わが青春のPCエンジン(48)「極楽!中華大仙」

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極楽!中華大仙
(タイトー)
1992年3月13日/シューティング/6800円

 

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タイトーのPCエンジンタイトル23作目。
ホット・ビィが開発したアーケード用シューティング「中華大仙」。
水墨画のような背景に西遊記のようなキャラクター。
敵キャラとしてシュウマイや餃子が飛び交う不思議な世界観は、
当時、わりと好きだった。
最初にプレイしたのはMSX2版で、
続いてX68000版でアーケード版に忠実な移植を堪能できた。
そんな「中華大仙」のリメイクとして登場したのがPCエンジンの本作であった。
MSX2版とセガ・マスターシステム版はホット・ビィが開発しているが、
「極楽!中華大仙」はタイトーの内作のようだ。

 

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ゲームをスタートするとアーケード版には無かったプロローグから始まる。
中華美女が雲に乗って登場。

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と思ったらシャボンみたいなのに閉じ込められちゃった!

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ぴいぴいとんからこん。
たいへんたいへん
天の使いの少女テス・ミンが
悪い妖怪にさらわれた!
いそげリッキー・チェン
彼女を取り戻せ。
君がやらねば誰がやる!

 

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リメイクと言ってもステージ構成もシステム構成もガラリと変わっており、
続編と呼んでも良いくらい別ゲームになっている。

 

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システム的な大きな違いは自機の左右反転操作が加わった点。
これにより、背後から攻撃してくる敵に対しては
向きを変えて対処というゲーム性になった。
あとはショットボタンで2種類の攻撃が同時に出るのみ。
体力制ではなく、一撃で残機が減り、コンティニュー回数も制限がある等、
難易度的には厳しい部類のゲームになるだろう。

 

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ステージの途中に登場する中ボスを倒すと
空中に扉が開いて、それに触れるとサブウェポンを切り替える事ができる施設が開く。
ファンタジーゾーンのショップのようだが、特にお金などは消費せず、
4つの中から好きなものを選べる。

 

そしてボス戦。

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ボス戦に入ると死んでもその場で復活してくれる。

 

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ついにテス・ミンの元に辿り着くが、
ボスキャラとして攻撃してくるではないか!

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やられたらやり返す・・倍返しシューティングだ!

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苦戦したテス・ミン。
むきになって龍になりやがった。

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なんとか撃破すると封印が解けるテス・ミン。

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ナイスキャッチだ筋斗雲。
めでたしめでたし、バイバーイ。

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-STAFF-

EXECUTIVE PRODUCER
TAKEO SHIRASAKA

PRODUCER
YOSHIO IAMURA

MANAGER
SHOJI TAKAHASHI

DIRECTOR
HARUTOKI KUME

GRAPHIC DESIGN
KEISUKE MIYANAGA
KAZUHIRO OHARA
AKISHI IMAI
HITOMI KUSANO
ERIKA TSUKAHARA
HIROFUMI AIZAWA
NORIO NAKAGAMI
MASAMOTO FUJIWARA
MAKOTO KIMURA
NAOKO KITAGAWA
YUJI UENO
HIDEKI NOMURA

SOUND
NOBORU KOSHINAKA
ISAO MIZUGUCHI

BUG CHECKER
KIYOSHI BANDOH

SPECIAL THANKS TO
MR.TANIZAWA
MR.TAKAGI

VG SECTION
MR.ITOH
MR.HORIMOTO
MR.KAWANO

NEW FACE

PROGRAM
YUJIX 'JN1KTJ' TERADA

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超巨大なボスとか、回転拡大とか、特別な技術をアピールするシーンもなく、
オリジナル「中華大仙」の世界観を別構成で再現するに留まった作品だった。
もうちょっと見せ場があってもいい気がするけど、
そもそも好きな「中華大仙」を別構成で楽しめるというだけで価値があったね。