「仙台七夕まつり」の翌日、俺様は「秋保温泉」でリフレッシュする事を決めていた。
事前に無料送迎バスの予約を入れていたので、
仙台駅からホテルまでまっしぐらだぜ。
だが、バスが出るのは14時なので、
それまで仙台駅から近い「仙台海の社水族館」に行く事にした。
仙石線に乗って中野栄駅まで向かう。
サイボーグ電車かっけ~!
駅について15分ほど歩くと「仙台海の社水族館」に到着。
特にツッコミどころも無いので、
ツマリカスベの赤ちゃんでも見て和んでくれ。
あと、鯉がゾンビ並に飢え過ぎ。
仙台駅に戻り、送迎バスに乗り込む俺様。
直射日光を浴び続け熱中症気味。
15時に宿泊予定の「仙台秋保温泉 岩沼屋」に到着。
チェックインはしたものの、
夕食までまだ間があるので付近を歩いて散策。
近くに「磊々峡」という渓谷がある。
俺様はそこへ降りてみた。
すると、さっきまでカラカラに晴れていた空に暗雲が立ち込め、
ボタボタと大粒の雨が落ちだした!
当たると痛いほどの雨。
そして雷鳴が轟き続く。近くに落ちたような音が耳をつんざく。
雨が激し過ぎてヘタすれば激流の川に落ちそうになる。
俺様は岩にしがみついて耐え抜いた。
雨は30分ほどで止んだ。
見るとその事実を証明するかのように濁った激流が・・。
ここに落ちてたら命は無かっただろう・・。
とにかく被害はパンツがビッチョリになったぐらいで済んだ。
気を取り直して、ここから近い「秋保ワイナリー」へ。
ご当地ワイナリーを試飲したり購入したりできる場所。
目の前にはぶどう畑が広がる。
さて、せっかくだから何か飲んでいくか。
俺様はワインは甘口が好きだ。
俺様の選んだのはコチラ、
「バンジーメルローロゼ'21」。
スパークリングワインである。
これ以外は辛口のワインみたいだったから。
飲んでみたけど、甘口のイメージと違ってわりと渋かった。
これで甘口かー。これはもうこの土地のぶどうの特徴なんだろうなぁ。
俺様は夜に飲む用にシードルを購入して宿に戻った。
それにしても集中豪雨の後の雲はキレイだ。
宿に戻ってすぐ風呂に入った。
何せ下着がグッショリだし。
その後、猛暑の中で歩いたから汗臭くもある。
風呂上がりでさっぱりすると、
ドリンクコーナーでビールやレモンサワーがフリーサービス。
なんて素晴らしいサービスなんだ。
部屋も素晴らしい。
和の落ち着き空間だぜ。
しばらく部屋でダラダラしていると、夕食の時間となったので会場へ。
この夕食がまたパラダイスだった。
料理はバイキングではなく、決まったものが順次出されるスタイルだが、
飲み物はフリードリンク制。
これらの日本酒や焼酎をはじめとして、
ビールやワインなどが90分の間、飲み放題!!
マジか!!
その瞬間に俺様の目の前の料理は、全てツマミと化すのである。
とりあえずビールで乾杯。
ビールもいくらでも飲めるが、早めに日本酒へ移行したいので一杯でやめとこう。
最初のツマミはお通し三種。
「順菜酢」、「タコわさび」、「山形産だだちゃ豆の塩茹で」。
定番の滑り出し。
続いては造り三種盛。
「宮城県産生バチマグロ」「宮城県産すずきの挽茶洗い」「スルメイカ」。
“すずき”が面白かったなぁ。
お次は「日高見牛肩ロースの焼きしゃぶ陶板」。
肉が薄いからすぐ陶板にくっついちゃうけど、うんまい肉だなぁー!
日本酒グビグビいっちゃうよー!
そして「スモークサーモンと宮城県産夏野菜のゼリー寄せ」。
オシャンティーなツマミだね。
マゼマゼしていただきます。
次は「国産穴子の薯蕷蒸し」。
ペロリと食べちゃう。
お次は「宮城県産荏胡麻豚の葱しゃぶ」。
ポン酢とゴマダレが両方用意されてたけど、
俺様はゴマダレ派だったな。
そして本日のベスト「金華サバの竜田揚げ」!
これカレー塩につけて食べるんだけど、抜群に美味かった!
思わず眉が下がる程に。
これもっと食べたかったなぁ~。
バイキングだったらこれ5皿ぐらい食ってたわ。
同じタイミングでライス(宮城県産ひとめぼれ)も運ばれてきたので、
ライスも一緒にかっこんだ。最高。
腹も満たされてきたので、漬物でジワジワと日本酒を流し込む。
「豊屋長茄子漬け」「豊屋蔵王菜」「豊屋赤蕪漬け」の三種香の物。
味噌汁は「仙台麩を使用した仙台味噌の味噌汁」だ。
デザートの「ずんだ餅と季節のフルーツ」。
デザート食べたら席を立って部屋に戻ると思ったら甘いわ!
このしゃぶしゃぶで使った出汁スープがまた美味い。
これをスプーンでチビチビ飲んでツマミにしながら制限時間いっぱいまで飲むぜ!
結果、おちょこで16杯ぐらい日本酒を飲んだ俺様。
これ酒呑みにはとてもリーズナブルで幸せ過ぎるサービスだせ~。
このあと再び風呂に入って体をさらにほぐす。
全自動マッサージ機も無料で利用できる。
そしてロビー前ではピアノの弾き語り。
俺様はフリーのビールを飲みながらピアノの演奏に耳を傾ける。
(ジブリサウンドのメドレー良かったぜ~)
心も体もスーパーリフレッシュ。
仕上がるとはこういう事だ。
21時過ぎになると夜食のカレーうどんもサービスとなる。
忘れずに食べに行こう。
この時間に食べるクリィーミーなカレーうどん。
罰当たりな感じがまたたまらない。
さて部屋に帰って長い夜を過ごすお供は、
「バンジーシードル甘口2021」だ。
宮城県亘理町の契約農家さんが丹精込めて育てた“ふじ”。
清涼感のある青りんごのほのかな香りと甘酸っぱい味わいがシュワシュワー。
あー、良い夜だ。
どうやら俺様、あまりの上機嫌でシードルを口に含んだまま寝てしまったらしい。
そのシードルで溺れかけて、
片方の鼻から蛇口のようにシードルが噴射!(^_^;
飲み過ぎたようだ。反省してます。
翌日の朝食。
これまた点数が多いねぇ~。
「めかぶとろろ」「法蓮草のお浸し」「茄子の田舎煮」という小鉢三点。
「イカオクラ」のお造り。
「赤魚仙台みそ漬け焼き」。
「仙台名物笹かま風お豆腐蒲鉾バター焼き」。
「仙台味噌を使用したお味噌汁」、
「蔵王ヨーグルト」。
そして、納豆、玉子、漬物などはフリーで取りに行く。
朝もスパークリングワインが飲めるんだが、
まだ酒が残っていたのでオレンジジュースにしといたぜ。
大人になったな俺様。
癒やし天国のような一泊をさせてくれた「岩沼屋」さん。
仙台に来る事があったらまた泊まりたいと思える素晴らしいサービスだった。
あっぱれ。
このあとは新幹線に乗って帰るつもりだが、
その前に仙台名物の牛タンでも食べていこうか。
俺様はいつくもある牛タン専門店の中でも評判の良い
「たんや善治郎 仙台駅前本店」へ。
やはり人気店だけあって、店の前から非常階段を上がる形で列が出来ている。
1時間ほど待ってやっと店内へ。
ランチメニューは2000円以下のリーズナブルなセットも揃っていたが、
値段よりも質だ。
俺様は牛タンの中でも特撰部位の「真中(しんちゅう)」の牛たん定食を注文。
税込み3740円。
さらに生ビールもいっちゃうぜ。
最初に生ビールとお通しのひじきの小鉢がやってきたので、
蒸し暑い非常階段で乾いた喉を冷やす。
やがて「真中極厚たん定食」がやってくる。
厚く焼かれた牛たん。
白菜の浅漬、南蛮みそ漬け、テールスープ、麦めし、ととろ・・というラインナップ。
麦めしはおかわり1回は無料らしい。
まずは何はともあれ牛たんをいってみよう。
塩味がついているのでそのままで食べられる。
分厚く焼かれているのに歯で噛み切れるが、
肉の弾力もちゃんと感じるバランス感。
そして中から溢れるジューシーなタンの旨味。
確かに美味い。
後半は麦めしをおかわりしてとろろをかけて味変。
テールスープもこのセットではベストの汁物。
全体的に及第点なんだけど、どれも想像の範囲内というか、
驚きのない味なんだよね。
ぶっちゃけ3740円払ったら、
このぐらい美味い牛タンは東京の焼肉屋で食べられるんだよね。
やっぱり仙台というシチュエーション込みの名物なんだろうな。
もし仙台で牛タンを食べたいと思ったら、人気店じゃなくて、
メニューにオリジナリティがあるような穴場を探してみた方が面白いかも知れない。