88ゲーム回想録(46)「HARD社の社長が社員に面白いと認めさせたクイズ第一弾、君も成田へ行って勝手にジャンケンをしよう」


HARD社の社長が
社員に面白いと認めさせたクイズ第一弾、

君も成田へ行って勝手にジャンケンをしよう
発売元:ハード
発売時期:1988年3月
定価:6800円
対応機種::PC-8801
ディスク2枚組

 


長い文字数のタイトルだが、文面に意味は無い。
このゲームに成田やジャンケンは登場しないし、
社長が社員全員に面白いと認めさせたとかもウソだろうw
ゲームの中にはシンプルな脱衣クイズゲームである。
(「アメリカ横断ウルトラクイズ」のパロディにもなっていない)

 


このゲームにはマニュアルは付属されておらず、
ゲームを起動するとマニュアルがわりの説明画面が表示される。
余談だが、当時エロいグラフィックの事を
マイコンBASICマガジンなどで「ムフフ」と呼んでいた。

 


クイズは2択か3択。
風船に矢が刺さる時間内に選択肢を選ぶ。
正解するとルーレットで止まった数字に該当する部分の絵が見えるようになる。

 


絵が全て見えるようになると数秒後に同じポーズのまま全裸になる。
時間切れや不正解だとしてもゲームオーバーにはならない。
絵が全て見られない状態で全裸になり、次の女子に切り替わる。

脱がせた女の子が15人目になると、画面右のバニーガールが女神像に変わる。
30人の女の子を全員脱がせるとゲーム終了。

最後に正解率とコメントが唐突に表示されて終り。
エンディング画像やスタッフロールは無し。


クイズは雑学系で、可もなく不可もなく。
やたらと季語の季節を聞いてくる問題が多い。
たぶん途中でネタギレしたのだろう。
問題数は多くなく、ゲーム終了までに同じ問題が3~4回出てきた。

シンプルというより投げやりな作り。
出来るだけ安く作って売り上げ残せるかの実験のように感じたぜ。
タイトルで「第一弾」となっているが、第二弾は出なかった。