わが青春のPCエンジン(116)「デビルクラッシュ」

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デビルクラッシュ
(ナグザット)
1990年7月20日ピンボール/6300円

 

前回紹介した「エイリアンクラッシュ」発売から1年10ヶ月後。
続編となるピンボールゲームが登場した。
開発は同じくコンパイル
タイトル画面にはNAXAT表記の横に「RED」とも表記されている。
レッドカンパニーが本作の開発に何かしら関わっていたのか?
なお、本作は1年後にメガドライブへ移植がされているが、
そちらの開発と販売はテクノソフトが行っている。

 

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前作「エイリアンクラッシュ」は
ギーガーのエイリアンをイメージしてデザインされていたが、
本作はギーガー調では無くなり、悪魔系の世界観でまとめている。
前作よりさらに禍々しく、ビジュアルの魅力は進化している。

そんな本作だが、
前作の反省点を明確にフォローされた見本のような続編になっている。
エイリアンクラッシュ」はゲームが長く続くと
単調な作業になってしまうのが最大の欠点だが、
本作は興味が長続きするように
ギミックの種類を増やし、そのアイデアも面白いものになっている。
前作で縦2画面だったのが、縦3画面にパワーアップ。

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また、画面切り替え式だった前作から、スクロール式に変更。
よりプレイしやすくなっている。

また、前作同様に本作もカンストするとエンディングを迎える。
前作では電源を落とさずに48時間以上プレイし続けなれば達成できない
というクレイジーな設計だったが、
本作ではパスワードやバッテリーバックアップで
状態保存が出来るようになっているので、
毎日少しずつプレイしてエンディングを目指すプレイも可能だ。

入れる条件を探して全6種あるボーナステージをコンプするのも楽しみの一つ。

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このゲームで最も印象的なギミックをご紹介しよう。
中央で目を瞑っている女戦士の顔。

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ボールを当てていると目を覚まし、
爬虫類の顔になっていく。

 

さて、せっかくなのでエンディング画像もご紹介。
点数が10億点以上になると表示が崩れて台が崩壊。
女戦士の顔に球体が集まって、人間に戻る(?)という演出。

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全ては終わった。
悪魔は滅んだ。
しかし・・・・

というメッセージを残して終了。
スタッフロールは無し。


余談だが、本作は「デビルショック」というタイトルの
アーケード版も開発されていた。
残念ながらリリースまで漕ぎ着ける事は出来なかったが、
本物のピンボールも設置されているゲーセンで
デジタルピンボールが稼働しているという珍しいケースを目撃したかったなぁ~。