8bit時代のジョイスティックについて

8bit時代のパソコン用ジョイスティックと言えば
電波新聞社製のものが思い出される。
コンシューマゲーム機時代に入ると一時期、
ホリ電子が市場を独占したような状態になったが、
当時、電波新聞社以外のメーカーから出ていたジョイスティックを
使った記憶はほとんど無い。
アスキーとか出してた気がする)
俺様が当時メインで使っていたパソコンは88。
88はアクションやシューティングが乏しく、
ジョイスティックの存在はそれほど必要無かったが、
電波新聞社ジョイスティックはMSXやX68Kでも兼用できたので、
『XE-1ST』というジョイスティックを購入した。
(でも実際にはMSXやX68KではX-1用のジョイパッドを使う事が多かった)

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このジョイスティックには革新的なアイデアが2つ盛り込まれていた。
1つはスティックが4方向仕様と8方向仕様に切り替え可能なこと。
当時は4方向のみを使用するゲームも少なくなく、誤操作を防ぐ意味でも便利だった。
もう一つは2つのボタンが回転式ショットパネル上に配置されていたこと。
これにより、2ボタンの角度を270度まで回転させる事ができた。
自分の好みの指位置でプレイ出来るってわけだ。
(ABボタンの位置を逆転させる事も可能)
どちらも現在ではあまり必要とされない機能ではあるが、
こういう手の込んだ周辺機器は最近では見なくなったな。

『XE-1ST』の定価は5047円
上位機種に定価9785円の『XE-1PRO』というのもあった。
何が違っていたのかよく思い出せないが、
倍近くの値段というのは今考えると思い切った設定だねぇ。
(連射の有無だったっけ?)