石川あばれ旅の巻(4)

翌日。あまりに暑いので俺様は日本海へ向けて歩き続けた。
猛暑の中で外を歩いている人間は俺様以外誰もいない。

意識が朦朧とし、膝から崩れ落ちそうになったそのとき、
白尾海水浴場へと辿り着いた。

地元の家族連れが3組ぐらいでほとんど人がいない。
俺様は海パンを履いてまっすぐ水平線に向けて直進した。
水面が肩を越えたあたりで立ち止まり、ジッと水平線の向こうを凝視。
「いま北朝鮮からミサイル飛んできたら、俺様が第一の目撃者となるであろう。」
そんな事を考えながらも、
波が来るたびにジャンプして顔に水がかからないようにするゲームを
3時間ほど続けていた。
いいかげん体もふやけてきたので海を出て宇野気駅方面へ歩き出す。
駅近くの寿司処「松の」へと入る。
「今からだと2時間待ちになります」
むむぅ。2時間か。
とは言え周囲には食事処は見当たらない。
2時間後の予約をして周囲をブラつく事に。
が、このあたりに観光地は皆無。
仕方ないからとある方向に向かって1時間直進する事にした。
1時間経過したらユーターンする。
そうすればちょうど2時間後に戻って来れるってわけさ!
頭いいぜ!コロンブスの卵だぜ!

広大な田んぼ道をひたすら突き進む。
体内から汗がジワリジワリと吹き出して、服をビショビショにする。
1時間ほど歩いた先に貝塚があった。

(といってもただの小高い丘だったけどw)
来た道を戻る頃に寿司屋から連絡。
「席空きましたのでどうぞ〜」
ガッデム!予定より30分近くも早いじゃねーか!!
俺様は走る。
さらに汗が吹き出る。
寿司屋につく頃には俺様の体は熱暴走していた。

額からボタボタと汗を垂らしながら寿司屋のカウンターに座る。
こんな状態で寿司を食べるの初めてだぜ(^^;
俺様は火照った体を耐えながら3000円の上握りコースを注文。
そして体を冷やすためにビールも。
寿司はカウンターの前に一貫ずつ置かれる。

まずはイカ
イカも鮮度がいいと甘いねぇ〜。


えーっと、これ何だっけ?w
まあ美味いですw

カワハギは肝と絡めて食べます。
カワハギ美味いすなー!

大トロ!脂のってますなー。

ホタテ。大きくてプリップリです。

エビは間違いない。

これはイカ飯風。寿司屋では珍しい。

近海魚を叩いてタクアンであえた創作軍艦。
美味いよ〜。

カニ。これ石川県のカニに対するプライドを見たぜ。
とても一貫に盛る量ちゃう(^^;

こぼれいくら。林家ペー師匠の髪型かよ!
こぼさずに食べれませんでした。

タマゴでフィニッシュ。
一般的にタマゴは最初に食べるものとされてるけど、
これを最後に持ってくるのは石川流か?

うむ。素晴らしい寿司ランチであった。
出来ればもっとコンディションの良い体調で食べたかったけど(^^;

店を出る頃には15時を過ぎていたので、
俺様はそのまま新幹線で帰る事にしたぜ。
 
今回金沢に初めて訪れていたわけだが、
江戸文化の残る未開の地というイメージとは違い、
だいぶ観光客にスポットをあてた場所だったな。
金沢市内に住む人はあんまり落ち着かないだろうな〜と思いつつ、
残りの北陸県も行かなければならんなと心に誓うのであった。
 
 
〜余談〜
帰りの新幹線を待つ一時間。
人でゴッタ返す駅ナカのお土産屋。
その一角にある地酒店にて時間潰し。
カウンターのある試飲コーナーは満席だったので、
俺様はこちらの試飲自販機でなごり酒。

ここの試飲で使ってるプラッチックのコップ。
10個ぐらいまとめて盗んでるババアいたw
ババア・・ww