リアルバウト餓狼伝説スペシャル
(SNK)
1997.2.28発売/32000円/格闘
最高の舞台が待っている。
前作「リアルバウト餓狼伝説」から1年1ヶ月ぶりにリリースした続編。
餓狼伝説シリーズとしては6作目となる。
選択キャラクターは前作の16人から死んだギースを除けばリストラは無く、
これにタン・フー・ルー、ヴォルフガング・クラウザー、ローレンス・ブラッド、
チン・シンザンという「餓狼伝説スペシャル」以来のメンバーを加えた
19人となっている。
中ボスがローレンス・ブラッド、最終ボスがヴォルフガング・クラウザー。
また、前作で死んだはずのギース・ハワードは隠しボスとして出現。
選択キャラの見ている悪夢という設定らしい(^^;
なお隠しコマンドを使うとギースも使える。
さらにさらに、アンディ、マリー、ビリー、タンに関しては
性能や性格設定の異なるEXキャラクターが用意されており、
これらを数に加えると実に24体の選択キャラクターが存在する大所帯となっている。
システムは前作「リアルバウト餓狼伝説」が基本になっているものの、
プレイ感覚はより向上している。
連続技や必殺技が気持ち良く手に馴染む。
システム的に大きく変わったのは2点。
リングアウト決着が不評だったそうで廃止。
そのかわりステージ異変イベントが組み込まれている。
ステージ端に追い込んだ相手に一定数ダメージを与えると、
壁が崩れるなどの異変が起き、
そのときステージ端を背にしている方はダメージを追って気絶するというギミックだ。
また、スウェーシステムは「餓狼伝説スペシャル」までの
2ラインシステムに戻された。
ゲームは遊びやすくて快適。
だけど、リングアウトやスウェーといったリアルバウトの個性をあっさり切り捨て、
さらに「餓狼伝説3」で一新したはずのキャラクター達だったのに、
「餓狼伝説スペシャル」のキャラクターを大量に復帰させるというのは・・。
KOFシリーズとの棲み分けのため、
あえて新機軸を打ち出し、ようやく生み出したのがリアルバウトでは無かったのか?
これでは原点回帰どころか、先祖返りだよ。
リングアウトだって「不評だった」って言うけど、俺は好きだったからね。
他のネオジオ格闘ゲームには無い攻防だったから。
追加キャラにしたって、どうせドット絵は新規で作ってるんだから、
過去キャラに拘らずに新キャラの一体でも二体でも増やせば良かったのにさ。
【選択キャラクター一覧】
不知火舞
「餓狼伝説3」から新コスチュームとなった舞だが、
元の浴衣ふんどしスタイルに戻された。
ダック・キング
ボブ・ウィルソン
望月 双角
ヴォルフガング・クラウザー
秦 崇雷
秦 崇秀
ホンフゥ
ブルー・マリー
フランコ・バッシュ
前作の倍ぐらい激太りしている。
テレビの解像度設定を間違えたのかと思ったw