2023年Switch総括

毎年年末にやっていたSwitch総括だが、
2023年まとめは年明けになってしまった。
2023年にリリースしたSwitchタイトルで印象的だったものを思い出していこう。
今年リリースされたSwitch向けゲームで購入したタイトルは83本だった。
(アケアカなどの復刻ゲームは除く)

リリース順に回想していこう。
なお、例年通理年末にリリースされたタイトルは遊び切れていないので
回想対象には入れていない。

 


【エイジ・オブ・ヒーローズ:始まりの章 (Age of Heroes: The Beginning)】
発売元:Green Sauce Games
発売日:2023年1月5日
3マッチパズルの応用ゲーム。
上下左右のパネルを入れ替えて同じ色を縦か横に揃えると消える。
ステージクリアの条件が4つあり、全て満たすとクリアとなる。
カラーパネル以外の特殊パネルを消したり、
パネルの挙動を利用して宝箱を下段まで運ぶのが熱い。
ゲームのテンポも良いので、飽きずに遊び続けられるスルメゲー。
物語展開は取ってつけたような「◯◯を持ってきて下さい」といったものの連続。
雰囲気出しにすらなっていない。
タイトルが「始まりの章」になっているが、
物語だけで引っ張れるゲームじゃない気がする。

 


【ドーナツ・ドド】
発売元:Flynns Arcade
発売日:2023年1月19日
1画面クリア型のアクションゲーム。
画面内のドーナツを全て集めたあとに大きなドーナツに接触するとステージクリア。
複数の敵キャラが様々な動きをしているので、
それらにぶつからないようにルートを決めていく。
かなり難易度が高く、コンティニューも無いので、
ステージ5までしか到達できなかった。
“80 年代前半に人気を博したゲーム”って解説されてるけど、
本当にあったゲームなのかな?それともそういう設定?
真相は不明。検索してもそういった情報は出てこない。
ゲームは「ドンキーコング」や「ドンキーコングJr」のインスパイアゲームで
なかなか面白い。
BGMが軽快。

 


【NeverAwake】
発売元:Phoenixx
発売日:2023年1月19日
少女の悪夢が舞台のサイドビューシューティング。
Lスティックで移動、Rスティックでショットの方向を決める。
Lボタンで無敵ダッシュ、Rボタンで特殊攻撃。
ステージの端まで進むとクリアではなく、敵を倒すと出現するハートを集めて、
収集率が100%になるとクリアとなる。(クリアになるまでループする)
クリアできなくても蓄積されたポイントで強化できたり、
ポイントを使って一時的にパワーアップした状態でステージ挑戦できたりする。
弱者救済要素として厚いサポート。
ステージギミックも技術的に凄い事を色々とやっている。
傑作と言っても過言ではない完成度。

 


【DRAINUS -ドレイナス-】
発売元:PLAYISM
発売日:2023年2月2日
横スクロールシューティング。
敵の攻撃を吸収するボタンがあるのが特徴で、
攻撃だけでなくガード要素にもなっている点が面白い。
また、シューティングとしての完成度が高く、プレイ感が良好。
難易度バランスも難しすぎず、ヌルすぎず。
ちゃんとしたプロの仕事が感じられた。

 


【ライクドリーマー】
発売元:わくわくゲームズ
発売日:2023年3月30日
前年12月に配信された「コスモドリーマー」の続編。
「コスモドリーマー」同様に弾幕避けが楽しくできるように調整されており、
こちらも良く出来た縦スクロール弾幕シューティングになっている。
イカみたいなオッパイのキャラクターは好みが分かれそう。

 


【キャノンダンサー Osman】
発売元:ININ Games
発売日:2023年4月13日
ストライダー飛龍」制作に携わっていたメンバーが
中心となって開発したアーケードのアクションゲーム。
ドイツのパブリッシャーであるININ Gamesが版権を掘り起こして移植したもの。
ゲーム起動まわりのUIなどかなり乱暴な作りだが、
ゲーム内容は「ストライダー飛龍」の続編じゃないかと思えるほど完成度が高い。

 


ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム】
発売元:任天堂
発売日:2023年5月12日
基本的な設計は「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」がもとになっている。
もともと完成度の高い傑作なので、
よりブラッシュアップされたゲームに仕上がっている。
だがそれと同時に一度プレイした設計なので、
前作のような驚きや衝撃はそれほど襲ってこない。
また、一撃で即死させてくるボスや、多すぎる操作設計による操作ミス誘発、
自分がどこにいるのか見えなくなってしまうカメラなど、
欠点もより目につくようになった。
最終的に即死リトライが繰り返される事に疲れ、装備を強くしようと探索するも、
それを手に入れるまでの条件が幾重にも重なっており、あまりに遠くて心が折れた。

 


【ゾンビ・オブ・ザ・ドット】
発売元:ケムコ
発売日:2023年6月27日
スーパーファミコンのようなドット絵で構成された
ゾンビサバイバルを世界観としたRPG。
ロメロ監督の映画「ゾンビ」をオマージュしたような内容で、
それに合わせてシンプルにシステムがまとめられている。
こういうタイプのゲームがなぜスーファミ時代に出なかったのか・・。
さすがこのタイプのRPGを作り続けたケムコである。開発経験が活きている。

戦闘の始まりと終わりに長めの読み込みが入る。
おそらくゾンビに集団で襲われたらピンチだから、少しずつ撃破していく・・
というゲームにしたかったんだと思うが、
読み込みが面倒なのでプレイヤーとしてはまとめて戦いたくなる。
(その方が効率が良い)
また、ゾンビから逃げ回るより戦った方がレベルが上がるので、
積極的に戦いたくなるのもゾンビサバイバルとしてはミスリードだと思う。
それと仕方無いにしても、敵が全てゾンビなので、
ゲームが単調に思えてくる。
様々なモンスターが登場するファンタジーRPGの意味に改めて気付かされる。

にしても8時間ぐらいでサクッとクリアできるので、
他のRPGには無かった世界観で遊ぶRPGという点だけで
十分魅力的なゲームである。

 


【爆裂武装バルビークル
発売元:Sanuk
発売日:2023年7月20日
横スクロールシューティング。
ステージ開始前に性能の異なる12種類のビークルから出撃する3機を選択する。
押しっぱなしでオート連射になるショットと、
弾数制限のあるスペシャルウェポンにボタンが分かれている。
また、空を飛んでいる間はエネルギーが減っていき、
エネルギーが無くなると自機のスピードが遅くなる。
地上に降りていると回復する。
地上に降りている間は3機を切り替える事ができる。
ビーグルの特徴が全然違うので、それらを使い分けるのが楽しい。
ビークルが破壊されてしまうと最終ステージまでずっと使えない。
登場人物が全員美少女キャラだが、
バストアップ画像の位置替えによる会話シーンがステージ間に挟まるだけで、
ゲーム自体は硬派な面白いシューティングである。

 


【ゼロファイアー -TOAPLAN ARCADE GARAGE-】
発売元:エムツー
発売日:2023年7月20日
東亜プランの横スクロールシューティングである
「ゼロウィング」「ヘルファイア」「ホラーストーリー」の3タイトルが収録。
「ゼロウィング」はアーケード版、メガドライブ版、PCエンジン版を収録。
ヘルファイア」はアーケード版、メガドライブ版、PCエンジン版を収録。
「ホラーストーリー」はアーケード版、PCエンジン版を収録。
“SUPER EASY”モードが秀逸で、
当時理不尽に感じた難易度高騰の原因を修正する事で、
オリジナルよりもより楽しいプレイが出来るゲームになっている。

 


【Pikmin 4 (ピクミン4)】
発売元:任天堂
発売日:2023年7月21日
小さな生物「ピクミン」を集団で率いて制限時間内マップを探索するゲーム。
前作「ピクミン3」は全然楽しめなかったクチなんだけど、
本作は凄く楽しかった。
複雑な枝葉を広げる事無く、実直なゲームデザインが遊びやすかったし、
何よりオッチン(サポートしてくる犬)の存在が
システムをより遊びやすく昇華させていた。
2023年ベストゲームの予感。

 

【Vampire Survivors】
発売元:poncle
発売日:2023年8月17日
周囲から集団でワラワラと近づいてくる敵の攻撃を避けながら生き残る
ローグライクなアクションRPG。
敵に攻撃を当てるとストーンを落とす事があり、これを拾うと経験値がたまる。
経験値が一定までたまるとレベルアップし、三択で何を強化するかを選択する。
また、光るコウモリを倒すと宝箱を落とすので、これを拾う事でも強化可能だ。
このようにして、どんどん手強くなる敵に対抗できるように成長させていくのがコツ。
そのプレイ中に集めたお金を使えば、
ゲームスタート直後から強化されている状態にパワーアップできたり、
強いキャラクターを選択してゲームを始めたりできる。
つまり遊べば遊ぶほど生存のチャンスが増えるというわけだ。
操作は移動のみで攻撃は自動。そのシンプルさが良い。熱中度に繋がっている。

 


【ニュークリア・ブレイズ】
発売元:レイニーフロッグ
発売日:2023年8月31日
サイドビューの探索アクションゲームで、プレイヤーは消防士。
基本的に襲ってくる敵のような存在はほとんど登場せず、
火の手を消火しながら道を切り開いていくのが特徴的。
消火するのは謎の研究施設で、
探索を進めていくと火災の原因が明らかになっていく構成。
最初からそういう設定なので、消防士感が薄い。
序盤は普通の火災現場でも良かった気がする。
テンポが良く、長さも適切なので最後まで楽しめた。

 

【スーパーハンドの大冒険!】
発売元:Devm Games
発売日:2023年9月21日
主人公は手首から先の「手」。蜘蛛のように全ての指を使って移動する。
「アダムスファミリー」とか「死霊のはらわた2」を思い出すね。
ジャンプしたり、指でつまんだり、指で弾いたりといったアクションを駆使して
ゴール地点にあるマグカップを目指すゲーム。
奇をてらっているだけでなく、物理挙動がゲームに上手くマッチしていて面白い。
パズル的要素もそれほど悩む事無くテンポ良く進み小気味よい。

 


スーパーマリオブラザーズ ワンダー】
発売元:任天堂
発売日:2023年10月20日
スーパーマリオブラザーズ」のサイドビューアクション系。
既視感のある構成ではあるが、丁寧に作られていて遊び心地が良い。
スーパーマリオブラザーズ」は難易度が高めのゲームなので
それほど好きではないが、
本作はそのあたりかなり気を使っていて、
エンディングまで難し過ぎず、簡単過ぎず楽しめた。

 

 

~総括~

思い起こせば「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・キングダム」「ピクミン4」
スーパーマリオブラザーズ ワンダー」と、任天堂の本気タイトルが楽しめた年。
いまや家庭用ゲーム機で本気タイトルをコンスタントに出している
日本の企業は任天堂ぐらい。
その任天堂からコンスタントに名作が登場するのは嬉しい。
そして2023年はやっとPlayStation5が買えた年。
今までオアズケを喰らっていたハイエンドなゲームも遊べる様になる。
Switchの天下はまだまだ続くだろうけど、
2024年はSwitchでサポート出来ないゲームも色々と体験していきたいぜ。