SLGシリーズの第三弾。
「幕府の改革」がそうであったように、
どこも扱っていない題材をゲーム化したかった。
その頃、SLG的にアイドル題材にした育成SLGゲームというのは
存在していなかった。
おそらくアイドルの育成SLGという形を最初に確立したのは
1993年発売の「誕生 ~Debut~」で、
それ以前になると「ラサール石井のチャイルズクエスト」とか
「ディレクター物語」とかしか無かった。
俺様が「アイドルクエスト」を作ったのは1991年頃。
なので「アイドルマスター」など、
のちのアイドル育成ゲーム大ヒットの礎を築いた始祖は
俺様という事になる(爆)
ゲームがスタートすると、育てるアイドルの名前とパラメータを決める。
パラメータは歌唱力、ルックス、魅力の合計が100になるようにする。
それ以外のパラメータは体力、EXP、ファンの人数、持ち曲。
行動コマンドは以下の通り。
(01)歌のレッスン・・・歌唱力が1上がる。
(02)息抜き・・・体力が回復する。
(03)ファンクラブ結成・・・ファンが100人増える。
(04)曲選び・・・7曲の候補の中から持ち曲が選べる(曲により一定の歌唱力が必要)
(05)ラジオ番組・・・「ゲスト出演」か「番組をもらう」ができる。
(06)TV番組・・・「歌番組」か「バラエティー」に出演する。
(07)コンサート・・・コンサートは体力を消費する。持ち歌が無いと開催できない。
(08)キャンペーン・・・レコード店をまわる。
(09)グラビア撮影・・・反響を呼ぶ。
(10)映画出演・・・最初はエキストラの役しかもらえない。
(11)エステ・・・。ルックスが1上がる。
(12)チャリティー運動・・・チャリティーコンサート開催。
序盤は自力を付けるためにレッスンなどパラメータアップを頑張ろう。
フォーカスされてしまった!
ファンと魅力がごっそり減る・・。
だけど序盤はファンもいないので大して被害は無いw
実力がついてきたら芸能活動でファンを増やしていこう。
だけど人気アイドルになるまで時間がかかってしまうと、
本人が引退を決意してしまう。
引退する前に人気アイドルになれば、
レコード大勝の最優秀新人賞にノミネートされる。
そして・・
「しかし彼女はアイドルとしての階段を一段登り終えたばかりだ。
芸能界トップへの道はまだまだ遠く高い。
それでも頑張るアイドルがここに一人いる・・・・」
ゲームとしてはシンプルな内容だが、
SLG前2作よりまとまりが良く、自分でも気に入っている。
その後、女の子が題材の育成SLG(プリンセスメーカー、ときメモなど)
が市民権を得だしたとき、
自分の着眼点は間違ってなかったなと思ったものである。