ぶた丸パンツ
(HAL研究所)
1983年/MSX/アクション/4800円
MSXが販売された初期。
MSXオリジナル作品として「ぶた丸パンツ」はHAL研究所から誕生した。
主人公は豚の「ぶた丸」。
主人公の上空に浮かぶ雲の上には「雷のパンツ君」。
パンツ君は上空から卵を落としてくる。
ぶた丸は手に持つフライパンで卵をキャッチできる。
両端のパイプに一定数の卵を運ぶとステージクリア。
操作は左右の移動とジャンプ。
卵が落ちてきたらフライパンの上でキャッチすると卵を取れるが、
ぶた丸の体に当たってしまうとミスになってしまう。
また、地面には黒い石が落ちていて、その上を移動するとコケる。
ジャンプで飛び越えよう。
パンツ君はたまに赤い卵を落としてくる。
赤い卵は、キャッチしたあとに上ボタンを押すと
赤卵を上空に投げる事ができ、パンツ君にぶつけると高得点となる。
(落下したパンツ君はしばらくすると復活する)
ステージが進むと、地面から顔を出して攻撃してくるモグラ、
画面を左右に横断する黒いバケモノ(ちりとりオジサン)などが登場。
(ちりとりオジサンは割れた卵の殻を食べると大きくなる)
雲の配置や石の配置も変化する。
石でコケている間に攻撃を食らったり、
キャッチした卵に他の卵が当たって割れてしまったり、
一筋縄ではいかなくなってくるぜ。
ジャンプしながらキャッチするなど、
応用操作を駆使してなんとか卵を集めよう!
今回のプレイではステージ8到達が限界だった。
このゲームに終わりはあるのか?
ステージ99をクリアした人がいたら、ぜひどうなったか教えて欲しい。
なぜ雷小僧が卵を落とすのか?
そしてなぜ豚がそれを受け止め、パイプへ運ぶとクリアなのか?
発売から38年経過した現在でも解明されてはいない。
だが、その理不尽な世界に疑問を持たず、
与えられた目標に邁進するぶた丸の姿に、
我々は不思議な魅力を感じざる得ないのである。