は〜るばる来たぜ函館ーっ!!(7)

なんとか函館の夜景にありつけた俺様。
あとは心置きなく酒に溺れるだけである。
この日の宿泊先は駅前にある「函館天然温泉ルートイングランティア函館駅前」だ。
ここは安いのに施設もしっかりしてるし温泉もあるしで良いホテルだな。
ちなみに隣のホテルはHOTEL駅前」

藤子不二雄A先生的なセンスだと思ったぜ〜。
 
温泉でこの日歩きまわった疲れをほぐしていざ繁華街へ。
この日入ったのは「根ぼっけ」なる居酒屋。

現地でしか食べれないものがある事と、
地酒が飲める事を条件に探した店だ。
 
まずはビールで喉を洗う。
お通し3点盛りはどれも美味いね。

 
さてここからは地酒と行きますよと。

最初に頼んだお酒は「二世古純米」
そして根ぼっけの刺し身だ。

国産のホッケは真ホッケと呼ばれる高級魚だ。
ほとんど東京で食べられる事は無い。
大衆居酒屋でよく食べられているホッケは
ロシアなどから輸入されている近縁種でシマホッケと呼ばれるもの。
その味は真ホッケとはかなり違う。
そんな真ホッケの中でも、回遊せずに津軽海峡に根付いた真ホッケがいる。
餌が豊富だから回遊する必要無しとたっぷり脂を蓄えた奴らを根ぼっけというわけだ。
根ぼっけは寄生虫のいる魚なので刺し身には注意が必要だ。
店主が注意深く取り除いていたのが印象的だw。
そんな根ぼっけ刺し身をパクっと。
う〜ん、繊細な味だ。
口の中に繊細な甘味がジュワーッと広がる。美味いなあ!
二世古純米はどっしり系。繊細な根ぼっけ刺しと相性ピッタシ!



続いてホタテ刺しも頂いた。
ホタテって刺し身だとそれほど好きじゃないんだけど、変な水っぽさが皆無!
変な話だけどプリプリでエビみたい!
ホタテ貝柱はコリコリでつまみ力凄い!


店主がオマケで中トロの握りくれた。
超美味い〜。
 

根ぼっけ焼き(小)
小なのになにこのデカさw
淡白さはなく香ばしい脂が口の中にジュワッと広がる。
皮まで美味いよ!
一緒に飲んだのは「国稀 特別純米
美食を邪魔しない好サポート。
 

根ぼっけすり身揚げ
根ぼっけは繊細であるがゆえに、油で揚げるとその繊細さが壊れるな。
勉強になるぜ。
合わせたお酒は「男山 生もと純米」
ザ・日本酒。うん、ザ・日本酒。
 


シメに根ぼっけすり身汁いくら玉
根ボッケ感は薄いけどこのタイミングでの味噌汁は染み入る。
いくら玉に巻かれているのは焼き海苔ではなく岩海苔。
食べにくいけど、うん、美味い。
この旅で初めていくら食べたわw
 
ちょっと飲みたりなかったので
最後に「二世古連山」を熱燗で頂く。

それにしてもこの店は店主のトークが面白い。
「函館初めて来たの?たいした事ないでしょ。」とか、
「ウニおいしいよ。ロシア産だけど。」とか、
笑いの絶えないカウンターであったw

帰りに大門横丁も冷やかしてみる。

ここは古き良き函館の飲み屋街を復活させようというコンセプトの屋台村。
30軒近い小さな屋台がぎっしりと立ち並ぶ。
いいね〜。
こういうのが近くにあったら毎日通っちゃうな〜。