魂斗羅ザ・ハードコア
(コナミ)
メガドライブ/1994年9月15日/アクションシューティング/9000円
おや?セガゲームを紹介するんじゃないの?と思った諸君。
甘いぞ!
「やっぱりセガが好き」は、
「セガが発売したゲーム」だけでなく、が
「セガハードで発売したゲーム」を紹介するプロジェクトなのだ!
いままでセガタイトルしか紹介してなかったのは“たまたま”だぜ!カブロン!
破天荒な撃ちまくりアクションシューティングシリーズ「魂斗羅」。
スーパーファミコンでリリースされた「魂斗羅スピリッツ」から
2年半経過した1994年9月にメガドライブで登場した本作。
セガハード唯一の魂斗羅であり、
2Dアクション技術が極まった時期に登場したオーパーツ的作品だ。
ゲームがスタートすると4人から操作キャラを選択する。
このゲーム、同じ武器でもキャラによって性能が異なるので、
それぞれに攻略法が存在する。
一度クリアしてもキャラを変えれば違った手触りになるの凄い。
ゲームがスタートすると司令が下されて現場へ向かう。
ここからは2D技術のオンパレード。
洪水のように次から次へと配置された怒涛の表現にただただ圧巻。
さながら2D演出博覧会だ!
巨大なキャラクターも気持ちいいぐらいに動く。
これメガドライブだかんね!
回転するバーに捕まって移動。
このあと回転がスピードアップしたりも。
いちいち何かしらの技術的演出が仕掛けられているw
戦闘機に捕まって移動。
敵の残像表現も何気に凄い。
戦闘機の正面に視点が移動した!?
どんなメモリ配分の工夫しとんじゃ・・。
これメガドライブだかん(以下略)
ストライダー飛竜も真っ青な移動範囲!
吊橋を掴んで揺らすボス。
口あけてポカーンとしちゃう。
このあたりホントに「ストライダー飛竜」みたいw
なんてこったー!
信じてたのに!
列車の横を走り抜ける巨大ロボット。
すげぇ~。
そしてボスとの最終対決。
このボス作るだけでも相当に時間かけてるよね~。
エンドロールが始まったら自然と画面に向かって拍手していたよ。
TEAM
機知GUY
DIRECTOR
SCENARIO WRITER
GRAPHIC SUPERVISOR
OH!味 NAKAZATO
PROGRAMMERS
MAIN PROGRAM
MIYAOKA♪KENJI
ENEMY PROGRAM
TAKEDA★TAKASHI
HAMADA HIDEMI
K・KARASAWA
HELP MAN
KENICHIRO HORIO
DESIGN WORKS
NICE GUY
S・SHIMAMURA
BIKE MAN
K・SUZUKI 刃
SOUND WORKS
H・DEVI KOBAYASHI
AKIROPITO
MIYAOKA♪KENJI
CHIRU2 YAMANE
GAJOKAI
NITACHIGU
PACKAGE DESIGN
S・KUMASAKA
PACKAGE ILLUSTRATION
YASUOMI UMEZU
SPECIAL THANKS
YUTAKA HARUKI
AND
ALL KONAMI STAFF
PRODUCER
TOMIKAZU KIRITA
※余談
ENEMY PROGRAMとしてスタッフロールに登場するK・KARASAWAさんは、
実写取り込み画像を自在に操る数々の同人ソフトで8ビット時代に大活躍した方だ。
~編集後記~
本作はドット絵ゲーム末期に登場した到達点の一つと見て良いと思う。
本作が登場した1994年の年末にはプレイステーションとセガサターンが発売される。
ご存知の通り、それを境にビデオゲームの主流は3Dへと傾倒していき、
ドット絵技術はロストテクノロジーとしてこの時期で進化を止めた。
一節によると、本作は1000本しか生産されなかったらしく、
「どんなに素晴らしい内容を作り上げても越えられない市場の壁がある事実」
が厳しい。
長い間、隠れた名作としてプレミア価格でしか手に入らないソフトであったが、
2019年6月12日に配信された「魂斗羅 アニバーサリーコレクション」や、
2019年9月19日に発売される「メガドライブミニ」に収録されており、
安価でプレイできる環境が整ったのは嬉しい事だ。
(※本作の記事もswitchでプレイして作成した)