明日の2020年7月24日。
本来であれば本日は東京オリンピックが開幕しているはずであった。
しかし新型コロナウィルスの猛威によってオリンピックは延期。
だが、俺様の中のオリンピック魂はそんな事では静まらない。
1人オリンピック開幕のときが来た!
そういうわけで取り出したのがMSXのハイパースポーツシリーズだ。
1993年にコナミがアーケード向けにリリースした「ハイパーオリンピック」が
1994年4月に「ハイパーオリンピックI」「ハイパーオリンピックII」という
2つのタイトルに分けられて発売した。
アーケード版は全6種目であったが、MSXでは2種目追加して、
IとIIで4種目ずつ収録されていた。
そして1984年7月、アーケードに「ハイパーオリンピック'84」が登場。
それを今度は「ハイパースポーツ」という名前で
3本のタイトルに分割して販売した。(^^;
それが今回プレイする
「ハイパースポーツ1」「ハイパースポーツ2」「ハイパースポーツ3」である。
プレイするための周辺機器ハイパーショット。
ボタン2つだけのシンプルな操作設計。
MSXではキーボードや他のジョイスティックでも遊べるのだが、
連打に使われる左ボタンが、キーボードでは方向キーの「右」。
ジョイスティックでは十字ボタンの「右」に設定されており、
連射機能でズルが出来ないようになっている。
さて、では実演開始だ。
今回の挑戦のゴールは全ての競技を完走する事だ。
本作もハイパーオリンピックから共通した構成になっている。
競技を順番にプレイするのだが、規定記録まで達しないとその時点でゲームオーバー。
次の種目を遊ぶ事は出来ない。
残念ながら今回挑戦する3本のマニュアルは残っていない。
操作方法がよくわからないが、なぁ~に、ボタンが2つしかないのだ。
たぶん問題無いだろう。
ハイパースポーツ1
(コナミ)
1984年8月/MSX1/スポーツ/4800円
最初の競技は「ダイビング」。
この競技は「ハイパーオリンピック'84」にはないMSXオリジナル。
最初は右ボタンで3回ジャンプする。
そのあとプールへ飛び込むのだが、このとき左ボタンを連打して回転。
回転するほど得点が良くなるっぽい。
ただし直水時に右ボタンで体をまっすぐに戻さないと減点となる。
そして何とパーフェクト達成!
信じられない!
次の競技は「跳馬」だ。
まずは右ボタン連打で助走。
ロイター板を踏むタイミングで右ボタン。
そして跳馬に手をつくタイミングでもう一度右ボタン。
そのあと左ボタン連打でグルグル回転。
着地のときに足が下向いてないと着地に失敗する。
コツさえ掴めばわかりやすいゲーム。
次の競技は「トランポリン」だ。
この競技は「ハイパーオリンピック'84」にはないMSXオリジナル。
トランポリンにつくタイミングで右ボタンでさらに高く跳ねる。
空中で左ボタン連打でグルグル回転。
高度自体はクルクル回らなくてもどんどん高くなるが、
たぶん回転した方が得点が良いのだろう。
30秒経過すると得点が出るのだが、なにがベストなのかよくわからない。
チャンスも一回しかないので何度もゲームオーバーになる。
・・つらい・・。
8回ゲームオーバーになってやっとクリア。
次の競技は「鉄棒」だ。
この競技は「ハイパーオリンピック'84」にはないMSXオリジナル。
右ボタンを一回押すと大車輪をし始める。
これ何もボタン押さなくても大車輪はどんどん加速する。
プレイヤーは手を放すタイミングを右ボタンで決めるだけ。
わかりにくい。
最後まで手を離さなかったり、
手を離す角度を間違えると変な方向に飛んじゃったりする。
上手く45度くらいで飛べたら左ボタンを連打でクルクル回転。
着地時に足が下にくるように調整する。
なんとか合格~。
どのゲームもグルグル回転する操作が入ってて、
似たようなゲームばっかりの印象だね。
一番難しかったのは「トランポリン」。
さぁ、次行ってみよう~。
ハイパースポーツ2
(コナミ)
1984年11月/MSX1/スポーツ/4800円
最初の競技は「クレー射撃」。
照準が二つ表示されていて、左右のボタンに対応している。
照準の中にクレーが入ったら、タイミングよくボタンを押す。
これなかなか新鮮なシューティングゲームになっている。
左右を意識しなきゃいけないし、なかなか面白い。
連続成功していくと照準が大きくなっていって
狙いやすくなるのも高揚感がわいていいね。
次の競技は「アーチェリー」だ。
最初に右ボタンで風の強さを決める。
そして的が移動してくるのでラインを合わせて矢を射る。
で、ここからがわかりづらいのだが、
矢を放つときに押すボタンの長さで的の上下のどこを狙うのかが決まる。
かなり変態的な仕様だ。
12回ゲームオーバーになりつつ、泣きながら合格。
もう「アーチェリー」やりたくない・・。
次の競技は「重量あげ」だ。
まずは左ボタンを連打。
選手がバーベルを肩まで持ち上げたら右ボタンで頭上に上げる。
これをキープするために再び左ボタン連打。
3秒キープで合格。
最初に自分で持ち上げる重さを決めれるのが本格的。
試しにワールド記録更新を狙ってみたが、長い時間連打継続が要求されるので、
腕の筋肉が破壊寸前に追い込まれた・・(^^;
ただ、規定合格ライン突破は超ラク。
3本しか競技が入っていないのに値段据え置き。
そのうち1本がイマイチな「アーチェリー」。
「クレー射撃」が面白いから困る。(^^;
ハイパースポーツ3
(コナミ)
1985年10月/MSX1/スポーツ/4800円
最初の競技は「自転車」。
この競技は「ハイパーオリンピック'84」にはないMSXオリジナル。
左ボタン連打で自転車漕ぐ。右ボタンでレーンチェンジ。
とにかく長時間の連打を求められる。
「重量あげ」で腕がぶっ壊れたあとにこのゲームはつらい・・。
2Pには負けたけど何とか合格。
次の競技は「三段跳び」だ。
まずは左ボタン連打で助走。
ラインの手前で右ボタンを押す長さでジャンプの角度を決める。
45度で跳ぶのが最も良いらしい。
それを3回跳んで最後に跳んだ距離が記録になる。
ハイパーオリンピックにあった走り幅跳びとほぼ変わらないね。
合格したけど、そろそろ腕が上がらなくなってきた・・。
次の競技は「カーリング」だ。
この競技は「ハイパーオリンピック'84」にはないMSXオリジナル。
まずは左ボタン連打で助走。
ラインで石を滑らせて、ターゲットの中心に止める。
滑走後は左右のボタンで上下のプレイヤーが
ホウキで摩擦をかけて軌道曲げたりスピードを調整したりする。
3回やった合計スコアが規定以上で合格。
それにしてもなんで急に冬季五輪競技???
次の競技は「棒高跳び」だ。
左ボタン連打で助走。
右ボタンで棒を地面に突き立てる。
タイミングがずれるとミスになる。
右ボタン押しっぱなしで、
棒が伸び切ったタイミングでボタンを離すとバーを越えられる。
5m65cmから始まり、成功すると5cmずつ高さが上がり、
3回ずつ挑戦していくのだが・・・
そんなに何回も連射させんなやっ!!
前作の「重量あげ」みたいにユーザーが挑戦する高さを選べるようにせいよ。
3部作の中で最も「ハイパーオリンピック」のイメージに近い王道な構成だった。
でも全ての競技で連射が必要とされるので、腕が完全に壊れた・・(^^;
痙攣が止まらん・・(T_T)