石川あばれ旅の巻(3)

雨宿りに入った民家は金沢城だった!

加賀藩主前田氏の居城だったところ。
典型的な平城で、広大な中庭を体感できる。
また、二の丸を見学する事ができ、
その巨大な廊下は壮観である。




 
続いては金沢蓄音器館へ。

ここでは様々な現存する蓄音機が拝めるだけでなく、
その音色の聴き比べも(公開時間に合わせれば)体験できる。
実際聴いてみたのだが、
こんな昔の技術でも、とても良い音色で心がほだされたぜ・・。





 
続けてひがし茶屋街へ。
ここは金沢城下町として栄えた風情が残る一角。




確かにその佇まいは絵になるが、
なんとなく観光客向けに整備させた風情のように感じられたな。
カフェとかランチスポットなどが立ち並び、江戸版の竹下通りといった雰囲気。
 
だんだん日が落ちてきた。
俺様は痛む尻をおさえながら自転車を返却。
疲れた体を癒やすのは酒しかあるまい。
俺様は金沢名物と地酒が一通り注文できる店を選択して入店した。
訪れたのは「水魚」というお店。

一人なのでカウンター席に通される。
目の前に常に板前さんがいる。
この板前さんが話好きらしく、もの凄い話しかけてくる。(^^;
隣のカップルの彼女なんぞは、板前さんが離れたときに
「個人情報すごい聞いてくるんだけどー!」と彼氏に詰め寄っていたw

それはそれとしてまずはビールで作戦会議。

刺し身盛りや名物のノドグロはあえて控える。寿司食ったしな。
現地でしか食べれなそうなものを少しずつ。

まずは天然岩牡蠣のガーリックバター焼きでぃ!
岩牡蠣はちょうど時期だよねぇ〜。
美味い!ジューシーな牡蠣がさらにガーリックバターでパワーアップ!
口の中に入れるとフワーッと香ばしさが広がルンバ。
ビールが進む!

鮎の塩焼きと一緒に地酒飲み比べを頼んだぜ。
繊細な旨味の鮎で日本酒を飲み進める。
天狗舞 純米大吟醸 五凜・・キレがあるねー!
菊姫 限定酒山廃仕込 鶴の里・・飲みやすいなー!どんなツマミにも合うと思う!
獅子の里 純米酒 超辛・・辛いけど飲みやすい!

日本酒に移行したのでそれに合うもので調子上げていく。
こちらはさばのへしこ
へしことは、鯖に塩を振って塩づけにし、さらに糠漬けにしたものである。
この濃い味わいは日本酒必須だ!
う〜ん、良き珍味。

出ました。白海老のサクサク揚げ
優しい甘さの白海老日本海からの贈り物だ。
揚げることによりさらに香ばしさUP!
口の中でしょっぱさがとろけるー。

鴨の治部煮である。
鴨肉をそぎ切りにして小麦粉をまぶし、だし汁に醤油、砂糖、みりん、
酒をあわせたものと各具を煮合わせた金沢市の郷土料理。
これもまた酒のツマミにチビチビやるのに最適だぜ。

ここらで飲み続けた日本酒をご紹介。
純米吟醸 無濾過生原酒 獅子叱・・わりと辛口だねー!
手取川 純米吟醸 あらしぼり生うすにごり・・ガツン系!
特別純米無濾過原酒 白菊・・しっかりした味!
いや〜、今回飲んだ地酒はどれもおいしいなぁ。

そろそろ腹もパンパンなので最後の一品。
加賀れんこんのシャキシャキサラダでシメ!
それにしても加賀野菜うめーーっ!!

すっかりいい酒を飲んだ俺様。
お会計もかなりのものであった。
店員に「凄いですねぇ〜、うちの客単価の倍ですよ。」と言われたw
よかよか。江戸っ子は宵越しの金は持たないってね。

〜つづく〜