わが青春のPCエンジン(78)「ソンソンII」

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ソンソンII
(NECアベニュー)
1989年1月27日/アクション/5400円

 

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1984年にアーケードに登場し、
ファミコンにも移植された「ソンソン」。
西遊記の世界観を元にしたアクションシューティングだった。
そんな「ソンソン」の続編がPCエンジンに登場した。

 

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だがそのゲーム内容は前作とは似ても似つかぬもので、
ジャンプ&アタックのステージ探索ゲームとなっている。
そもそ主人公の名前からして「ソンソン」じゃない。
ゲーム中で孫悟空と呼ばれている。
なんじゃそれ。
というのもこのゲーム、元となっているのは「ソンソン」ではなく、
ブラックドラゴン」というアーケードゲームなのである。
ところがところが。
そのブラックドラゴン」もそれほど再現されていないw
キャラと背景の縮尺が違うんだから、もう別ゲームだろ(^^;

 

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攻撃は如意棒の正面攻撃と、魔力を消費する魔法攻撃。
敵を倒すとフルーツなどを落とす。
これを集めるとショップでの代金として使える。

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ここで如意棒をレベルアップさせたり、
体力を強化したり回復させたりする。
ということは同じ場所でウロウロし続けてフルーツを集めまくり、
ショップで最強状態にしてから進めばラクに攻略できる?
と思いきや、そうなってはいない。
同じステージで一定時間が過ぎると無敵(?)の雷様が登場して主人公を攻撃してくる。
つまりこれはどういう事かというと、
短時間でもっとも効率的にフルーツを集め、
もっとも効果的な買い物をしていかないと、
ステージを進めるにつれて行き詰まっていく。
そういうゲームということ。

 

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如意棒の一番強いヤツは壁の中に隠されている。

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これ手に入らないと余計にツライぞ。
このあとボスラッシュになるのだが、
基本的に体力回復せずにそれまま次のボスとの戦いが続くのでツライ。
コンティニューもショップで買ったランプを消費してしかできず、
エンディングまで到達する事は出来なかった。
無念。

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ゲームは全体的に「モンスターランド」っぽさを感じる。
もしかしたらNECアベニューは「モンスターランド」っぽいものを
PCエンジンタイトルとして投入したかったのかも知れない。
そのためには頭身の低いカワイイ世界観にする必要がある。
だが「ブラックドラゴン」のデフォルメ化は許されなかった。
結果、カプコンの別IPである「ソンソン」を引っ張り出してきた。
そんなところではないだろうか?