ネオジオは100メガショックの夢を見るか?(03)「マジシャンロード」

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マジシャンロード
(アルファ電子(ADK))
1990.4.26発売/15800円/横アクション
魔の世界へ。

 

その後、「ワールドヒーローズ」シリーズなどをリリースし、
ネオジオのベストサードパーティとなり、
SNKとともにネオジオを牽引したアルファ電子(ADK)の参入第一作
そしてネオジオ本体と同時発売タイトルでもある。
(MVS版は先行してリリースしていた)

 

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とんがり帽子を被った魔法使いが、
変化の魔法で様々なモンスターに変身しながら
ステージを進んでいくサイドビューアクション。
基本操作はショット&ジャンプで進み、
場面に合わせて有利な変身をしていく…といった流れ。
見た感じの印象はタイトーの『カダッシュ』に似ている。
世界観は魅力的であるものの、どうもこのゲーム、難易度が高過ぎる気がする。
キャラクターが大き目なのと、敵の攻撃がシビアな事があって、
「この通路はどうすればダメージを食らわないで抜けられるの?」
という箇所が後半になると続出する。
もっと万人向けのバランスにすれば名作になる可能性もあったんだけど。

ちなみに本作は、のちに発売された「クロス・ソード」と世界観を共有している。

 

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この「マジシャンロード」は俺様が最初に買ったネオジオソフトだった。
実を言うと俺様は「餓狼伝説」などの
格闘ゲームを遊ぶためにネオジオを買ったわけではない。
当時のゲーム機ではスペック的に移植が難しい
デラックスなアーケードゲームを家でプレイする事に憧れていた。
だがゲーム基盤を購入するのはとにかく高い。
そこでネオジオである。
ネオジオ本体と同時に発売された4本のタイトルの中で、
“デラックスなアーケードゲーム”を最も感じさせるのが本作だったのである。