PSVita振り返り

ついにPSVitaの出荷が終了し、7年の歴史に幕を下ろした。
ハードが出た当初は背面タッチパネルに驚いたね。
でもそれを活用したタイトルはほぼ無かったように思える。
当初、3G回線を搭載したモデルも出たけど、
Vitaのネットゲームが流行るかどうかわからないのに
月額料金払うようなモデルは絶対ダメだなって思った。
振り返ってみるとPSVitaって独自路線のソフトも全然出てない。
ほとんどPS4タイトルのダウングレードみたいなゲームばかりで、
「携帯機で遊ぶ必要がない」と思えるラインナップだった。
そもそも「モンスターハンターのブームによってPSPが売れた」事により、
PSVitaの命運は狂わされたと言ってもいい。
Vita登場から2年目ぐらいに、
SCEの子会社でVitaソフトを作っていた知人に聞いた事がある。
「Vitaこれからどうなっちゃうの?」
すると彼は自身満々に言った。
「モンハンの新作出ればすぐにV字回復するから大丈夫」
Vitaは設計段階で
「モンハンがちゃんと遊べるように」
カプコンと協議して作られたハードだという。
その時点でスマホのようにタッチパネルに統一された設計は却下された。
だがVitaにモンハンは出なかった。
「モンハンの新作が出れば大丈夫」という知人の言葉が
いかにコンセプト無きハードだったのかを物語っていた。
 
そんなVitaで面白かったタイトルを少しご紹介。
 
マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンスHD」
WiiPS3Xbox360など様々な機種で発売されたリズムゲームだが、
背面タッチに対応していたのは良かったね。
指で画面を邪魔しないで遊べた。

イース セルセタの樹海
のちにPS4にも移植されたけど、当初は「イース新作はPSVita専売」と謳われていた。
ハッキリ言って、俺様はイース新作を遊びたくてPSVitaを買ったのだった。

ドラゴンズクラウン
これものちにPS4に移植されたけど、
このゲームは携帯機で遊ぶのに適していたように思う。
追加キャラとか追加クエストとか増やしてSwitchで出してもええんやで!

スーパーヒーロージェネレーションズ」
ガンダムGジェネレーションのシステムに
ライダー、ウルトラマンガンダムのヒーローを載せたゲーム。
このシリーズ続いて欲しかったな。

 

俺様史の中では失敗ハードと呼んで間違い無いのだが、
この開発資産をぜひPS5につなげて欲しいと思っている。
つまりSwitchのマネでもいいから、
PS5は“持ち運びできる据え置きハード”にしてもらいたいのだ。