88ゲーム回想録(69)「オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?」


オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか
発売元:光栄
発売時期:1984年12月
定価:7800円
対応機種::PC-8801

 

本作は「団地妻の誘惑」に続く、光栄のストロベリーポルノシリーズ2作目
SF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」のパロディである。
この小説は映画「ブレードランナー」の原作だ。
つまり「ブレードランナー」を元ネタにしたゲーム「スナッチャー」は、
本作の類似作品と言えなくも無いだろう(爆)

 

以下はマニュアルに書かれているプロローグ。

時は199X年、東京では孤独な独身男が謎の死を遂げる事件が多発していた。
この事件を重く見た警視庁は、
特別捜査本部を設置して事件の解明にあたったが、
何の手掛かりも得られなかった。
ただ、死んだ男たちが死ぬ直前に
ダッチワイフを購入していた形跡が認められるにもかからわず、
部屋にはダッチワイフが発見されなかったことが唯一の共通点と考えられた。
そんなある日、私立探偵であるあなたに不思議な依頼が持ちこまれた。
それはダッチワイフメーカー「オランダ商会」からのもので、
「3日以内に当社の製品『北極6号』を3体集めてくれ、
その際、午前11時から2時間おきに当社に電話連絡をするように」
という指令だった。
この謎の依頼を不信に思ったあなたであったが、恋人のサチコとの結婚を控え、
金が必要であったことから、やむなく依頼を引き受けることにする。
翌日、東京の歓楽街「カブキチョウ」にあなたの姿があった。

つまり「ブレードランナー」でのレプリカントにあたる存在がダッチワイフであり、
人間の社会に紛れ込んでいる。
繁華街を練り歩きながら何とか目的のダッチワイフを発見するというゲームである。

 


まずはプレイヤーのパラメータをルーレット式で決める。
このあたり信長の野望」や「三國志」などにも引き継がれているシステムだw

 


トップビューの「カブキチョウ」を東西南北に1マスずつ歩き回る。
移動したマスはグラフィックが表示されていく。
まずやる事はマッピングだ。
どこに何があるのかわからないとゲームを進める事は不可能だ。
くまなく街を徘徊してマッピングが終わったら、リセットしてゲームをやり直そう。

 


街にある施設は、電話ボックス、交番、ラブホテル、銀行、
フラワーショップ、喫茶店ハンバーガーショップ、大人のオモチャ屋。
それぞれ営業時間が設定されており、時間外だと入れない。


1マス移動するごとに時間が1分経過する。
2時間ごとに依頼主に電話連絡しないと資金が供給されない。
ちなみに依頼主の電話番号はマニュアルに書かれており、
マニュアルプロテクトにもなっている。

 


街には通行人が歩いており、情報を聞いたり、
ナンパしてラブホテルに連れ込んだり出来る。


一緒にホテルに入る事に成功したら、
言葉巧みに口説いて服を少しずつ脱がしていく。


そしてファックモードへ。


プレイヤーと彼女の高まりがグラフで表示され、
リアルタイムに「なめる」「つねる」「もむ」「腰を動かす」
といったコマンドを実行する。
どこか既視感があるシステムだが、
これは「団地妻の誘惑」のファックモードに類似している。
団地妻の誘惑」同様にかなり難易度が高く、成功が難しい。
成功すると有力な情報をくれたりする。

 


「大人のおもちゃ屋」に入ると店員のお姉さんがマスクをしている。
言葉巧みに何とかマスクをはずすように誘導する。
マスクの下の口が“Oの字”だったらダッチワイフってわけだw


どうやらこの店員は人間だったようだ。

 


とある喫茶店に入ったら「うちは一律10000円です」などと言う。


支払いを断ると怖い人が裏から出てきた!!


バトルに負けてゲームオーバー。

このゲームは初回プレイではなかなか攻略が難しい。
何度もプレイして正解のルートを紐解いていく事になるだろう。

捜査を進めるとプレイヤーは何者かに監禁されて、
そこから脱出し、黒幕との対決となる第2部になるのだが、
今回のプレイではそこまで進める事は出来なかった。

 

団地妻の誘惑」同様に、
本作でのアダルト設定はあくまで題材であり、
いわゆる「エロさを売りにしたアダルトゲーム」ではない。
シブサワコウにとっては本作も「信長の野望」も「維新の嵐」も
「トップマネジメント」も「大航海時代」も全てコンセプトは同じで、
『題材となった世界観をいかにデジタルゲームのシステムに落とし込めるか?』
という点を楽しませようとしているのではないかと思うのである。