集中攻略『ルナーボール』

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発売元:ポニーキャニオン
発売時期:1985年6月
定価:5800円
機種:PC8801
(そのほかMSX、ファミリーコンピューターなど)

 

~紹介~

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俺様がこのタイトルを初めて遊んだのはファミコン版だった。
当時、マリオやドンキーコングなど
キャラクターを前面に押し出したゲームが多かったファミコンソフトの中で、
まったく飾らず、
ゲームシステムの魅力だけでパッケージにしてしまった大人向け激渋ゲーム
それがこのゲームの印象であった。
この雰囲気からすると海外ゲームの移植か?と思われたが、
実はこのゲームをデザインしたのはコンパイルである。
そしてオリジナルはファミコン版ではなくPC版のようだ。
(『ルナーボール』88版の発売はファミコン版の半年前)

このゲームは一言で言うとビリヤードゲームである。
だが、ルールをシンプルにした上で、
ビリヤード台そのものを変形させるという遊びでオリジナリティを出している。
プレイヤーのする事は至ってシンプル。玉を弾く方向と強さを決めるだけ。
一応ボールには番号が書かれているが、
ナインボールのように“番号順に入れなければならない”といった制限はない。
とにかく弾くボールを落とさずに他の6色のボールをポケットに落とす。
それだけを考えてゲームを進めれば良い。
本格的なビリヤードゲームを期待すると物足りないかも知れないが、
誰でも遊べる間口の広さと、
台の形を変えるというコンピューターゲームならではの工夫が
本作を魅力的なタイトルに押し上げていると言えるだろう。

このゲームの舞台は月である。
だから「ルナーボール」なのだが、
月の引力でビリヤードが成り立つのかという疑問はそっと胸にしまっておく。


~解体~

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テンキーの4と6で矢印を360度回転させてボールを弾く方向を決める。
パワーゲージが伸縮しているので、
ここだという強さでスペースキーを押すとボールが弾かれる。
そのようにして他のボールに接触させ、
白いボールを除く全てをポケットに入れるとクリア。
ポケットに落とし損ねた回数や、
白いボールがポケットに落ちた回数はカウントされ、
一定数に達するとゲームオーバーとなる。
ステージ数は機種によって異なっており、
88版は20面、MSX版は32面、ファミコン版は60面ある。

 


~攻略研究~

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えっと、最初にぶっちゃけると、俺様はビリヤードゲームが苦手だ。
ストレートに穴に落ちそうな玉にぶつけて落とす…ってのまではわかるんだが、
例えば跳弾方向を計算したり、
弾きの連鎖を読んで場を有利にもっていったり…
とかってなかなか出来ない。
特にコンピューターゲームの場合、
方向と強さだけでそれを実行しなければならないから…。
確かにこのゲームは初心者に優しいゲームだが、
“=簡単なゲーム”になっているわけではない。
面達成なんて夢の夢。
3面ぐらいが限界である。(TT)
なので攻略研究については皆さんにお任せする。
この連載始まって以来の「集中攻略拒否」である(爆)
そんな俺様だが、一つだけ攻略法を記載しておく。
まずは狙ったところに狙った角度で玉を弾けなければ始まらない。
そんなときに便利なのが“定規”だ。
矢印のラインに合わせて画面に定規をあてようw
これで少なくとも狙いを外すことはないww


~MEMO~

SG-1000セガから「チャンピオンビリヤード」の名前で発売されたソフトも
本作の移植作である。