奇々怪界
(タイトー)
1990年3月27日/アクション/5500円
1986年にリリースされたアーケードゲームの移植。
先に1987年にファミリーコンピューターディスクシステム版、
MSX2版がリリースされており、
PCエンジン版は後発。
(メガドライブやスーパーファミコンでは出なかった)
ゲームのオープニングで七福神が誘拐される。
この七福神を救出するのが目的。
自由スクロール。
巫女の小夜ちゃんを操作して、
近接攻撃のお祓いとお札による射撃でゴールへ向かう。
ゴール地点に入るまでにステージ中でカギを見つける必要がある。
ゴールではボス妖怪が待ち構えており、倒すと七福神の姿に戻る。
大幅にアレンジされたディスクシステム版と比べてアーケードに近い作り。
だがアーケードそのままではなく、ルート分岐があったり、
一部の演出が変わっていたりする。
ボスを7体倒して七福神を全員救出!
・・と思ったら。
宝船を取り返して来いとのことで、ステージ8開始。
ステージ8の攻撃がめちゃめちゃ激しい。
弾を撃ってくる幽霊。画面サイドから跳ねながら突撃してくるやつ、
などが混ざって引っ切り無しに小夜ちゃんに攻撃してくる。
少しでも油断するとすぐ死ぬ。
前後に移動して敵の攻撃を散らしながらなんとか先へと進むと行き止まり。
どうなってんの?と思って攻略本を見てみると、
どうやらステージ中の地蔵をお祓いして出現する
巻物を三つ見つけなければならないらしい。
えー。
この激しい攻撃の中で地蔵を一体一体調べるの・・。
難しいというよりメンドクサイ。
そこに面白味は無いし・・。
というわけでエンディングを目の前にして断念。
4年前のゲームだからか、敵キャラはボス以外みんな小さくチマチマしてるし、
全ステージさほど変わり映えなく単調。
小夜ちゃんのかわいいキャラクターと和の世界観でなんとか保っているが。
グラフィック的にアレンジするとか、何か4年の進化・・とまではいかなくても、
PCエンジンならではの何かを感じさせて欲しかったね。
開発はファミコン版「テグザー」なども開発したビッツラボラトリー。
PCエンジンでは「ダライアスプラス」「ファンタジーゾーン」
「スーパーダライアス」なども開発している。