ソニックウィングス2
(ビデオシステム)
1994.8.26発売/28000円/縦シューティング
全開!音速のドッグファイト。
ビデオシステムのネオジオ参入第一弾。
「ソニックウィングス」は1992年に稼働された
アーケード向け縦スクロールシューティングゲーム。
選択キャラクターの個性を前面に演出する格闘ゲームのエッセンスを
シューティングに取り入れて人気となった。
そんな本作の続編がネオジオに登場。
実のところ、本作は通常のアーケード向けタイトルとしてほぼ完成した状態で、
プラットフォームをネオジオに急遽変更され、
突貫で再調整されたものである。
この変更の大きな違いは何か?
(当時の)一般的な縦スクロールシューティングは縦長の画面で作られている。
いわゆる4:3のテレビ画面を縦4:横3で使った形だ。
だが、家庭用のテレビで遊べるネオジオは、
縦3:横4でゲーム画面を構成しなければならない。
これは大きな違いである。
縦長のゲームをそのまま横画面にしてしまうと、
敵が画面内に入ったときにいきなり近距離に現れる事になり、
理不尽なレベルデザインになりやすい。
まずキャラクター選択。
ロボット化した前作の主人公、オウムを連れたハゲの外人、
忍者、アイドル、男装の麗人、お嬢様と家庭教師、
赤ちゃん、関西弁のイルカ・・
といった個性豊か過ぎる8種類。
ショットボタンとボムボタンのシンプル構成。
ショットはアイテム取得で3段階までパワーアップ。
フルパワーの状態は一定数弾を撃つと2段階目に戻る。
ショットとボムの内容はキャラクターによりかなり変わる。
前作から引き続きテンポを重視した作りになっており、
ステージが短く設定されている事で間延びする事無いプレイ感を実現。
まずなにより連射が気持ち良い。
これは1押しで1秒ほどオート連射してくれる仕様で、
こうする事により、
普通にボタンを連打しているだけで16連射しているような気分になれる。
突貫で横画面に調整されているので、やはり難易度は高騰してしまってはいるが、
理不尽な殺され方に感じさせない調整の苦労は伺える。
“難しいけど、死んだのは自分の腕が未熟なせい”と思えるシューティングは
良いゲームだと思う。
ステージとしては世界各国の見覚えのあるポイント(自由の女神など)が登場したり
というコンセプト。
全10ステージで、最終ボスは3体からランダムで1体が出現する。
2周するとエンディングとなる。
前作「ソニックウィングス」を開発したチームは、
チームごと独立し、「彩京」を設立してビデオシステムから抜けている。
本作はキャクターデザイン以外は前作とは別のスタッフで編成されているはずで、
ハード変更の混乱もある中で、
なんとか前作の魅力を継承して仕立て上げたのは素晴らしい。
PLAN
COUNT IKUEI
PROGRAM
AIZ!
YOU-CHAN
DESIGN
K.YAMAMOTOYA
TAKASU
AKIRA
ARMORED CRUISER
OH! KAWARA
MANBOW YOKOYAMA
ERIKO
SOUND
HOSO-Q
PIROWO
NORIE
TARAKO
HIRA
ASSIST
Mac 840AV
MATSUNAMI
SISYOU
K.NAKAJIMA
SAKON
MASAKO
HIKI
T.TATEISHI
SPECIAL THANKS
M.KIMURA
M.HIHARA