説に続く3本目である。

孔雀王」は荻野真先生が週刊ヤングジャンプに連載していた漫画である。
密教の僧がその法術を使って魔物退治するといった内容で、
宗教的な力で戦うという点が当時とても新鮮だった。
実のところ俺様はちゃんと「孔雀王」を読んでおらず、
俺様の「孔雀王」のイメージは、
三上博史とユン・ピョウが共演した実写映画だったりするw

1988年9月23日にセガマークIIIで「孔雀王」がAVGとしてリリースされているが、
本作はそれの続編ではない。
本作発売時期に「孔雀王」はOVA化されており、
本作はOVAの第2巻「幻影城」のゲーム化だから
孔雀王幻影城」という事らしい。
ややこしや~。

セガ第二研究開発部が開発。

 

 


星は復活を示しています。

 


あの第6天魔王 織田信長が……

 


孔雀にいってもらわねば。

 

省略し過ぎてゲームしかプレイしていない人には
この二人が誰で何を言っているのかさっぱりわからないオープニングである。

 




孔雀よ、阿修羅をたすけたくば安土城へこい。

 


本作はサイドビューのアクションゲームだ。
ライフ制でダメージを受けるとライフが減り、
ライフが無くなると残機を消費してその場で復活。
残機が尽きるとゲームオーバーだがコンティニューできる。

 


Cボタンでジャンプ。下方向でしゃがむ。
パンチやキックなどの直接攻撃は無く、
Bボタンを押すと法術を使う。


最初から使える法術はまっすぐ飛ぶ光弾。
Bボタンを押し続けるとパワーゲージが溜まり、
MAXまで溜めて放すとより強力な光弾を発射できる。

 




アイテムは「青玉」と「赤玉」がある。
「青玉」は体力回復。
「赤玉」はパワーゲージの溜める速度が上がる。
4段階までスピードが上がるが、ダメージを受けると一段階下がる。

 


しばらく進むと2つ目の法術をゲット。
これはパワーゲージを溜めたあとに放つと、
火炎を(溜めたゲージ分)放射し続ける技だ。
上下方向に入れると火炎の角度を変えられるのが特徴。
Aボタンで使う法術を切り替えられる。

 




3つ目の法術は壁で跳ね返る6発の光弾を周囲に放つ。
これはラインを合わせづらい敵に攻撃を当てるのに重宝する。

 


ステージ3のここがめっちゃ難しい・・。
下の溶岩みたいなところに落ちると即死。
この岩場を乗り継いで進むのだが、
岩場は溶岩の中に沈んだりするし、
敵も襲ってくる。

 




ステージ6はジャンプに失敗すると、
落ちてルートの最初の方まで戻される設計。
嫌がらせステージだ。
ギーガーっぽいデザイン。

 

 

ステージ7で信長との対決。
ちなみに4つ目の法術は画面全体にダメージを与える。


だがこの法術は取った数だけしか使えないので、
最終ボスまで温存しておくべし。

 


ステージ8は最終決戦。
実はこのボス、左端で攻撃をジャンプで避けながら
法術を撃ち続けていれば勝てる。弱い。

 


クリアすると全裸のご褒美。ヒュー。

 

CONGRATULATIONS ON YOUR SUCCESSFULLY COMPLETING THIS GAME.
MANY THANKS FOR YOUR HAVING ENABLED KUJAKU TO SAVE ASHURA.
SINCE NOBUNAGA'S EVIL AMBITION HAS BEEN THWARTED,
KELVIN WILL NEVER RETURN TO LIFE AGAIN,
WE GREATLY APPRECIATE YOUR PLAYING KUJAKUO 2 
AND WISH TO ACKOWLEDGE THE COOPERATION AND 
ASSISTANCE RENDERED BY ALL THOSE PERSONS CONCERNED
IN DEVELOPING THIS GAME.

NOW,ALLOW US TO PRESENT OUR STAFF TO YOU....


STAFF

PLANNED BY
SUKEBE J

GRAPHICS DESIGNED BY
PHENIX RIE
UD 1
CHOKO

PROGRAMMED BY
SEXY DYNAMITE
BENJO KOUROGI

ALL SONGS WRITTEN BY
TARNYA

PRSENTED BY
SEGA

 

ジャンプの反応がイマイチで、アクションの難度は高い。
前述したように俺様は「孔雀王」に詳しくないので
原作の魅力がゲームとして昇華できているかはよくわからない。
本作をプレイするだけではストーリー展開は謎でしかなく、
OVAで内容を補完する事が前提で作られているように思える。
4種類の法術を使い分けて進む構成は面白かったね。