九十九里で朝を迎えた俺様は、
そこから茨城県へ向かった。
ついた場所は大洗である。
ホームに着くとすぐ出迎えるのは、
ガールズ&パンツァー。
「ガールズ&パンツァー」とは大洗が舞台のアニメ(以下ガルパン)。
俺様はほとんど観ていないので詳しくはないのだが、
戦車戦が部活になっている世界でその部員の女子高生達を描いた
萌えとミリタリーの要素を融合した作品・・らしい。
大洗の町を歩いていると、町の色々な場所にガルパンを見つける事が出来る。
昔からある古い酒屋とか米屋とかにもガルパンが飾られていて、
町おこしとしてガルパンがすっかり根付いているのがわかるぜ。
そうこうしているうちに腹が減ってきた。
大洗は海沿いに海鮮料理が食べれる店が密集している。
有名なのは「かあちゃんの店」と「悠久」という寿司店。
まだ昼前だというのに「かあちゃんの店」は凄い列。
俺様は列が少なかった「悠久」に行ってみたのだが、
20分経過しても列から1人も店内に入らなかったので店を変える事にした。
海鮮だったらどこの店行っても食材は良いわけだから、
人気店じゃなくてもそこまで味の違いは無いだろうという事で、
俺様はこちら「お魚天国」に入店。
すぐに座れたのでさっそく何を食べるか考えた。
やはり近海で獲れたばかりのものが良かろう。
という事で「朝獲れもの」と記載のあった「生しらす丼」を選択。
お新香、ひじき、卵と釜揚げしらすとワカメの入った味噌汁がついてきた。
普通盛りで頼んだのだが、十分な量。
そしてなにより生しらすがちゃんと美味い!
生臭さが全然無い鮮度の高いやつ!!
だが俺様はそれだけでは満足いかなかった。
海鮮の揚げ物がどうしても食べたかったのだ。
そこでミックスフライを単品で注文。
これこれ。
エビと牡蠣のフライだ。
港で獲れての食材、それの揚げたてを食べれる贅沢さ。
最高だ。最高の香ばしさだ。
ビール不可避!
さて、腹も満たされた。
そこからやってきたのは「アクアワールド茨城県大洗水族館」。
ここはサメとマンボウが売りの水族館らしい。
大水槽も壮大で良かったよ。
帰り道に「神磯の鳥居」という海の上の鳥居を発見。
心が洗われたぜ。
せっかくだからその正面にある神社へ向かう。
長い階段がしんどいぜ・・。
大洗磯前神社を参拝した俺様は、すっかり心が洗われた。
“大洗い”とはよく言ったものよ。
あとは美味いものを食って、酒で最後の清めをするっきゃないぜ。
まずは瓶ビールで乾杯。
そして今の時期、大洗に来たらゼッタイに食べる必要があるもの。
それは鮟鱇(あんこう)だぜ!
まずは鮟鱇を部位ごとに酢味噌で頂く。
う~ん。この弾力性こそ鮟鱇だ~。
酒に合う。絶対、酒に合う~。
そして定番のあん肝。
居酒屋でもよく食べるあん肝だけど、
ここまで鮮度の高い状態で食べるのは初めてだ。
まるでクリームチーズの如し!
ええい、まだビール残ってるけど日本酒いっちゃえ!!
そしてメインエベンター来ました。
あんこう鍋!
鍋フェスでちょっと食べたときに感動した想い出。
こうしてしっかり食べるのは長年の宿願であった。
肝を溶かして全体に行き渡らせる。
鮟鱇の身は部位によって食感が異なる。
ゼラチン質の強い部位は特に美味いね。
噛めば噛むほど旨味が溢れ出る。
そして鮟鱇のエキスをたっぷりすったスープがまたサイコー。
最後はそのスープで雑炊を作ってキメッ。
あんこうフルコースとして頼んだんだけど、
料理の点数が思ったより少なかったのは残念だったな。
定番の「あんこうの唐揚げ」ぐらいはあると思ってたから。
なんにしても鮟鱇を満喫できた。
民宿の部屋に戻り、大洗の地酒「月の井 吟醸」で
気絶するまで部屋呑みしたのであった・・。
ひとりGOTOの旅はまだ続く---。