ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(107)「ショックトルーパーズ・セカンドスカッド」

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ショックトルーパーズ・セカンドスカッド
(ザウルス)
新たなる精鋭たちが巨大企業の悪に立ち向かう!!
1998.6.24発売/29800円/アクション

 

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前作「ショックトルーパーズ」はMVSのみのリリースだったが、
本作はなぜかネオジオ版でのリリースまで漕ぎ着けている。
前作の評判が良かったからかな?
前作との違いは、
1)避け動作がジャンプ動作になった(ジャンプ中は無敵)
2)乗り物に乗れるようになった
3)チームバトルが無くなった
4)キャラごとの能力差が強くなった
という4点が大きなところ。それにしてもチームバトルが無くなったのは残念だ。
(ファイナルゾーンの続編やってる気分で良かったのに)
前作のチームバトルは確かにゲーム性は弱かったが、
本作でそれを改善したチームバトルを遊びたかった。
変わりに追加になった“乗り物の乗り降り”はよくあるシステムだし、
なにより『メタルスラッグ』の影響をさらに受けてしまったようで個性が…。
それにしてもこのゲームの乗り物は使えない。
乗り物での攻撃は方向固定が出来ないのだ。
つねに(相手の方向に進んで)移動しながらの攻撃になるため、
降りて戦った方が効率が良い。

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4人のキャラクターから一人を選択して進める。
全5ステージ。ステージ2と3は分岐あり。
二人同時プレイ可能。

 

ドット職人芸が光った前作であるが、本作ではそれも見られなくなってしまった。
ポリゴンの2D加工を多用している為に、背景の質が激減している。
ポリゴン加工独得のチープ感とジャギジャギした荒さが
画面全体を小汚くしているのだ。
と、悪い事ばかりを書いてしまったが、
本作もそれなりに良くまとまったアクションゲームである。
前作のテイストがかなり気に入っていただけに、
俺様はその変化にガッカリしたわけだ。

ここまで変わってしまうと「開発会社が変わったのかな?」と勘ぐってしまうが、
スタッフロールを見比べる限りでは同じところが開発してるっぽい。
一体何があってここまでテイストが変わってしまったのだろう。

 


EXECTIVE PRODUCER
NOBUYUKI TANAKA

PRODUCER
YASUSHI OKAHARA

EXECTIVE DIRECTOR
KENJI ISHIMOTO

MAIN PLANNER
MITSUKI PKC SAITO

SUB PLANNER
HOTLIPS

CHIEF PROGRAMMER
JO.

PROGRAMMER
LEVIN TAKASAKI
DIS
BUTTAKU H.K

TOOL PROGRAMMER
HIROAKI TORII

TECHNICAL ADVISER
YUKI

CHIEF FRONT DESIGNER
KURARA KIRI

FRONT DESIGNER
MASATO MIYOSHI
TSURU-CHANG
MICHITAKA ISHIDA
SATOSHI ISHIGURO
NARUHIRO KISHIMOTO

CHIEF BACK DESIGNER
MIWAKO KOJIMA

BACK DESIGNER
YUKO HARA
MATSUMOTO KIYOSHI
KAORI NISHIOKA
TAZUMI HIROKAWA

CHARACTER DESIGNER
AKI

SOUND PRODUCER
MASAHIKO HATAYA

MUSIC COMPOSER
WORLD WIDE WAVE