バカ映画大研究(48)「ファイナルドラゴン」


ファイナルドラゴン
ジャンル:アクション
上映時間:95分
1976年香港
監督:ロー・ウェイ
出演:ジミー・ウォングジャッキー・チェン
日本劇場未公開

主人公は“奪命流星”という武器を持つ武道家だ。
“奪命流星”は、主人公自身も2回しか使用した事がなく、
しかもそれを見た相手は全て死亡しているという。
天下に名を響かせている主人公は、
とある男(ジャッキー・チェン)に呼び出され、
自分のカミさんを殺して欲しいと言われる。
その話に興味を持った主人公は、『カミさん殺し』のクエストに挑むのだが、
そのカミさんには四天王と呼ばれる取巻きがいて、
それぞれ特殊能力を備えているという。
1人は暗器使いで、針を投げて、空を飛ぶハトも百発百中で撃ち落す。
1人は妖術使いで、どんなものでも吸い寄せる力を持ち、
死んだハトを手元に引き寄せる事が出来る。
1人は念力使いで、物質を念じただけで燃やす事ができ、ハトを燃焼させた。
最後の1人は知力に長け、焼けたハトを食べた。(←バカ)
さて、そんな四天王もあっさり主人公に殺されるwわけだが、
ストーリーはあまりにもグダグダなので、説明は省略し、
いよいよ“奪命流星”の活躍のときである。
姿をあらわした黒幕を倒すため、背中の“奪命流星”が姿をあらわす。
棒の両端にトゲ鉄球のついた武器である。
シャキン!と尺を伸ばしたかと思うと、鉄球が高速回転を始める。
そして次の瞬間、爆発音とともに鉄球は相手に向かって飛び出す!
相手に鉄球が刺さったかと思うと、相手は体ごと爆発したのだ!!
こ、これが伝説の“奪命流星”の真髄なのか!?
てゆーか、拳法関係ないじゃん!!www
黒幕を倒した主人公の背後で高笑いが響く。
それは、毒で死んだはずのジャッキー・チェンだった。彼が真の黒幕だったのだ。
「“奪命流星”は既に見切ったぞ。お前の墓場を用意した、来い!」
と、なぜか仮面ノリダーのごとく闘い場所を変える二人。
そこは男塾に出てきそうなバトルステージ。
無数に立てられた杭の上で移動し、
もし落ちようものなら、地面から突き出た刃に刺さってしまうという地獄の舞台だ。
劣勢に立たされたジャッキーは、隠しボタンを切り替えた。
すると、主人公の立つ杭から拘束金具のようなものが現れ、
主人公の身動きがとれなくなる。
最大のピンチと思われた主人公だが、再び“奪命流星”の登場である。
そう、“奪命流星”には隠された能力があったのだ!
主人公が“奪命流星”を天に向けると、
宇宙の彼方に花火のようなものが炸裂し、流星が落下してくる。
驚愕の表情で4秒ほど棒立ちになるジャッキー。
やがて流星は、ジャッキーのもとへ落下し、(やっぱり)爆発した。
事件を解決した主人公は、悪の片割れだった女頭領みたいな人のもとへ駆け寄る。
(やはり敵だった)老拳士曰く、「彼女はもう普通の可愛い女になったのだ」

 

一言で言うと“闘将!!ラーメンマン”の実写版みたいな映画だ。

 

 

警戒レベル:

f:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20211017092647p:plainf:id:g16:20211017092647p:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112226g:plainf:id:g16:20210823112247g:plain