結局のところセガハードで遊んだ体験が一番濃密に体験として残っている。
ズンドコなトラブルや苦笑いするしかないズッコケが多いセガであったが、
最終的にはセガが好きという事に帰結するのだ・・たぶん。
そうしたわけなので、セガハードでしか体験できないタイトルを
少しずつご紹介していこうと思うぜ。
(セガタイトル以外も扱います)
シャダム・クルセイダー 遥かなる王国
(セガ・エンタープライゼス)
ゲームギア/1992年9月18日/RPG/5500円
ゲームギア発売からちょうど3年目に突入する直前に発売された
フィールド探索型RPGである。
(ゲームギア初RPGではない)
アラビアを舞台とした独特の世界観と、
オリエンタルな秀逸BGMが特徴的であるものの、
システムはオーソドックスで卒なくまとまっている。
序盤で仲間になる「ランプのまじん」はレベルアップや装備が無く、
アイテムで強化していく。
魔法が使えるのも「まじん」だけ。
あとで仲間になるシンドバッドやシートも
「まう」や「ふいうち」という独自のコマンドを持つ。
これにより戦闘に役割分担が生まれ、作戦を考える楽しさを生んでいる。
戦闘中、ランプの中へ撤退してMPを回復する魔法など、アイデアが面白いものも。
ゲームのピンポイントで入るビジュアルシーン。
まるでイースIIのオープニングをオリエンタル風にしたかのようだw
それにしてもシンドバッドを「バッド」と略すのはどうかと思うw
ストーリーは全5章構成。
RPGとしては短編だが、ゲームギアを長時間プレイするのは疲労が激しいので、
このぐらいの長さがちょうど良かったと思う。
ゲームバランスも悪くない。
昔のRPGにありがちなドSなトラップや無茶な経験値稼ぎ要求も無いし。
まじんが音声合成で「あいあいさー!」としゃべるのはビックリした。
声一発でインパクトを残せる時代が懐かしい。
それぞれのパーツが大きめに描かれたグラフィックは
携帯ゲーム機である事を意識した丁寧な仕事っぷりだ。
開発期間が短かったのか、
ハマりバグやキャラ増殖バグなどが残ってしまっているのは惜しい。
特に詰まる事無く最終章へ。
最後の章は迷宮を順番に攻略しながら6体のボスと連戦する事になる。
これらのボスがなかなか禍々しいデザインで良い。
そして最後のボスであるアーリマンとの対決。
主人公以外全員気絶させられた状態で薄氷の勝利。
こうして一つの物語は終わりを告げた。
いくつもの戦いを乗り越えた。
王子とその仲間は聖なる戦士として、
シャダム・クルセイダーと呼ばれ、
長く人々に語り継がれていった。
そののち、長い年月のうちに、
ある者は歌として、
また、あるものは伝説として、
様々に形を変えながら、残っていく事になる。
そして・・・
PRPGRAM
Lunarian SG
PLANNING
K.OCT
TOMARIN
SCENARIO ADVISER
MASAYUKI ISHIKAWA
ILLUSTRATION
KINO CHAN
SOUND
TYPE-O
VOICE ACTOR
POLMI
ATSU
GRAPHIC DESIGN
E-IRO
7 BIG KING
JYOUOH
Y.NOZAKI
SADA
HIDE
CHOKO
GEN
THANKS
SIVA
RAI-ZOU
KUDO
SATO
TATE
ASOHY