EGRETⅡ mini収録タイトルレビュー(17)「ライディングファイト」


ライディングファイト
1992年リリース

 


主人公のバーンとキース。
1Pと2Pのどちらのコントローラで遊ぶかで操作キャラが決まる。
どちらを選んでも性能は変わらない。(と思う)
2人協力プレイも可能である。

 


朝っぱらから仕事かい
鴨がネギしょってやってきおったわ
いくぜ!




ゲームがスタートすると、この画面。
主人公がホバーボードに乗って画面奥へと疾走している。
ん?レースゲームか?と思いきやさにあらず。
敵が画面内に出現。走りながら殴り合いになる。
つまりこのゲームはベルトスクロールアクションの変異種。
一般的なベルトスクロールアクションは画面の左から右へスクロールさせ進むが、
このゲームでは奥へ向かって進むというわけだ。


操作はAボタンでパンチ、Bボタンでジャンプ。
パワーゲージが溜まったときにCボタンを押すとパワーアタック。
応用技も色々とある。
Aボタン連打でパンチのコンボ。
ジャンプ中にAボタンでドロップキック。
敵の方へレバーを入れながらA+Bでアッパーカット。(近いと投げ技に切り替わる)
レバーを上に2回入れるとネックブリーカー。
その他、レバーを上に倒すとスピードアップ、下に倒すとスピードダウンとなる。

 


この電池みたいなのを破壊するとアイテムを取得できる。
中からはホットドックなどが飛び出して、取ると体力回復になる。

 


ステージ1は「ニューヨーク」
ボスまでテンポよくスピーディに到着する。

 


ハッハーッ
よく来たな待ってたぜ。
俺のチェーンソーがてめえを殺りてぇってうるさくてよ
今楽にしてやるから覚悟しな!

ボスにはアッパーカットが有効。
アッパーカットを連打してるとガンガン攻撃が決まるw




今日の儲けはこんなもんかい


中東でクーデターだぁ?
フッ、とっとと潰してバカンスといこうや。




ステージ2は「中東」で、海の上から始まる。


ステージ途中でコースの分岐ポイントがある。
左右どちらかに舵を切ってどちらか決めよう。


今回は左を選択した。


ミサイルを弾き飛ばせる万能アッパーw

 


この帝国主義のダニめ!
賞金稼ぎ風情にこの俺を倒せるとでも思うてか!
さあ、行くぞ!




お嬢さん遊ばない?


暇やのう
ユメマル、なんか仕事はないんかい
「ニホンデ ジケンガ アルソウデスヨ」




ステージ3は「東京」


我、静姫也
我奪ゐたる宝物の奪ゐ返さるはそち達か
見事奪ゐ返し候ゑよ




あのお姫さん
ぶっとばすには惜しかったな


偉いさんのお嬢さんが誘拐されたんだってよ
南極まで行くの?
しゃーないのう




ステージ4は「南極」


ハッハーッ
このど寒いとこ、ご苦労なこった


な‥なんじゃこりゃ!
こりゃ引き換えした方がいいんでないの?

 


南極のままステージ5に。




貴様ら
よくここまで来れたものだ
褒めてやろう


最終ボスとの対決。


そして無事誘拐されたお嬢さんを救出。
ちなみに二人同時プレイで遊んでいる場合、
ボスを倒した後に1Pと2Pが直接対決する事になる。


「ありがとうバーン」
フッ、こんな事、日常茶飯事さ。


原作
ディビッド・ウィリアム「コロ遊び」より

監督
松本 純慈

映像技術
植松 明夫
田中 宏幸
脂肪肝哲麿

美術監督
河本 憲孝

美術
西川 禎一
木佐貫玉枝
斎藤 拓郎
福崎 真理
辻 奈津子
高田 明義
神保 隆司(ナツメ)
要 敏明(ナツメ)
喜安 典子(ナツメ)
川端 信広(ナツメ)
米田 司郎(ナツメ)
吉田 智(VAP)
馬場 俊一(VAP)
谷口 博章(VAP)
秋山 育宏(VAP)
今村 隆洋(VAP)
斎藤 吉宗(VAP)
佐藤 欣昭(VAP)
江川 圭一(VAP)
茂木 俊之(VAP)
荒深 正浩(VAP)
田沼 康弘(VAP)

広報美術
永井 寛保
三原 弘充
井上 昌則

機械技術
金岡 勝美

音響技術
山田 靖子

原画
堀内 文雄
西岡 圭介
岩橋 政和
大島 司
前川 浩之
(株)ピーコックのみなさん

技術協力
清水 久雄
島本 享司
加藤 敏明
熊谷のみなさん
中央のみなさん
大阪のみなさん

広報協力
松本 香代子
阿部 修士

通訳
田島 一成

タイムキーパー
小林 征夫

提供
長谷川桂祐
大植 正道
後藤 忠昭
シゲノブ 清水
ほかのみなさん

総監督
阿部 哲士

制作
Revolutions

配給
TAITO
ALL RIGHTS RESERVED

 

ベルトスクロールアクションのスクロール方向を変えるというだけで、
まるでイメージの違うゲームジャンルに思えるデザイン。
意欲的なチャレンジは買える。
ただ疑似3Dの欠点としてつきまとうのは距離感が掴みづらいこと。
ベルトスクロールアクションは距離感の遊びでもあるので、
そこがあやふやな本作は大味なゲームに感じられる。
結局は敵の近くで攻撃を連打して進むゲームになってしまっている。
また、どのステージも同じような攻防が続き、
なおさら単調さが浮き彫りになる。
それゆえかゲームはとてもスピーディで、あっという間にボスまで辿り着く。
このあたりのテンポの良さは同社の「ナイトストライカー」を彷彿とさせる。