ジャッキー・チェン烈伝「ラスト・ソルジャー」


ラスト・ソルジャー
2010年制作
中国&香港(プレシディオ)
[原題]大兵小将
[英題]LITTLE BIG SOLDIER
監督:ディン・シェン
製作:ソロン・ソー、ユエン・ノン
製作総指揮:ジャッキー・チェン
原案:ジャッキー・チェン
脚本:ディン・シェン
上映時間:95分
日本公開日:2011年11月13日
出演:ジャッキー・チェンワン・リーホン、ユ・スンジュン、
リン・ポン、ケン・ロー、ユー・ロングァン、ワン・バオキアン

製作年度のジャッキー年齢:56歳頃

戦国時代。
衛と梁の戦争は両軍とも全滅。
そんな中で死んだフリをして生き延びた梁の兵士であるジャッキー。
そして偶然に生存していた衛の将軍を発見し、捕虜にする事に成功する。
追っ手から逃げながらの自国への旅が続く。

ジャッキーが20年間構想を温めていたらしい。
本当かよ・・。
中国で公開された歴代ジャッキー主演映画の中で最高額の興行成績を残したらしい。

ジャッキーの役回りは、戦争中でも死んだフリをして生き残ろうとする器の小さい男。
強い役でも無いのでアクションは味付け程度だ。
(それでも猿のように逃げ回るなどのアクションはジャッキーならでは)

中盤以降の展開にアイデアが足りなくて退屈だ。
物凄く長い映画に感じた。
逃亡劇なんだから、追っ手と蛮族の戦いをあんなに長く見せる必要が無いだろう。
メッセージ性は強く、
劇中にジャッキーが語る「親父はこう言ってた」というセリフや、
衛の将軍の境遇など、すべてがラストに繋がっている。
このラストで作品の印象がだいぶ変わる。
平凡な逃亡劇の過程を
細かいギャグで埋め合わせたような感じになっちゃってるのが残念。