MSXとはMSXの事である 第27回「コナミゲームコレクション」

MSXで精力的にタイトルを提供してきたコナミ
MSXにもディスクドライブが標準装備されるようになり、
コナミはそれまで発売してきたゲームを複数収録した
コナミゲームコレクション」というシリーズ
ディスクメディアで展開していた。

 


コナミゲームコレクション Vol.1
(コナミ)
1989年1月/MSX/オムニバス/4800円
収録作品は「魔城伝説」「けっきょく南極大冒険
イー・アル・カンフー」「イーガー皇帝の逆襲」「秘蔵版・王家の谷」の5本。
シリーズ中、本作のみディスク2枚組。

 


コナミゲームコレクション Vol.2
(コナミ)
1989年1月/MSX/オムニバス/4800円
収録作品はコナミのボクシング」「コナミのテニス」「ハスラー
ハイパーオリンピック1」「ハイパースポーツ2」の5本。

 


コナミゲームコレクション Vol.3
(コナミ)
1989年4月/MSX/オムニバス/4800円
収録作品はツインビー」「スーパーコブラ」「スカイジャガー」
「タイム・パイロット」「ネメシス」の5本。

 


コナミゲームコレクション Vol.4
(コナミ)
1989年4月/MSX/オムニバス/4800円
収録作品はコナミのサッカー」「コナミのピンポン」
コナミのゴルフ」「ハイパーオリンピック2」「ハイパースポーツ3」の5本。

 

 


コナミゲームコレクション -番外編-
(コナミ)
1989年4月/MSX2/オムニバス/4800円

 


今回プレイしたのはこちら番外編
「Vol.5」ではなく番外編。
これまでの4作のように旧作を複数収録しただけでなく、
本作用にオリジナルゲームも混ぜて収録されている。
1作目から4作目まではMSX1用だったが、本作はMSX2になっている。
これまではMSX1向けに作られたゲームの詰め合わせだったので
あえてMSX1用としても問題が無かったが、
新作を収録するとなると、あえてMSX1向けに作る意味合いは薄いので、
MSX2用としたのだろう。
当時、DISKを装備しているのにまだMSX1を使っている人も少なかったと思われる。

 


ゲームはメニューで
コナミレトロゲーム」「一発ゲーム」「パーティゲームに分かれている。
コナミレトロゲーム」はこれまでのように過去作の詰め合わせで、
「ピポルス」「コナミ・ハイパーラリー」「ロードファイターが遊べる。

「一発ゲーム」にはオリジナルゲームが2本収録されている。
はっきり言って本作のメインコンテンツはこれらだ。
1本目は「つるりん君」


プレイヤーはお寺の小坊主つるりん君。
お経を唱える和尚さんの目を盗んでモチを食べるゲームだ。


つるりん君は左右移動で3ヶ所に座る位置を変えられる。
モチの前に言ったらスペースキーでモチに手を伸ばす!


その瞬間を和尚さんに見られてしまうと
撞木(木魚を叩く棒)で頭を殴打されます。(虐待w)


3回叩かれるとコブが3つ出来てゲームオーバーだ。
見つからないコツはフェイントだ。
例えば左に座っていると、和尚さんが気にしてチラチラ見てくる。
タイミングを見計らい、チラッと見た瞬間に
素早く右端へと移動してモチをパクリ!
これを繰り返せば良いのである。


全てのモチを平らげると12個。
だが見てくれ、画面上部のカウンターを。
9999万9999個まで数える気でいやがる・・。
何時間遊べばそこに到達するのだろう?(^_^;
ゲームの難易度はそんなに上がらないのだが、
長時間同じ事を繰り返す事に心が折れるぜ・・。

さて、この「つるりん君」。
何がそんなに気に入られたのか、
アーケードゲームとして移植されているw


100円払ってやるゲームか?と思われるかも知れないが、
アーケード版は特定のスコアに達すると景品が出てくる仕組みだったらしい。


2本目は「はいぱーそーめん」


タイトル画面から入ると準備運動から始まる。

そしてお椀を持ってゲーム開始!


プレイヤーの左右には流しそうめんのレール。
左右から流れてくるそーめんを落とさないように食べる。
そーめんが落ちる瞬間にその方向を押していればOK。
押しっぱなしでも良いのでタイミングを上手く狙う必要はない。


だが途中、モチのようなものが転がってくる。
これを食べてしまうと喉をつまらせてしまってミスになるので見過ごすべし。

 

100杯まで食べると「まず100。」と表示されてミスが帳消しにされる。

こちらもそーめん9999万9999杯目指して頑張ろ~w


パーティゲーム」は2人から4人まで遊ぶゲームが2本入っている。
1本目は「タイトルあわせ」


裏返しになっているMSXゲームのROM。
交代でめくって2つ同じROMを当てる。


つまり神経衰弱だが、実際のMSXゲームROM絵が元になっていて、
それだけでもなかなか楽しい。

 

2本目はアゴボード」


最初に何人で遊ぶか?何個並べたら勝利とするか?
挟んでひっくり返すか?待ったありかなしか?を決める。


中身は2~4人で遊べる変則五目並べ


今回は単品で長く遊べるものは少ないのだが、
友達が遊びに来た時、短時間で勝負をつけるアイテムとして楽しんだね。