キャノンボール
1981年制作
アメリカ&香港
[原題]THE CANNONBALL RUN
監督:ハル・ニーダム
製作:アルバート・S・ラディ
上映時間:95分
日本公開日:1981年12月9日公開
出演:バート・レイノルズ(J・J・マクルーア役)、
ジャッキー・チェン(ジャッキー・チェン役)、
ロジャー・ムーア(シーモア・ゴ-ルドファーブ・Jr役)、
ファラ・フォーセット(パメラ・グローヴァー役)、
ドム・デルイーズ(ヴィクター・プリンズム役)、
ディーン・マーティン(ジェイミー・ブレイク役)、
サミー・デイヴィス・Jr(モリス・フェンダーバウム役)、
テリー・ブラッドショー(テリー役)、
バート・コンヴィ(ブラッドフォード・コンプトン役)、
ジェイミー・ファー(シーク役)、ピーター・フォンダ(チーフ・バイカー役)、
ビアンカ・ジャガー(シークの妹役)、
エイドリアン・バーボー(マーシー・サッチャー役)、
タラ・バックマン(ジル・リバーズ役)、
ジャック・イーラム(Dr.ニコラス・ヴァン・ヘルシング役)、
マイケル・ホイ(マイケル・ホイ役)、
ジョージ・ファース(アーサー・J・フォイト役)
製作年度のジャッキー年齢:26歳頃
アメリカ大陸5000キロを走る公道レース「キャノンボール」。
そのレースに参加する個性的なチーム達が巻き起こすドタバタを描いたコメディ映画。
レースシーンよりも、チーム同士を足を引っ張りあったり、
警察に捕まらない作戦を立てたりといった事がメイン。
また、レース参加者達の顔触れを豪華キャストにしているのも特徴。
主人公はバート・レイノルズ演じるJJで、
相棒のビクター(ドム・デルイーズ)はときおり
「キャプテン・ケイオス」というヒーローに変身するという趣味を持つw
救急車でレースをすれば警察に止められないだろうという作戦に出た彼らは、
スカウトした肛門科の医師を乗せて出発する。
怖すぎる顔芸のインパクトが強いニコラス医師を演じたのは
かつての西部劇俳優ジャック・イーラム。
そして映画の豪華さに華を添えているのは、
ロジャー・ムーアに似ているという事で007に成り切っている御曹司シーモア。
彼を演じているのがロジャー・ムーアだから可笑しい。
さて、レース出場者の一人ジャッキーだが、
その相棒はミスター・ブーのマイケル・ホイ。
香港映画ファンには夢のタッグ結成であるが、
マイケル・ホイはそれほど目立つシーンが無く、
ジャッキーの横にいる脇役という印象しか残らない。
実に勿体無い使い方だ。
ちなみに日本でテレビ放送されたときの役名は「ミスター・ブー」だったw
そしてこの二人は日本人という設定で、
ハイテクマシンに改造したスバル1600スウィングバック4WDでレースに参加する。
この映画、20世紀フォックスとゴールデン・ハーベストの合作のはずだけど、
なんで香港人じゃなくて日本人設定にしたんだろ?
そんな二人の登場シーンをご紹介。
まず映画開始から13分後。
二人は日本からのレース参加者としてテレビ番組に出演。
違法なレースなのに大丈夫なのか?w
司会者はカタコトの日本語でしゃべってるけど、ジャッキーは中国語だ。
設定どうなってるんだよ(^_^;)
番組中なのにマイケル・ホイは勝手に車を作動させて暴走させる。
意味不明シーン。
次に登場したのは68分頃。
光学迷彩(?)みたいなので検問を突破するシーン。
次は72分頃。
自動ナビみたいなのでニューメキシコに着いたと思ったら
メキシコだったというオチのシーン。
次は74分頃。
ジャッキーが運転中ポルノビデオを観て事故りそうになるシーン。
そして77分頃。
そのあとロケットエンジンみたいなのを噴射して空を飛ぶw
最後は82分頃。
暴走族との乱闘に巻き込まれるシーンで、
ケンカ好きなジャッキーが最後まで残って暴走族を蹴散らす。
ここが唯一アクションスターであるジャッキーが本領を発揮するシーン。
なのだが、相手がハリウッド俳優だからか、アクション自体はヌルめである。
最後にゴールまでかけっこで優勝を決め、
打ち上げパーティのシーンで映画は終わるのだが、
ジャッキー達はセリフは無く、モブキャラ扱いであったw
この映画、今見ると小ネタの寄せ集めで、
それら小ネタが全部すべっており、たいして面白くないが、
エンドロールの出演者達の笑いが絶えないNGシーンを観ていると、
そんな事どうでもいい朗らかな気持ちになるのだったw