ひとりGOTOの旅(01)

10月31日。
テレビではハロウィンで渋谷に集まる人々が映し出されていた。
もの凄い人混みである。
区は渋谷に来ないように呼び掛けるPRや警備員配備に
1億円の予算を使ったと言われているが、
少なくともPRの効果は無かったように思える。
東京もコロナの新規感染者は少なくなっていたけど、
1週間後には爆増してそうだ・・。
そうなると再び規制が厳しくなり、
アルコールの提供禁止やら、不要不急の外出禁止やら、
窮屈なあの日々に逆戻りとなる。
そこで俺様は思った。そうなる前に「ひとりGOTOキャンペーン」だ!

俺様はまず千葉へ向かった。
ディズニーランドへ行くわけではないぞ。
感染予防の観点から、人が密集するところには行かないのがマナーだ。
まずは腹ごしらえだ。
千葉駅近くには月曜と火曜にしかオープンしないカレー屋があるという。
「まる空間」というキッチン付きレンタルスペースがあって、
そこで営業しているらしい。
だが到着してみると、そこは「本格手打ち蕎麦 元さん」になっていた(^◇^;)

f:id:g16:20211104231507p:plain

レンタルスペースだから、個々の都合ですぐに入れ替わっちゃうのかなあ。
これもまた運命交差点。「もりそば」を頂いた。

f:id:g16:20211104231532p:plain

レンタルスペースを借りて営業するだけあって、仕事の入った蕎麦だね。
蕎麦が柔らか過ぎず、手打ちが活きてる歯応え。
蕎麦を3分で平らげると、俺様はそこからモノレールに乗った。

f:id:g16:20211104231603p:plain

「動物公園駅」で下車。
やってきたのは千葉市動物公園である。

f:id:g16:20211104231632p:plain

平日の動物園ならば混雑する事もあるまい。
そう考えたが甘かった。
平日の動物園には幼稚園児がワンサカいた(^_^;)
遠足とかかなあ。
なるべく幼稚園児の群れを避けながら移動経路を模索する。
それにしても幼稚園児達、走り回ったり奇声をあげたり、
猿山よりも猿感強いぜ(爆)

 

f:id:g16:20211104231717p:plain

f:id:g16:20211104231720p:plain

f:id:g16:20211104231722p:plain

f:id:g16:20211104231725p:plain

f:id:g16:20211104231728p:plain

f:id:g16:20211104231731p:plain

f:id:g16:20211104231735p:plain

f:id:g16:20211104231739p:plain

f:id:g16:20211104231742p:plain

動物達は檻の中の死角にいる事が多く、
さらにお客さんの見える檻に出す動物は制限しているみたい。
展示方法は昔ながらの動物園という感じ。

 

あと衝撃的だった事が2点。
鳥の檻でカモの食べる餌をスズメが集団で強奪していたこと。

f:id:g16:20211104231843p:plain


そしてもう一点は、トイレに行ったら便器の中に
ウソみたいにデカいムカデがいた事だ(××)

f:id:g16:20211104231909p:plain

 

さて、ここに来た最大の目的を明かそう。
この動物公園で最近チーターの赤ちゃんが生まれたのだ。
ネコ科の動物はすぐ大きくなるからね。
チーターの赤ちゃんが見れるチャンスは少なかろう。
ところがである。よもやよもや。
チーターの赤ちゃんを見れるのは定員500名。
その整理券が配られるのが13時から。
俺様はその列に並んだ。
俺様の数人後ろで整理券が配布終了になったので500人近く並んでいたのだろう。

f:id:g16:20211104232039p:plain

整理券を手に入れても終わりではない。
チーターが見れるのは15時15分からで、
時間になったら整理券を持っている人は改めて並び直さなければならない。
俺様は後の予定があるのであきらめたが、
せめて整理券に番号を振って、番号順に入場してもらうとかしないと、
整理券貰うために前の方に並んだ人が可哀想だよ。

 

チーターの赤ちゃんを見ずに撤退を余儀なくされた俺様は、
九十九里の海へとやってきた。
時間はすでに17時を過ぎている。
凄い・・。
この広大な砂浜に俺様1人しかいない。

f:id:g16:20211104232135p:plain

完全に「密」を避けている!
GOTOの勝利だ!

 

この日、俺様は白子温泉 白子ニューシーサイドホテル」という所に泊まる事にした。
外から見るとかなり古いホテルみたいなんだが、
ここは屋上に貸し切り露天風呂がある。
ここ最近、改装したのかな?
凄く雰囲気イイ♪

f:id:g16:20211104232250p:plain

f:id:g16:20211104232413p:plain

f:id:g16:20211104232259p:plain

雰囲気だけじゃなく泉質も良かった。
塩化物強塩泉で、海の水のようにショッパイ。
そして入浴後に驚くくらい肌がスベスベに!

 

ゴキゲンのままディナーに突入。
密を避けるために部屋食でお願いした。
まずは生ビールで喉を潤す。

f:id:g16:20211104232500p:plain


前菜をチビチビやってビールを楽しむ事にするぜ。

f:id:g16:20211104232516p:plain

前菜に用意されたのは4点。
無花果のレアチーズ寄せ。
イカの塩辛。
ままかり黒酢マリネ。
鰯の煮付け。
どれもビールに合う合う合う~。
塩辛は必要以上にしょっぱくなくてビックリ。

 

f:id:g16:20211104232547p:plain

刺し身五種盛り。
甘海老、ハマチ、マグロ赤身、サーモン、イカ

 

f:id:g16:20211104232605p:plain

伊勢海老きたーーーーっ!!!
俺様は伊勢海老をまるごと一尾食べるのは初めて。

f:id:g16:20211104232627p:plain

プリプリで甘い。甘海老の王様みたいな感じ。
これは刺し身以外の食べ方もいつか試してみたいなぁ。
ちなみに伊勢海老の漁獲量は三重県に次いで
千葉がシェア2位をキープしているのだ。

 

f:id:g16:20211104232703p:plain

ハマグリの酒蒸しキターーーーーッ!!!
九十九里と言ったらハマグリは名産品。
都内の居酒屋ではハマグリという名でホンビノス貝を出している店もあるが、
本物のハマグリは高級食材。
弾力が合って噛むほどに旨味がジュワワワワーッ!
もうダメだ。日本酒も頼もう。

 

f:id:g16:20211104232748p:plain

頼んだ日本酒は菊一輪
九十九里の地酒だ。

 

f:id:g16:20211104232915p:plain

トマトのカプレーゼ風。
アッサリしてて、旨味の渋滞だった口の中をリセット。
いいぞいいぞ。

 

f:id:g16:20211104232946p:plain

一人用鍋のすき焼きなんだけど、
この肉がすげぇ美味いの!口の中で溶けるやつ!
ブランド牛だったのかなぁ。部屋食だったので聞けなかった。

 

f:id:g16:20211104233021p:plain

豆アジ南蛮漬け。
この他には炊き込みご飯、あおさみそ汁、茶碗蒸し、
香の物、メロンとプチケーキ・・という点数の多さでも高い満足度。
食後もビールをダラダラ飲みながら余韻を楽しんだぜ。

 

余談だが翌朝の朝食ビッフェがコチラ。

f:id:g16:20211104233058p:plain

まさか伊勢海老のみそ汁が出るとは思わなかった。
すげー美味い♪
スクランブルエッグ丼は俺様がホテルのビッフェでいつもやるスタイル。

 

ひとりGOTOの旅はまだ続く---。