わが青春のPCエンジン(87)「アームドF」

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アームドF
(パック・イン・ビデオ)
1990年3月23日/縦シューティング/6700円

 

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1988年に日本物産からリリースされたアーケードゲームを移植。
縦スクロールのシューティングゲームで、
ショットボタンとフォーメーションボタンの構成。

 

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フォーメーションボタンはオプションのショット方向が前方と後方に切り替えられる。
また、Fマークを持っている状態では、
オプションが斜め前方と斜め後方に移動する。
これを利用して離れた場所から敵へ接近攻撃が出来るのが特徴であるが、
なにせ回数制限がある機能なので、ゲームの攻略の中心にはなり得ない。

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アルファベットの書かれたアイテムを取る事で
レーザー、ボンバー、クラッシャー、ミサイル(ホーミング)
という4種類に攻撃を切り替える事ができる。
また同じアルファベットを取り続けると3段階まで強化される。

 

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とにかくこのゲームは激烈に難しい。
たぶん自機のアタリが大き過ぎるんだと思う。
敵の弾はほとんどが自機の位置へ向かって撃ってくるし、
自機の動きもクイックなので、
方向ボタンを入れすぎて壁に激突するなんてこともしばしば。
敵も画面の前後左右から突然出現するので、
出現した場所に自機がいて即死する事も多発する。

 

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このステージは顕著なのだが、背景の色と敵の弾の色が類似しているため、
敵の弾がほとんど見えずに被弾する。

 

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「R-TYPE」を意識した生物的なグロい世界観を目指しているのはわかるが、
「R-TYPE」のようなアートを感じさせる美しさは皆無で、
ただただサイケデリックにしか見えない。
また敵のデザインがチマチマして地味であり、サイケデリックなのに印象に残らない。

 

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ボスキャラも総じて地味だ。
スクロールが止まってボス戦が始まるまで「これボスかな?」と疑うレベル。

最終ボスはワープ出現を繰り返す超地味なやつだった。
「この中ボス倒したら最終ボスかな?」
と思っていたらエンディングになってしまった。
あまりに地味過ぎてスクリーンショット撮り忘れた(^^;;;

 

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PRODUCE
EIKO IIDA

PROGRAM
TERUAKI KAEAGUCHI
TORU TAKAMI

DESIGN
YOSHIHARU SAKAKIBARA
AKIHIRO KOCHI

MAPPING
TOSHIAKI KANAUCHI

PRESENTED BY
BIG DON

 

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本作を開発したのは株式会社ビッグ・クラブ。
(スタッフロールでは「BIG DON」になっているが、理由は不明)
この会社はPCエンジンで「神武伝承」「ロック・オン」などを開発しており、
「バトルタップ」「バトルパッド」といった周辺機器も販売していた。
どうやら「アームドF」は自社販売しようとしていたらしいが、
発売前にビッグ・クラブは倒産。
パック・イン・ビデオが販売を引き継いだ形になったらしい。


超余談だがアームドFの自機って
スーパーカー消しゴムの発射マシンに似てない?w

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