ジャッキーチェン
(ハドソン)
1991年1月18日/アクション/6500円
当時ハドソンがジャッキー・チェンのゲーム化権を
持っていた事から誕生したアクションゲーム。
(開発したのは「ナウプロダクション」である)
ハドソンは同時期にファミコンでも同名のアクションゲームを出しているが、
ゲーム内容が微妙に異なるので別ゲームとして扱うべし。
かわい子ちゃんが悪いボスに拉致られるお馴染みの光景。
全5ステージであるが、1ステージがやたら長い。
キャラも大きめでステージデザインはシンプル。
同社の「カトちゃんケンちゃん」や「PC原人」に近いデザインだ。
攻撃ボタンとジャンプボタンというこれまたシンプルな操作設計。
回数制限のある必殺技は2種類あり、
攻撃ボタンを貯めて放つ波動拳みたいなやつと、
上ボタン+攻撃ボタンで出せる特殊攻撃(そのときのパワーアップ具合で変わる)。
ステージ各所にボーナスステージが隠されている。
師匠のような人に導かれ、
「木人拳」や「雲の上のフルーツ集め」といった平和なゲームに挑戦w
その結果で体力や技数回復、コンティニュー数増加などが得られる。
体力が尽きるとすぐにゲームオーバー。
タイトル画面で回数制限のあるコンティニューでステージの最初から挑戦。
実質、このコンティニュー数が残機みたいなもんだ。
タイム制限は無いので、なるべくダメージを受けないように慎重に進めるのが基本。
回復できる箇所も少ないしね。
ボスキャラはなかなか面白いデザインのものが多い。
さて、ここでこのゲーム発売当時に思いを馳せる。
俺様は昔からのジャッキーファン。
1991年と言えば「プロジェクト・イーグル」とか「炎の大捜査線」が公開された年。
ジャッキーと言えば現代劇アクションの人であり、
カンフー映画は10年近く撮られていない。
本作の今更ながらのオールドスタイルは
「ジャッキーの事をわかっていない人が作った?」と思った。
また、本作の2.5頭身ジャッキーにも落胆。
ジャッキーのアクションやスタントを再現するのに頭身の低さは合わない。
つまるところジャッキーファンが喜ぶようなタイトルでは無かった。
どちらかというとジャッキーの知名度を利用しただけの
普通のアクションゲームという存在だったのである。
ゲームプレイに戻ろう。
いよいよ最終ボス戦へ。
ボスは意外と強くない。
体力が残っていれば回数制限技のゴリ押しでも倒せる。
ただそれだけで終わらないのは想定の範囲内。
第二形態の蜘蛛妖怪と最終決戦。
蜘蛛に対して雲に乗るジャッキーw
勝利すると四季を彩る河川敷で終劇。
このゲームのエンドロールは変に凝っている。
なんとスタッフそれぞれの似顔絵がゲーム画面に融合して登場w
どこに容量割いてんだよっ!!(^^;
GAME DESIGN
DIONYSUS・HAL
PROGRAM DESIGN
PAPA・TOMOHIDE
CHARACTER DESIGN
HIROPON・OZAKI
SOUND DESIGN
SINKON・KIYOSHI
VISUAL DESIGN
ONI・TAIJI
PRODUCE
URA・DESU