わが青春のPCエンジン(15)「麻雀学園 東間宗四郎登場」


麻雀学園 東間宗四郎登場
(フェイス)
1989年11月24日/麻雀/7980円

アーケードで人気だった脱衣麻雀ゲーム「麻雀学園」を元にアレンジ移植したもの。
(ベースとなったのは『麻雀学園2 学園長の復讐』である)
このソフトは(正規ライセンスタイトルとしては)コンシューマ初のアダルトゲームであり、
ついにコンシューマゲームも禁断の一歩へ踏み出したと話題になった。
話題になったものの、問題にもなったようだ。(^^;
夕方のゲーム紹介番組で脱衣シーンが放送されたり、
子供でも自由に買えたりした事で、
良識者の目に触れて初期生産分のみで発売禁止となる。
(そのためあっという間にプレミアソフトとなった)
あまりに要望が強かったのか、
その後「麻雀学園マイルド」というタイトルでリリース。
こちらは全裸になる事はなく、
最後まで脱いでも水着を着ているグラフィックに描き換えられていた。
 
余談ではあるが、「麻雀学園」と言えば“Hボタン連打”が印象深い。
脱衣シーンのときに筐体のHボタンを連打すると
エロい動きのアニメーションをするというもの。
だがこれはカプコン(ユウガ名義)が開発した1作目のみのギミックであり、
フェイス開発の2作目を元にした本作に“Hボタン連打”は再現されていない。
残念である。(^^;

ゲームは「学園モード」と「全国モード」に分かれている。
「学園モード」はアーケードの移植っぽいので
PCエンジンオリジナルの「全国モード」を遊んでみる。
 

19XX年。
日本の7つの地区は闇の雀士となるものたちによって支配されていた。
それを防ぐためには、その地区にいる雀士の持っている伝説の黄金牌7つを集め、
邪悪な魔力を封じ込めなければならない。
「とん」「なん」「しゃー」「ぺい」「はく」「はつ」「ちゅん」
これが各地のボスによって守られる黄金牌である。
だが、この闇の軍団に勇気を持って立ち向かう一人の若者が現れた。
それは、まさにあなたです!!
まずは小手調べに“とうきょうたわお”と1戦交えてみなさい!
それでは成功を祈る。
GOOD LUCK!!


日本の都道府県に分かれてステージがある。
各地には悪の雀士が待ち受けており、それらを倒して日本を取り戻していく。
 
東京湾の下の方に「ネオ東京」という島があってそこに最後のボスがいる。
ここにはいつでも行けるんだが、キーアイテムを集めないと絶対勝てない。
 

麻雀システムは快適。
18手で終わる2人打ちなので、欲しい牌がまわってきやすく設計されている。
なので狙い手に迷いがなければ上がりやすい麻雀だ。
ちなみに俺様は今回の挑戦中に「天和」を2回あがったw

また、間違えて「ロン」や「リーチ」をしてもチョンボにならず罰金は取られない。
(「揃ってないよ」と言われてキャンセルになるだけ)
ただ、当たり牌が来ても「ロン」しないとスルー出来てしまうのはツライ。

プレイヤーの成長要素は無いが、
雀士に勝つと消費アイテムが1つずつ貰えるので、
強敵に当たったときはこれらを駆使して攻略する仕組み。
(無闇に使うと、本当に勝てない雀士に当たったときに苦労する)
対戦相手の持ち点を0にすると勝ち。
強い雀士ほど最初の持ち点が高い。
自分の持ち点が0になると負けだが、
負けてもデメリットは無いので勝つまで何度も挑戦できる。
全国制覇には時間がかかるが、
パスワードで前回の途中から攻略出来るのでじっくり楽しめそう。
 
あとはシンプルに各地の雀士を倒していくだけである。
戦う前に前口上があり、勝つと敗北のセリフを言う。



ちなみにときおりリターンマッチを仕掛けてくる雀士がいる。
が、口上は変わらないし、アイテムが1つ貰えるだけでメンドイ。
さらには2回連続でリターンマッチしてくるヤツもいた。
ただのプレイ時間引き伸ばしじゃん!
 
ここまででお気づきだろうか?
そう。
この「全国モード」には、
本作の売りである“脱衣”が無いのである(^^;
PCエンジン初の脱衣ゲームとして話題になったゲームなんだから、
コンセプト貫こうぜ・・。
(せめてボス格倒したら脱衣するとかあっても良かったと思うぜ・・)



そうこうしているうちに全国制覇。
残すは謎のボスがいるネオ東京へ。
するとまともなグラフィックの女の子登場。

・・と思いきや学園モードに登場する一人目の女子やないかーい!
でもまあいい。
最後の最後にご褒美として脱いでくれるのであれば、
ここまでの苦労も報われるというものだ。
俺様はここまで使わずに貯めてきたイカサマアイテムを全力で使ってなんとかボスを撃破!

わーん!まけちゃったー。
・・・・・・・・わたし怒ったわ。
もうこの島、爆発させちゃう
えいっ!スウィッチおしちゃったもん。
それじゅあね。バイバーイ。


戦いは終わった。
しかし心の中には虚しさだけが残る。
「なんでオレがこんなバカな戦いをせにゃならんかったのだ?」
オレはそう思った。
だが、もっとバカバカしい戦いが始まる予感がした・・・。
彼は帰途に着く足取りはとても重い。
・・・・と、いうことで・・・
またあう日まで
さ よ う な ら ・ ・ 。



って脱がんのかーーーーい!!
(このゲーム買う人がこのモード喜ぶと思う?)

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