ワールドヒーローズパーフェクト
(ADK/SNK)
1995.6.30発売/29800円/格闘
光れ奥義!!
ネオジオの格闘ゲームブームを牽引したタイトルの一つであり、
これによりADKという会社も大きくしたと言われている
「ワールドヒーローズ」シリーズ4作目。
選択キャラクターは前作とまったく同じ。
CPU専用キャラクターは、前作のボスであるゼウス、
特定条件で乱入してくる孫悟空、
最終ボスとなるNEO-DIOの3体。
これら3体は隠しコマンドを使う事でプレイキャラとして使う事ができる。
だがあまりにバランス崩壊を招く強さのため、評判はよろしく無い。
前回の「武道大会」のような特殊なギミックは排除され、
普通に順番で闘っていくモードのみとなった。
システムは大幅に変更が加えられている。
まずシリーズの特徴だった「ボタン長押しによる攻撃の強弱変化」が無くなった。
ボタンは弱パンチ、中パンチ、弱キック、中キックに設定され、
弱と中を同時に押すと強攻撃ができる。
近距離でレバーを倒しながら強攻撃を使うと投げに変化。
体力が半分以下になったときに究極奥義というコマンド技が出せるようになる。
ヒーローゲージというものがあり、MAXまて溜めると特定の必殺技が強化される。
さらにエクストラアタックという特殊能力みたいな技が設定された。
(例えば「相手を小さくする」「攻撃力をアップする」など)
飛び道具の跳ね返しもエクストラアタックの一つとなり、
一部のキャラでしか出来なくなった。
盛り込み過ぎた新システムによって、ついてこれないファンも多かった。
結果として本作を最後にシリーズは幕を閉じてしまった。
とはいえ、本シリーズがネオジオで4作もリリースした功績を考えると、
リメイクや登場キャラクターの再利用がほとんどされないのは不遇と言えるだろう。
【選択キャラクター一覧】
服部半蔵
前作まで名前が「ハンゾウ」だったが、漢字フルネームに改名された。
金龍
前作まで名前が「ドラゴン」だった。
ブロッケン
出雲良子
前作まで名前が「リョウコ」だった、漢字フルネームに改名された。
ジョニー・マキシマム
ジャック・ザ・リッパー
前作まで名前が「ジャック」だった。
風魔小太郎
前作まで名前が「フウマ」だったが、漢字フルネームに改名された。
J.カーン
前作まで名前が「ジンギスカン」だった。
ジャンヌ・ダルク
前作まで名前が「ジャンヌ」だった。
マッスルパワー
エリック・ザ・バイキング
前作まで名前が「エリック」だった。
シュラ・ナイ・カノム・トム
前作まで名前が「シュラ」だった。
マッドマン
呂布奉先
前作まで名前が「リョフ」だった、漢字フルネームに改名された。