ラーメンはたまに食べるぐらいがちょうどいい(72)「居酒屋都」

上戸田にある五叉路という場所。
以前訪れた「麺屋あがら」が有名だが、
その何軒か隣にある「居酒屋都」というところも、
昼はラーメン屋として機能している。
今回はこの「居酒屋都」でたまのラーメンだ。

店内に入ると長いカウンター。
奥にはテーブル席もあるみたいだ。
カウンターに座りメニューに目を通す。
醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンが揃っている。
その他にはワンタンメン、チャーシューメン、ネギラーメン、
ネギ味噌ラーメン、ネギチャーシューメン、とりそば・・
とメニューは豊富。
定食は「唐揚げ定食」のみ。
ご飯物としては「炙りチャーシュー丼」と「炒飯」もあるぜ。
そとの看板に「塩ラーメン大好評」と書いてあったので、
俺様は「ラーメン炒飯セット」で塩ラーメンを注文した。
やがてラーメンがやってくる。

塩ラーメンは透明度の高いスープに焦がしネギが浮いている。
同時に刻みネギも入っている。
そして具は太めのメンマ、ほうれん草、チャーシュー。
麺は細麺ストレート。
スープを飲むと香ばしい塩気が口の中に広がる。
うんまーい！
麺にはあんまりスープが絡まない控えめな味わい。

ああ、これはね。
昭和の時代にデパートの屋上で食べたザ・塩ラーメンだよ。
凄い想い出が蘇るよ。
醤油ラーメンしか食べた事が無かった小学生当時。
初めてデパートの屋上で塩ラーメンを食べて衝撃を受けた。
ラーメンてスープが違うとこんなに味変わるの!?ってね。
それ以来、俺様の中で塩ラーメンは一段高いところにあるラーメンなんだけど、
いつの間にかラーメンは進化し、あの頃の塩ラーメンとは別の次元に行っていた。
それはそれで美味いんだけど、昭和塩ラーメンが味わえないのは寂しくもあった。
それがあったんだ。ここに。