やっぱりセガが好き第19回「サンダーフォースII MD」

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サンダーフォースII MD
(テクノソフト)
1989年6月15日/シューティング/6800円

 

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パソコンゲームを開発販売していたテクノソフトが、メガドライブに参戦。
第一弾ソフトがこの「サンダーフォースII MD」だった。
1988年10月にX68000向けにリリースした「サンダーフォースII」の移植である。
ちなみにテクノソフトはメガドライブで一番乗りで参戦したサードパーティであった。

 

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ゲームがスタートすると前作同様に全方向スクロールのマップが広がる。
8方向に移動、ショットボタン、武器切り替えボタンという構成。
前作はゼビウスに影響された対地と対空に攻撃を使い分けるゲームだったが、
本作はショットで対地も対空も攻撃が当たる。

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ステージ中にある要塞を全て破壊するとボスのいるステージへと入る。
前作ではボスステージもトップビューだったが、
今回はサイドビューの横スクロールシューティングになっている。

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今作から自機にパワーアップ要素がある。
最初は「TWIN」と「BACK」のみだが、カプセルを取ると新装備がスロットに加わる。
武器を自由に切り替えられるので、状況に合わせてリアルタイムに試せるので快適だ。
(ミスすると最初の2つに戻ってしまうが)

 

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強制スクロールの最後まで辿り着くとボスがいる。
このゲームは敵に弾が効いているのかどうか破壊するまでわからない。
一般的にはエフェクトが出たり敵キャラが白く光ったりするゲームが多いが、
このゲームはそういったものがない。
なのでボスがなかなか破壊できないと不安になる。

 

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難易度はかなり高い。
また分岐点で間違った方に行くと行き止まりで回避不能だったり、

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不用意にこういったトラップが仕掛けられているあたり残念だ。

 

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このボスもめちゃめちゃ難しかったなぁ・・。
このスピードの速いレーザーが避けられなくってなぁ・・。

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と、あきらめかけたら安全地帯見つけたw
ここで誘導弾に切り替えて撃ち続けてたら5分ぐらいで破壊成功。

 

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最終ステージはトップビューで宇宙要塞みたいなのを破壊する。
このゲーム、後半になると地上敵がやたらとカタい。
攻撃の雨を避けながら狙ってるんだから、
こんなに固く設定しなくてもいいと思うんだけどな・・。
前述したように攻撃が当たってるかどうかわからないゲームなので、
余計に理不尽に感じる要素だ。

 

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The final shot that EXCELIZA fired pierced the center of PREAREOS!!
PREAREOS is falling into the darkness.
Mission accomplished.
I'll be right back.

 

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Program
IZUMI FUKUDA
TAKASHI IWANAGA
HARUHIKO OHTSUKA

Graphics & Design
OSAMU TSUJIKAWA

Stage Design
TAKASHI IWANAGA

MUSIC Compose
TOMOMI OHTANI

Sound Effects
NAOSUKE ARAI

Wording
KAZUE MATSUOKA
KIKUKO TAMICHI
FUMIO SUGANO

Special Thanks To
SOICHIRO HIKICHI
KAZUHIRO IMAMURA

Copyright by Techno Soft

 

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前述した難し過ぎるゲームバランスやユーザー配慮、
またグラフィッククオリティももう一つで、
名作とまでは言い難いが、
タイトルがあまり揃っていないメガドライブ初期だった事もあって
本作はかなりのヒットを飛ばす。
テクノソフトはコンシューマソフト開発に舵を切り、
以後パソコンソフトは販売していない。