ダブルドラゴン
(テクノスジャパン)
1995.3.31発売/29800円/格闘
蘇った伝説の兄弟
テクノスジャパンのネオジオ参入第一弾。
テクノスジャパンと言えば代表作は
「くにおくん」シリーズと「ダブルドラゴン」シリーズだろう。
「ダブルドラゴン」一作目は1987年にアーケード向けで登場。
2人同時プレイが可能なベルトスクロールアクションで、
ニューヨークのストリートを舞台にジミーとビリーの功夫兄弟が
誘拐されたマリアンを取り戻す・・という内容。
「ダブルドラゴン」は特に海外で人気となり、
実写映画やアニメも作られている。
そんな「ダブルドラゴン」がネオジオに登場したわけだが、
代名詞である“ベルトスクロールアクション”ではなく、
本作はその世界観とキャラクターを使った格闘ゲームであった。
操作キャラクターは10人で、
シリーズに登場したキャラクターとオリジナルキャラクターの混合だが、
絵柄がこれまでのシリーズのものと大きく異なるので、
ほとんど未見の新作と変わらない印象だ。
CPU専用キャラは中ボスのデュークと、
最終ボスのコガ・シューコー。
デュークはスーパーファミコン版「リターン・オブ・ダブルドラゴン」のラスボス。
コガ・シューコーは実写映画に登場した悪漢である。
弱攻撃、中攻撃、強攻撃、特強攻撃、という珍しいボタン構成。
(カレー屋の辛さ設定みたいだw)
チャージゲージが溜まると超必殺技を使う事が可能。
オーソドックスなゲームに思えるが、
基本動作に二段ジャンプがあったり、
体力が少ないほどチャージゲージが溜まりやすくなっていたりと、
覚えると本作独特の仕組みに気づく。
なによりコマンド技が出やすい。
キャラクター選択画面でコマンドが紹介されているので、
マニュアルやインストカードを見なくてもすぐに使えるのが親切だ。
ただしCPUは超反応必至の高難易度なので、決して遊びやすいゲームではない。
【選択キャラクター一覧】
マリアン
1作目で誘拐されたマリアン。
実はストリートギャングのリーダーらしい(^^;
ちなみにマリアンは2作目で死んでるんだけどね(爆)
ボイスを担当したのは小山裕香さん。
エディ
黒人キックボクサー。
これまでのシリーズにはいないオリジナルキャラだと思う。
ボイスを担当したのは岸野幸正さん。
ビリー・リー
シリーズの主人公である双子の兄弟。
ビリーは弟の方。スピードタイプ。
ボイスを担当したのは緑川光さん。
ブルノフ
2作目に登場したプロレスラー。
ボイスを担当したのは郷里大輔さん。
アボボ
1作目に中ボス級ザコキャラとして登場した大男。
ボイスを担当したのは郷里大輔さん。
ダルトン
イタリア出身のストリートファイター。
オリジナルキャラ。
ボイスを担当したのは屋良有作さん。
レベッカ
日本の武術を学ぶオランダ女子。
両手にトンファーを構える。オリジナルキャラ。
ボイスを担当したのは潘恵子さん。
ジミー・リー
シリーズの主人公である双子の兄弟。
ジミーは兄の方。パワータイプ。
ボイスを担当したのは塩沢兼人さん。
アモン
全身を忍装束に身を包んだ忍者。
本作オリジナルキャラ。
ボイスを担当したのは塩沢兼人さん。
チェン・フー
酔拳を使う香港出身の青年拳法家。
たぶんジャッキー・チェンがモデルのオリジナルキャラ。
ボイスを担当したのは江川央生さん。