わが青春のPCエンジン(65)「ファイヤープロレスリング 2nd BOUT」

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ファイヤープロレスリング 2nd BOUT
(ヒューマン)
1991年8月30日/プロレス/6900円

 

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前回に引き続き、2作目のファイヤープロレスリングである。
1作目の人気を経て2年後に登場したのが本作。
余談だがジャケットに登場しているのはプロレスラーのリッキー・フジ選手だ。

 

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グラフィックやシステムはほとんど前作と変わっていない。
登場レスラーはプロレス界の世代交代を感じさせる顔ぶれとなっている。

 

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ビクトリー・武蔵(モデル:アントニオ猪木)

 

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冴刃明(モデル:前田日明)

 

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ハリケーン・力丸(モデル:長州 力)

 

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トミー・ボンバー(モデル:ジャンボ鶴田)

 

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サンダー・龍(モデル:天龍源一郎)

 

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ミスター・K(モデル:北尾光司)

 

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プレード・武者(モデル:ザ・グレート・ムタ)

 

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クラッシャー・新也(モデル:橋本真也)

 

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ナック・将勝(モデル:船木誠勝)

 

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ブラック・カジワラ(モデル:藤原喜明)

 

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スーパー・カイザー(モデル:獣神サンダー・ライガー)

 

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マスクド・ユニコーン(モデル:ペガサス・キッド)

 

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アトミック・ブラスター(モデル:アルティメット・ウォリアー)

 

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アックス・モーガン(モデル:ハルク・ホーガン)

 

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スター・バイソン(モデル:スタン・ハンセン)

 

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ヒットマン・セイバー(モデル:ビッグバン・ベイダー)


本作からタッグは全選手の中から自由な組み合わせで選べるようになった。
それによってタッグチームとしてのバランス縛りから解放されている。
1991年というと新日本プロレス
毎年の東京ドーム興行を成功させているイケイケの時期。
そしてUWFがリングス、藤原組、インターの3派に分かれた時期。
そういった情勢が反映された選手ラインナップになっている。
前年にドームでデビューした北尾光司が入っているあたりなどは、
よほど開発者にとってその存在が印象深かったのだろう。


今回も前田日明でシングル戦を進めていこう。
設定されている技も前作から調整されている。
(関節技が「アキレス腱固め」から「膝十字固め」に変わっている等)
また、同じ技でもグラフィックが描き直されていて、
前田はよりダイナミックになっていた。

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例えば大車輪キックはこのような変化。

 

15選手全てに勝利してエンディングへ。

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CONGRATULATION!
YOU HAVE DEFEATED ALL VETERAN COMERS IN SUCCESSION.
YOU ARE THE CHAMPION.
BUT ARE YOU BRAVE ENOUGH FOR THE NEXT BATTLE?

 

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最後にまたお馴染みのコマンドが・・。
そう、タイトル画面でコマンドが成功すると2周目が遊べるアレだ。
前回同様に再び15戦を勝ち抜くと、登場する二人。

 

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RJ・フェイズ(モデル:ルー・テーズ)

 

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カルロス・クラウザー(モデル:カール・ゴッチ)

 

そしてなんと今回は3人目の隠しレスラー出現。

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力王弾という「力道山」がモデルのレスラーだ。
言わずとしれた日本プロレス界の父。

 

そして真のエンディングへ。

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CONGRATULATION!
YOU HAVE DEFEATED ALL VETERAN COMERS IN SUCCESSION.
YOU ARE THE TRUE CHAMPION.
BUT ARE YOU STILL HUNGRY?
IF NOT ANOTHER BATTLE MAY AWAIT YOU ANYWAYS….

 

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と思ったら4人目の隠しレスラー出現。(しつこい・・)
グレート・パンサーという「スーパータイガー」がモデルのレスラー
スーパータイガーは、新日本を退団したタイガーマスク
旧UWFに合流したときのリングネーム。
知名度抜群のタイガーマスクではなく、
スーパータイガーを持ってくるあたりマニアックだ(^^;
このタイガーがめちゃめちゃに強くて
今回の挑戦では勝利できず。
無念。


GAME DESIGN
HIDEAKI SASAZAWA
DAISUKE ICHISE

ORIGINAL GAME DESIGN
MASATO MASUDA
HIDEAKI SASAZAWA

MAIN PROGRAM
FUMIKI YANAGIDA

PROGRAM
MASATOSHI KANAI
TERUYUKI TESHIMA

ORIGINAL PROGRAM
MASATO MASUDA
TORU HAYASHI

GRAPHIC
KAZUNORI KOSUGI

INFORMATION WRESTLER
KENICHI ABE

SOUND
HIROYA NIWAYAMA
HIROAKI TANAKA
TETSUJI OTANI
MASAMICHI YAMAZAKI

SPECIAL THANKS
TAKESHI ONOZAKI
TADAAKI KITAMURA
RYOUYA YANO
SHINICHI FUYUSHIBA
KAZUNORI IIDA
RYOJI AMANO
AKIRA KITSUNO
NORIHIRO MURAKAMI
TATSUNORI MOROHOSHI
YOUSUKE ICHISE
KENJI KIJIMA
KAZUSIGE HAMANO

DIRECTION
DAISUKE ICHISE
CHACHAMARU

 

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最後のタイガー戦をプレイして、ファイプロシリーズの問題点が浮き彫りになる。
COMを相手にするとき、相手が強すぎると全然面白くないのだ!
「ボスキャラが強いのは当たり前だろ?」と思われるかも知れない。
だが前回のレビューを思い出して欲しい。
ファイプロの真価は「サイコロジーとしての表現を追体験する」点にある。
だが相手が理不尽に強すぎると“表現する”事が阻まれる。
より効率的な戦法を余儀なくされるし、
下手すれば一方的に技を受け続けて終わる「しょっぱい試合」となる。
しかもファイプロの場合、
COMの強さは「腰を落としたときのタイミング」で調整されている。
ボタンタイミングなんてCOMが本気を出せば勝てるわけない。
それが強すぎるとより理不尽に感じられるというわけだ。