EGRETⅡ mini収録タイトルレビュー(24)「究極タイガーII」


究極タイガーII
1995年リリース

東亜プラン開発の「究極タイガー」。
その名を継ぐ続編である。
本作を開発したのはタクミコーポレーション
東亜プランは1994年に倒産しており、
タクミコーポレーションは一部のスタッフが移った会社の一つである。
設立したのは東亜プラン元社員の藤本智秋さん。

 


レバーで8方向移動。
ショットボタンとボムボタンというシンプルな構成。
ショットは前作同様に色のついた武器カプセルを取ると切り替える事が出来る。
同じ色の武器を取り続けると強化される。

赤「レッドファング」・・正面に真っ直ぐ飛ぶ弾
青「ブルースマッシャー」・・扇状に飛ぶ弾
緑「サンダークロウ」・・正面と左右斜め前にミサイルを発射

なお、2P側の機体で遊ぶと緑の武器が「ビンチョウレーザー」になる。
ビンチョウレーザーは正面への貫通レーザー。

ボムもアイテムでストックが増える。
5つまでストックすると次にアイテムを取ったときに
5つ目から順番に「ハイパーボム」に変化する。
ハイパーボムは効果時間が長い事と、倒した敵がスコアアイテムになる強化版。

 


ときおり拡大縮小で高度が下がったり上がったりする演出も。

 


ステージ1のボス。

 


ボスを破壊すると前作同様に着陸する演出で終わる。
ステージごとに着陸する場所は変わる。

 


ステージ2のボスは潜水艦。

 


ステージ3のボス。

 


ステージ4のボスは砂漠仕様のタンク。

 


ステージ5のボス。

 


最終ステージのボス。

 


スタッフクレジットは無し。
寂しいエンディング。

 

前作よりも大幅に難易度が下がり、
派手な爆発や連射での破壊などで
気持ち良くプレイできるシューティングに仕上がっている。
ただ究極タイガーの続編」という重すぎる期待
本作の評価を下げる結果になったかも知れない。
あまりにオーソドックス過ぎる内容で、
特に後半などは印象に残る演出やボスが皆無。
「普通に遊べるゲーム」では許されないタイトルだったのだ。