わが青春のPCエンジン(1)「魔境伝説」

今までレンタルサーバで掲載してきた『わが青春のPCエンジン』ですが、サーバの容量限界でこれ以上UP出来なくなってしまったので、改めてブログで更新していく事にしました。
そんなわけですでに公開済みのものも含めて順次UPしていきます。
第一回目はコチラ。
 
↓↓↓
 

魔境伝説
(ビクター音楽産業)
1988年9月23日/横アクション/5200円

PCエンジン発売から1年ほどでリリースされたビクター音楽産業参入第一弾。
(開発したのは「エイコム」)
 
『ラスタンサーガ』と『悪魔城ドラキュラ』を足したような雰囲気。
また、のちに発売されたジャレコの『ザ・ロードオブキング』にも似ているなと思ったら、企画者が同じだった。
 
主人公は腰に皮を巻いただけの半裸男。ほぼ原始人。
邪神教に連れ去られた彼女を救うために横スクロールステージを突き進む。
ちなみにパッケージによるとその彼女はブラしてないw

主人公の武器は斧のみ!男らしい!
まさに「THE LEGENDARY AXE」。(ゲーム内のタイトル画面のみこの副題がついている)

斧を振る攻撃ボタンとジャンプボタンで進む。
主人公が斧を振るスピードよりも敵の攻撃スピードの方が速かったりするので、少し速めに攻撃を仕掛けるのかコツ。
(敵に触れると攻撃がキャンセルされてしまうし)
あと、一度に敵が出現すると対処出来ない事も多いので、チョンチョン進むのも攻略の一つだw
しゃがむ事は出来るがそのまま移動は出来ない。
パワーアップアイテムを取ると斧のタメ攻撃が出来る。
これが良く出来ていて、タメた方が効果的にダメージを与えるため、敵に隣接して連打するゴリ押しプレイ防止に役立っている。
敵のパターンを読み、攻撃を避けながらタイミングを見計らってタメた攻撃を撃ち下ろすのだ。
また、最強状態まで強化すると、MAX攻撃で「ズガガガーン!」という衝撃が起こるようになり、これがとても気持ち良し。

このゲームは体力ゲージ制なのだが、マグマなど落ちたら一発で死ぬゾーンが多く、敵に殺されるよりもジャンプで死ぬ事の方がはるかに多い。
ステージクリアごとに体力が全回復してくれるのはありがたいが。

ダークな感じの背景はクオリティ高く美しい。
曲もそれにマッチしている。

デバッグ調整にハドソンも関わっているらしく、アクションも卒なくまとまった秀作と言えるだろう。
だが本作は数あるPCエンジンアクションの中でも知る人ぞ知るゲームになってしまっている。
たぶんその理由はあまりに地味であるからだと思う。
原始人が未開の地で斧だけで戦う。
しかもボスとして登場するのがだったりだったりするw

この無骨さは魅力ではあるけど、目立ちはしないわなぁ〜。(^^;
ちなみにPCエンジンで原始人と言えばのちにシリーズ化した『PC原人』が思い出されるが、本作のスタッフが企画したものらしい。

最終面は迷路のようになっており、ルートをメモして進まないと酷い目にあう。
ただでさえ気を抜くとすぐ体力を削られるので、殺意が芽生える(^^;
最終ボスの手前で体力回復アイテムが配置されてるのはせめてもの救い。
その最終ボスだが、これまでの地味路線に反してグロくて超クール!

ここまで辿り着くのはとても苦労するが一見の価値あり。
そして苦労の末に彼女の救出に成功って・・

オイッ!
胸まで服着てるじゃねーかっ!!
これが世に言うパッケージ詐欺か!!
今までの苦労を返せ!!


 

GAME DESIGNER
 
TOKUHIRO TAKEMORI
ABU
 
PROGRAMER
 
TSURUMOKU
P-OKABE
JUN YASUDA
 
GRAPHIC DESIGNER
 
ABU
SHIGENORI HASHIMOTO
TOMOKO SUGOH
 
SOUND COMPOSER
 
ATSUSHI CHIKUMA
TOSHIAKI TAKIMOTO
 
TEST PLAYER
 
JUN YASUDA
P-OKABE
 
SPECIAL THANKS
 
MR.AOYAMA
ONO-CHAN