MSXとはMSXの事である 第24回「激突ペナントレース2」

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激突ペナントレース
(コナミ)
1989年8月30日/MSX2/野球/6300円

 

前作「THEプロ野球 激突ペナントレース」が発売された翌年に
続編「激突ペナントレース2」が登場した。
劇画調で野球選手が描かれた前作のパッケージとはうって変わって、
ポップカルチャーを意識したようなイラストで、
ゲーム内容との共通点は“野球であること”ぐらいしかないw
(なーんか見たことある絵だけど、有名な人だっけ?)

 

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野手が激突してタイトルへ。
ゲームモードは1人で1試合のみ行う「CPUと対戦」。
2人対戦で1試合のみ行う「2人で対戦」。
最大130試合を行う「ペナントレース」。
チームや選手の名前などをエディットできる「チームエディット」。
前作のチームをコンバートできる「チームコンバート」。
COM同士の対戦を観戦する「観戦」。

今回も「CPUと対戦」モードを遊んでみる。

選択できるのは今回も6チーム。

ANIMALS
動物の名前が選手名になっている。

HEROES
アメコミなどのヒーローが選手名になっている。

STARS
星の名前が選手名になっている。

COCOMOS
南国の土地の名前が選手名になっている。

KONAMICS
コナミゲームのキャラ名が選手名になっている。

NEO DARKS
開発スタッフの名前が選手名になっている。

やはりプロ野球をもじったチームは出てこないが、
まったく感情移入できないコーヒーの名前や神戸の地名よりは
マシなチーム設定に改善されている。
「さすがにこのゲームはプロ野球ゲームじゃないよな」と思ったのか、
タイトルからは「THEプロ野球」がしれっと抜けている。

 

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今回はオープン球場とドーム球場の2種類からスタジアムを選べる。

 

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先発ピッチャーとスターティングメンバーを決めたらゲームスタート。

 

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基本操作は前作と変わらない。
だが投球スピードが明らかに違う。
それによって全体的な試合のテンポが爆上がり。

 

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左右の外野フライのときに前作は画面が切り替わったが、
今作ではそのままスクロールするようになった。
これにより遊びやすさも向上。

 

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ホームラン演出は前作よりシンプルかも。

 

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7回になると「ラッキー7」演出。
実際に打者のステータスがアップしているようだ。

 

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大量得点同士のハデな試合になったが、
9回で逆転できずに負けてしまった。
前作のようなおバカなプレイは見られず、
COMもちゃんと試合するようになったな。
最後はこれといった演出なくタイトル画面へ戻る。

 

1年でかなり遊びやすくパワーアップしている。
今から遊ぶなら2作目の方をオススメする。

本作でMSXの代表的な野球ゲームを完成させたメインスタッフは、
このあとX68000向けに「生中継68」を開発。

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これまた完成度の強い野球ゲームで、
これを元に生み出したのがコナミの大ヒットシリーズとなった
実況パワフルプロ野球である。
ファミスタを目指したMSXの野球ゲームが、
ついにはファミスタ以上の野球ゲームに伸し上がったわけである。